ヤングオオハラ 成長と深化の跡を刻んだ 2枚目のアルバムとなるミニアルバム「YOUNG☆TONE」

ヤングオオハラ | 2019.08.21

 沖縄在住の4人組、ヤングオオハラは作品を経るごとに成長と深化を遂げている。今年、2カ月連続配信シングル「中南海」、「キラキラ」を発表し、持ち前の楽曲センスに磨きをかけた彼ら。今作はボーカルとリリックに比重を置き、ミドルテンポで攻める楽曲が多く収録されている。曲調的にはシンプルになったけれど、演奏面では技術が必要とされる場面も増え、バンドとして一皮も二皮も剥けた作風になったと言えるだろう。メンバー4人に今作の魅力について話を聞いた。

EMTG:5、6月と2カ月連続配信シングル「中南海」、「キラキラ」をリリースしましたよね。今作はその2曲を含む全7曲入りですけど、またバンドの新たな側面を見せた素晴しい作品に仕上がりましたね。
ヨウヘイギマ:そうですね。前作とはまた印象が変わった、と感じてもらえるかなと。ミドルな曲が多いし、いままでとは違う攻め方をした曲が増えましたからね。聞いた人からどんな反応が返ってくるのか、今から楽しみです。
EMTG:確かに前作と比べても、疾走感のある曲は少ないかもしれないですね。
ギマ:そこは自然にそうなったんですよね。レコーディングが始まって、ミドルな曲ばかりだなと気付いた感じなんですよ。自分たちでもどれが推し曲なのか、わかりづらいよねという話をしてました。でもアレンジしたら、どれもいい感じに仕上がったから。
ミツキング:なぜかGのコードから始まる曲が多くて、それは何でだろうな(笑)。
ギマ:あと、今回はほぼ歌詞が先にできた曲が多いんですよ。昔のフォークソングみたいな作り方だから、ミドルの曲が多くなったんじゃないかと。歌詞優先だと、どうしてもミドルになっちゃうから。
EMTG:歌詞優先で言葉に重きを置くと、より伝わりやすいテンポ感に落ち着くんでしょうね。ちなみに前作は曲優先だったんですか?
ハローユキトモ:前作は詞と曲が同時にできた曲が多かったんじゃないかな
ギマ:今回は歌詞やメロディ重視になりましたね。
ユキトモ:自分たちでもいい作品ができたと思います。聴きやすい作品になったんじゃないかな。
ミツキング:まだライブでも数回しかやってないからね。
ノリバルカン:ライブで演奏するのは難しいです。
EMTG:ミドルテンポの曲調は勢いでごまかせないですもんね。表現力が問われるというか。
ノリ:ああ、そうですね(笑)
ミツキング:ノリが初めてコーラスする曲もあるもんね。
ノリ:でも、叩きながら歌うのは楽しいですからね。ただ、曲の全体を見ながら叩かなきゃいけないから、演奏は難しいです。
ギマ:確かにライブで演奏するのは難しい曲たちですね。演奏に広がりがないと、小さくまとまってしまうし・・・言っちゃうと隙間の多い曲だから、演奏力が求められると思います。
EMTG:大型フェスなどに出演する機会も増えてきて、バンドが見たいと思う景色も自然と大きくなっているのかもしれないですね。楽曲のスケール感は一段と増しているので。
ギマ:少し大人になったのかもしれないですね。自分が好きなメロディラインは速い曲よりも、ミドルのバラードだから。俺らっぽい色が出ているのは、今作の方かなと。「TV girl」はもともと高校生のときに作った曲なんですよ。めちゃくちゃアレンジしたので、原曲とはだいぶ掛け離れたけど、いい仕上がりになったと思います。それと「決勝戦」も昔の曲なんですよ。
EMTG:後半の2曲(「TV girl」、「決勝戦」)は昔にあった曲なんですね。
ギマ:「中南海」も初期の曲だし、あとは新曲ですね。
EMTG:「TV girl」は展開も凝っているし、ちょっとこれまでとはタイプの違う曲調ですよね。
ギマ:ドラムを先に録ってたから、作り方がまた違うんですよね。だから、僕らっぽいテイストとは違う感じに仕上がったのかなと。
ミツキング:他人の曲みたいな感覚はありましたね(笑)。
ギマ:新しいメロディを付けたから、過去と今のハイブリッドみたいな感じです。
ミツキング:かっこいい(笑)!
EMTG:結果、新境地的な楽曲に仕上がったと。今作はシンプルな曲調が増えてますよね。「アイラ・ビュー」はスカのリズムを取り入れた軽快なサウンドで新鮮でした。
ギマ:その曲は「G-SHOCK」という言葉を歌詞に入れたくて。そういう書き方が多いんですよ、そういう言葉を入れたいって。それから情景を思い浮かべるんですよね。スチャスチャっていう裏打ちのリズムも入れてるし、「アイラ・ビュー」は僕らの歴史を総まとめしたようなアレンジかもしれない。後半は僕ら節が効いているなと。
EMTG:ユキトモさんのボーカルに関してはいかがですか?
ギマ:今回のメロは攻めまくってますからね。
ユキトモ:だから、歌いづらいっす。でもそれがいいんですよね、練習になるから。いままでは歌えないから辞めよう、というケースが多かったけど。今回はギマが思い通りのメロディを投げてくれるから、歌いづらくなっているだけですからね。
ギマ:「キラキラ」を最初に歌ったときにめっちゃヘタだったんですよ。だけど、今回は気にせずに作りました。みんなのスキルも上がったから、ドラムには難しいことを要求するようになりましたね。あと、ベースソロじゃないけど、ベースが目立つパートを入れたりして。
EMTG:「ハセスとココロ」はベースの音色が印象的に響きますよね。
ギマ:そうですね、「キラキラ」もそうだし。曲はシンプルになったけど、演奏としては難しくなってるんですよ。シンプルにしたというより、シンプルにできるようになったという。
EMTG:なるほど。では、今作の歌詞のアプローチで変えたところはあります?
ユキトモ:「ハセスとココロ」の歌詞は僕が書いているんですけど、以前はバーッと書いて終わりという感じだったのが、今回は何度か読み返して・・・消しては書いてという作業をやりました
ギマ:確かに昔の歌詞と比べて、意味がわかりやすくなったし、話として繋がるようになったというか
ユキトモ:昔はどうでも良かったんですよ。でも今回はストーリーが見えるような感じになってるかもしれない
ギマ:曲調もストーリー性があるからね。それも大きいかもしれない。「HANBUN」の歌詞とか意味がわからんもんね(笑)
ユキトモ:そうそう。勝手に考えてくれ、という気持ちが強すぎたから。そこから少し変わりましたね。自分が歌いながら、イメージしやすい歌詞を書くようになったのかもしれない。
EMTG:お二人(ユキトモ、ギマ)の歌詞は対照的なので、それがまたバンドの大きな魅力になってます。ギマさんはストレートな内容だし、ユキトモさんは景色や情景が見えるようなアプローチが多くて。
ギマ:見た目はユキトモの方がストレートに書きそうじゃないですか? だから、それも面白いと思いますね。自分は歌わないから、恥ずかしいことも書けるんですよ。
EMTG:なるほど!
ユキトモ:それは絶対あると思う。
EMTG:今作の楽曲がセットリストに加わると、またライブの雰囲気は変わりそうですね。
ギマ:うん、一皮剥けますよ!って感じですね。
ミツキング:僕らはさらに飛び立ちますよ。
ノリ:楽しく頑張って演奏したいです。
ユキトモ:おまえいつもその言葉やん(笑)!
ギマ:今作のツアーは僕らの新しい魅力がより伝わればいいと思ってます。日々、成長しますからね。

