FIVE NEW OLD メジャー3rd EP「WHAT’S GONNA BE?」リリース!

FIVE NEW OLD | 2019.03.11

 いい意味で今のFIVE NEW OLD(以下:FiNO)は天邪鬼(あまのじゃく)で欲張りだ。「分かりやすさと親しみやすさを、シンプルではなく違った類で表したい」「王道さは出したいが、そこにキチンと自身のアイデンティティを刻み込みたい」「パッと観やパッと聴きでも惹き込みたいが、他のアーティストとは違った手法でそれを行いたい」等々。だがしかし、その全ての要求を満たした感のある新作が届けられた。それこそがこの彼らのニューEP「WHAT’S GONNA BE?」に他ならない。
今作収録の4曲には、FiNOらしいONE MORE DRIPが各楽曲の至るところにトラップのように仕掛けられていながらも、分かりやすく伝わりやすく、初見や一見までも一発で取り込み、一緒にその輪に入り込めさせる力を擁した楽曲たちが立ち並んでいる。
今作を機に、より幅広く多くの人が彼らを知り、その楽曲たちは広がり、浸透し、合わせてFiNOの名もこれまで以上に多くの人に刻まれていくことだろう。さぁ、そんなFiNOの贈る演者と観者とで完成させていくその輪の中に、入るなら今だ!!