【取材・文:荒金良介】

tag一覧 J-POP ミニアルバム インタビュー ヤングオオハラ 男性ボーカル

リリース情報

YOUNG☆TONE

YOUNG☆TONE

2019年08月21日

MUNCHKeeN RECORDS

1.MAGIC
2.キラキラ
3.アイラ・ビュー
4.中南海
5.ハセスとココロ
6.TV girl
7.決勝戦

お知らせ

■マイ検索ワード

ミツキング(Ba)
ミンネミョトウ
俺とユキトモで食べに行ったご飯屋さんで、ベトナム人がやってて、レシートに担当名が書いてあるじゃないですか。
その人の名前です。ググッて見たけど、何も検索結果は出てこなかったです(笑)。

ノリバルカン(Dr)
ゴムが破れたときの対処法
それは・・・まあ、そういうことです(笑)。

ヨウヘイギマ(Gt)
寿限無
途中までしか言えなかったので、それで調べました。

ハローユキトモ(Vo/Gt)
ヤフー路線
めっちゃ駅の乗り換えで調べてるんですよ。結構、迷いますからね。渋谷からどう帰ればいいかわからなかったですからね(笑)。



■ライブ情報

ヤングオオハラ
“OOHARA EXPRESS 2019秋”
オフィシャル最終先行

https://eplus.jp/youngoohara19aw/
2019/08/21(水) 12:00 〜
 2019/08/25(日) 23:59


ヤングオオハラ
“OOHARA EXPRESS 2019秋”

10/19(土)金沢/VANVAN V4
10/20(日)新潟/GOLDEN PIGS BLACK
10/26(土)仙台/HOOK
10/27(日)秋田/LIVE SPOT2000
11/03(日)札幌/COLONY
11/16(土)福岡/Queblick
11/17(日)広島/BACK BEAT
11/23(土)高松/TOONICE
11/24(日)大阪/梅田Shangri-La
11/30(土)名古屋/CLUB UPSET
12/01(日)東京/渋谷Star lounge
12/15(日)沖縄/桜坂セントラル

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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