EMTG:今回のEPからは、4種4様に現在のみなさんの「ここに来てみなよ。探している答えがあるかもしれないぜ」の姿勢を凄く感じました。まずは今作に至った経緯からお聞かせ下さい。
HIROSHI:ワンマンツアー等を経て、これまで色々と経験してきた中で、やはり来てくれた人や僕たちの音楽に出会ってくれた人を、誰一人として置いてきぼりにするようなライブや音楽は作りたくない。そんな想いが強くなっていったんです。そこから歌だけでなく、より楽しんでもらえるものを探し始めて。いわゆるリズム等で一緒に楽しんでもらえる。そんな楽曲にしたいなとの想いが芽生えてきたんです。そこからですね、今作を作り始めたのは。
WATARU:ここに至るにはもう一つ、僕たちが海外のフェスに出たことも起因していて。国外でライブをやった際に、そこで音楽を分かち合う楽しさを知ったんです。それが「音楽で一つになれる」との大事なキーワードで。
EMTG:そうなると今作の最大のポイントは、やはり表題曲の「What’s Gonna Be?」にありそうですね。
HIROSHI:そうですね。中でもこの曲は特に分かりやすさを重視したので。あと、初見でも触れやすいところとか。更に間口を広げたい意図もあり作った面もあります。
EMTG:その「分かりやすさ」というのは、この「What’s Gonna Be?」の大きなポイントだと私も感じました。
HAYATO:「What’s Gonna Be?」に関しては、まずはリズムがテーマにあったんです。だから極力、分かりやすくシンプルに、且つクラップ等も入れてお客さんも一緒に楽しめる。その辺りを着地点に作り進めていったんです。
WATARU:今作では、リズムでの分かりやすさはもとより、歌詞にしても簡単で、どこの国の人でも分かりやすい単語をあえて使い、親しみやすさを表したりしてますからね。おかげさまで自分たちなりの分かりやすさを色々と詰め込めた作品になりました。
SHUN:これまでのFiNOはカラオケ等で、お客さんが歌いづらいところもありましたからね(笑)。「なんか英語詞がむずくねぇ?」みたいな(笑)。
HIROSHI:それ、実際にファンの方からも言われたことがあって。「カラオケにFiNOが入ってたんで、嬉しくて入れたんですけど、難しくて歌えませんでした(笑)」みたいな。嬉しかったけど、むっちゃ複雑な心境でした (苦笑)。
SHUN:それらも踏まえ、「それをもっと多くの人が親しめるものにしようよ」的な話はメンバー間で色々としました。これまでは、「楽曲のクオリティや質をどう高めるか?」に入れていた注力も、今ではそこはもうクリアしているだろうから、次のステップに行こうよって。次は、「どうやったらもっとお客さんの心を掴めるか?」とか、「ライブで初めて聴いてもノれるか?」「果たしてライブで一緒に歌えるか?」みたいな話し合いはかなりメンバー間でしましたから。
EMTG:中でもやはり、「What’s Gonna Be?」は凄く王道ですよね。しかも、その王道のポップスとトレンドとの融合のさせっぷりがかなり秀逸です。
HIROSHI:どうせだったら自分たちの曲を口ずさんで欲しいとの気持ちは常にずっとあって。自分が好きな洋楽のアーティストを改めて聴いてみたら、案外難しい単語を使っていないことに気づいたんです。そこから英語が母国語じゃない方でも口ずさめたり、フックになるような歌詞が必要だと思い至り。いわゆる言葉のキャッチーさの大事さに改めて気づいたんです。だけど反面、それを分かりやすさだけで終わらせたくはなくて。そこからですね、これまでの自分の歌メロともまたちょっと違う、ひねくれた感じにしてみたのは。
EMTG:分かります。一見シンプルで分かりやすく伝わりやすいですが、実はかなり緻密に作られてますもんね?
SHUN:かなり色々な部分で実験させてもらいました。
HIROSHI:それが僕たちが今作で大事にしていた、分かりやすさの中の気づきだったりするんです。ちょっと知恵を分け合いシェアする、みたいな。そんな気持ちで音の面も歌詞の面も書きました。
EMTG:それは聴いていくうちに、「あれ、これなんだろう?」「この歌の意味って何だろう?」と耳に引っかかって、自身で調べ、発見していくことへの期待の類ですか?
HIROSHI:そうです。ストンと入ってくるところもあれば、「何だろう?今のは?」という部分があることで、聴いた人が新しい何かを見つけてくれると嬉しいです。あわよくばそのような楽曲になりたいですから。僕自身、音楽をそうやって聴いてきたし、好きになった要因もその辺りを持ってたからですね。
EMTG:それに伴って色々と遊び心も注入されてますもんね。シンプルとは違う分かりやすさというか。
HIROSHI:実は僕、今作のアレンジに関しては、ほぼ手を出してないんです。そのぶん今回は、とにかくいいメロディを量産する。そこに注力を置いていたので。あとは、そこに分かりやすい歌詞を注いでいくことにフォーカスしていたりで。逆にアレンジに関しては、WATARUに軸になってもらい任せた感じでした。なので、アレンジがついたものを聴いた際には、“おおっ、こうきたか!?”みたいな新鮮な発見もありましたね。
WATARU:けっこう今回はメロディや歌詞が王道な分、それをそのまま活かして作ってしまうと、ちょっと平坦な感じになってしまう懸念の曲たちもあり、一度自分の中で全て壊させてもらいました。そこからですね、色々と試したのは。リズムパターンも色々と考えたり。「What’s Gonna Be?」に関しても、最も楽しい感じを出すにはこのリズムか?等々色々と試してみたり。
HAYATO:今回はこれまで以上にみんなで話し合いながら作り上げていきましたから。それが大きい。ドラムにしても、より歌を活かしたり映えさせたりとシンプルにリズムキープに徹している部分も大きいです。
EMTG:そんな中、何か意識したものはありましたか?
HAYATO:ノリやすさ、ですかね。元々は僕、ロックドラマーなんで、どうしても手数が多くなっちゃって。だけど今回はそれをグッと堪えました(笑)。その代わりドラム以外のアイデアでそれを補ったり。
EMTG:それは例えば?
HAYATO:M-2の「Please Please Please」にはパーカッションが入っているんですが。これなんてスタジオにちょうど置いてあったものを、「これ入れてみようか?」って借用して(笑)。そうそう。僕、その際に初めてコンガを叩いたんです。しかもいい音の出し方が分からず、YouTubeにアップされていた動画を参考に叩いてみたんです。だけどいかんせんあのような音はなかなか出せず。自己流で叩いているうちに、いい音が出るポイントに行き当り、「それ!録るなら今だ!!」と入れました (笑)。
HIROSHI:M-4の「Don’t Try To Be Perfect」のドラムも最初は全部打ち込みの予定だったんです。そこに実験的に、「ドラムを生で録ってみたらどうなんだろう?」とレコーディング中にフラッシュアイデアが浮かんで。試してみたらそれが凄く良かったので、それが採用になったり。おかげさまで元曲では感じられなかったエモさを醸し出すことが出来ました。
EMTG:「What’s Gonna Be?」に話を戻すと。これまでカッコイイとかクールとか、おしゃれやアーバンな面はありましたかが、この曲のようなウキウキするようなファンなタイプの楽曲はFiNOの中でも無かったですもんね。
HIROSHI:確かになかったです。でもその辺りは、僕たち出自がポップパンクバンドだったりするので、元々持ってはいたものではあって。昔からファンやハッピーな感じは好きだし、根っこにはあったりするんです。なので作っている時も新鮮さよりも先に懐かしさがあって。その感覚に実験的な部分や、その後、色々な音楽的な経験値を積んでそこに立ち返れた面白さだったり、いかに分かりやすさと陳腐さとを同居できるか?その辺りは狙ってました。でも、最終的には楽しんでもらうという面は絶対にブラしたくなくて。いわゆるいかにポップで楽しいものの中にふと気づく瞬間を散りばめられるか?そこを念頭に作っていきました。
SHUN:僕は基本、HIROSHIくんとWATARUくんが作るものが絶対の至上主義というのがあって。いわゆる出来てきたものに対して手を出すのではなく、それを基に引き出してあげることを主眼に置いてます。言い換えると、出来たものに対して色々と俯瞰や客観的なアイデアを交えさせてもらうスタンスというか…。それが今回は今まで以上にそれをやらせてもらえて。例えば、M-3の「Better Man」のサビなんてリズムをガラッと変えたりしてますから。その辺りは王道を出すにしても、そのまま出すのではなく自分たちらしさやっぽさを組み合わせて出してます。結果どの曲もキチンと分かりやすくも自分たちらしさやアイデンティティも表せた自負はあります。
EMTG:あと、今回のEP全体の特徴として、凄くお客さんが入り込める隙間を感じました。いわゆる、余白や行間、余韻等があって、そこにお客さんが自分を映したり、参加したりして一緒に楽曲を完成させていくタイプの曲が揃ったかなって。
HAYATO:それも大前提の一つにありました。ライブの多いバンドなので、お客さんと面と向かって一緒に楽しむ、そこは非常に大事にしていて。もちろんライブで聴いてもらい、心地良くなって帰ってもらうのもありですが、もっと一緒に楽しめる曲があってもいいんじゃないかなって。いわゆる一緒に楽しもうよって曲。それを作るための今作でもありましたから。
WATARU:メロディやリズム、楽曲構成もそうですが、歌詞の単語もそれを担っていると思います。今までと違う一体感を感じるのは、そこもポイントにあるでしょう。今までやっていたようでやってなかったことでもありましたから。
SHUN:それらも含め海外の人でも一緒に楽しめる、それを意識した部分もあります。海外のフェスに出させてもらった際に感じたんですが、向こうではお客さんがむっちゃライブ中に一緒に歌ってるんですよね。むちゃくちゃ楽しそうに一緒に参加してる。ああいった光景を見るにつれて、ああ、もっとこうやったら自分たちもお客さんも楽しいかもと。パッと聴いた一見さんでも参加できる、そこも目指しました。
EMTG:まさにみなさん標榜するところの「ONE MORE DRIP」の精神ですね。でも、楽曲のバラエティさとは裏腹に歌詞の部分では4曲それぞれながら根底のテーマでは近いものを感じました。
HIROSHI:歌詞に関しては、自分自身、物事に白黒はっきりつけられる人間ではないところも現れています。でも白でも黒でもないそのグレーな部分にこそ人間らしさや、そこからかいつまんでなんとか答えを出していくところに人が生きていく本質があると常々思っていて。その辺りをなんとなくみなさんが分かってもらえるような単語を選んで表現してみました。
EMTG:今作は、みなさんの標榜している「ONE MORE DRIP」はもちろん、加えて「MORE ONE DRIP」の要素も感じました。
HIROSHI:言い得てます。結局はその一滴一滴を重ねていくことなんでしょう、人生を豊かにしていくことって。それらを重ねていくと程よい味わい深さが出る。その辺りも含め是非味わって欲しいのと、あとはライブで是非みんなと一緒に味わいたいです。多少かもしれませんが、きっとこれまでよりも人生が豊かになるかもしれないですから。

【取材・文:池田スカオ和宏】

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リリース情報

WHAT’S GONNA BE?

WHAT’S GONNA BE?

2019年03月13日

TWILIGHT RECORDS

1. What’s Gonna Be?
2. Please Please Please
3. Better Man
4. Don’t Try To Be Perfect

お知らせ

■マイ検索ワード

HIROSHI
目覚まし時計
これまでは基本、携帯のアラームで目覚めてたんです。だけどそれだとなんだか疲れが取れない気がして。熟睡した気になれないんです。元々不眠症タイプなので眠るのにも苦労していて。そんな中、なんか快適に眠れる方法はないものか?と目覚まし時計を調べていたら、今は音だけでなく色々な方法で目を覚まさせてくれるものがあることを発見して。中には音と一緒に光で目を覚まさせてくれるものもあったり。人はあるルクス以上の光を浴びるとセロトニンが分泌されて、それが目覚めの作用を及ぼすそうなんです。「おっ、これいいじゃん!」と思い値段を見たら2万7千円で。そんなにするんだ!?と。今それを買うか悩み中です(笑)。

SHUN
ヨーグルトメーカー
僕、健康の為にR-1をこれまでめっちゃ飲んでたんです。でもあれって1本当たりでもけっこうな値段じゃないですか。で、調べてたらR-1一本と牛乳一本でR-1の菌を培養できるものがあることを知って。それで今後は節約しようと。しかもそれは牛乳パックをそのまま入れるので衛生上も他の雑菌が入らないんです。実はこれをネットで昨日注文したので、今日これからそれが家に届く予定なんです。

HAYATO
食べたいもの その糖質
年末からの暴飲暴食がたたり、今までにないぐらい太ってしまったんです。それもあり、年明けから糖質制限ダイエットを始めたんです。以降、何かものを食べようと思った時は、ついついまずは糖質を調べちゃって。「これ食べたい」的なものが浮かんだら、まずはその糖質を調べちゃう癖がついちゃったんです。調べて、「ああ、こんなに入っているんや!?」って(笑)。おかげさまで成果も出て4Kg痩せて元に戻ることが出来ました。でも実際は食べなかったから痩せたんじゃないか?との節もあるんです(笑)。

WATARU
Diddley Bow(ディドリーボウ)
一弦しか張っていない楽器なんですが、ブルースの根本はこの楽器から始まったとも言われていて。見た目バンジョーっぽいんですが、そこに一弦しか張ってないという。いわゆるフレーズしか弾けない楽器なんですが、それを使ったアーティストやミュージシャンの動画等を調べました。中にはギターに一弦しか張っていないアーティストの演奏シーンとかもあったりして。


■ライブ情報

FIVE NEW OLD ASIA TOUR #JAPAN
05/18(土)梅田CLUB QUATTORO
05/23(木)名古屋CLUB QUATTORO
05/25(土)マイナビBLITZ赤坂

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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