北海道出身のスリーピース・バンド-KARMA-、2nd E.P.「DAYS E.P.」リリース!

-KARMA- | 2019.10.16

 北海道出身のスリーピース・バンド、-KARMA-が2nd E.P.となる「DAYS E.P.」をリリースする。高校生の頃から地元の音楽フェス『JOIN ALIVE』に出演するなど精力的な活動を続けている彼らだが、今作は高校卒業後、初のリリースとなる。金田竜也(Dr/Cho)、畑山悠月(Vo/Gt)、斉藤陸斗(Ba/Cho)の3人が新たな環境の中で勢いのある音を紡ぎながら、揺れ動く不安を吹き飛ばすような「デイズ」を始め、どの曲もリアリティをグッドメロディで描ききる。特に畑山のパーソナルな心理描写と静かな町の景色とのコントラストがドラマチックな「ぼくの部屋、朝のまち」など、ドキッとするような新境地を鳴らす楽曲も。バンドとしてまだまだ大きな可能性を感じさせる‐KARMA‐、その現在地を畑山に語ってもらった。

EMTG:「DAYS E.P.」、良い曲が揃いましたね。
畑山悠月(Vo/Gt):ほんとですか!?嬉しいです。去年出した『イノセント・デイズ』はすごく良い作品になったと思うから、それを越えなきゃっていう自分の中でのプレッシャーみたいなものがあって。自分たちの成長も見せたいなと思っていたので、ちょっとずつ進化してる過程が聴いてもらったらわかるんじゃないかなと思います。
EMTG:高校卒業後の環境の変化も大きかったと思いますが、バンド活動はどう変わりましたか?
畑山:高校の時は学校が終わってバイトとかがある日は帰ってきてから曲作りをやっていたのでしんどかったですけど、でも僕は卒業したら音楽一本でやっていこうと思っていたので、毎日曲を作ってたんです。今考えるとやっぱり学校という存在はデカかったなと思います。学校に行けば早く帰りてぇとか、考えなくても歌詞が出てきたんですけど(笑)それがなくなって。でも逆に今はライブで全国に行くことも増えたし、新しい土地にも行って、色んなことを見て、そういうタイミングでレコーディングできたのが良かったですね。例えば1曲目の「デイズ」は高校卒業してあまり時間が経ってないタイミングで出したかったので、今出せて嬉しいです。
EMTG:高校生活の中で感じていることを曲にしていたから、最初は戸惑った部分もあったんですか?
畑山:そうですね、なんかやっぱり、友達の存在がデカかったなと。学校に行く一番の目的は休み時間に友達と遊んだり話したりすることだったので。今も高校の時に仲良かった友達と遊ぶんですけど、みんな4月から学校に行ったり就職したりしてるんで、前みたいに毎日遊べたりはしなくて。だから友達と顔を合わす時間が減って、一人でいる時間が増えました。街に行く時も映画に行く時も一人だし。でも一人が好きな自分もいるので、イヤフォンして音楽を聴きながら街を歩いたりしてます。すすきのの街を夜中に一人で音楽聴きながら歩いていると、それまで感じなかったことを感じたりします。
EMTG:「デイズ」はいつ頃書いた曲なんですか?
畑山:これは高校を卒業して、5月くらいですかね。高校卒業した今、みんなのことをどう思うかっていう曲を作りたかったんですよね。というのも僕の親友に彼女ができて、遊んでくれなくなったんですよ。そいつは家が近いんで、深夜でも遊びに行ったり一緒にラーメン食べに行ったりしてたんですけど、彼女ができて『今日は彼女と一緒にいるから無理』って言われることが多くなって。僕はその遊べない時間にバンドの曲を作って、それで有名になるのが僕の夢だなと思って。逆にそいつは彼女とのこれからを考えることも夢の一つじゃないですか。そういう風に考えたら前向きに思えてきて。僕は僕だし、あいつはあいつで。みんなそれぞれ色んなことあるんだなと思って。でもみんな良い方向に進んでて、自分もきっと周りからそう思われてるんだろうなって。あいつはバンドで頑張ってるって。そんな前向きな歌を書きたかったんです。
-KARMA- / デイズ [Music Video]
EMTG:2曲目の「バンド」に関してはどうですか?〈君の好きな人にじゃなくて 好きなバンドになりたいよ〉ってキラーフレーズだなと思ったんですけど。
畑山:今までも僕が好きになる人って、音楽が好きで趣味が合う人が多かったんです。そういう人って『悠月のバンドも好きだよ』って言ってくれるんですけど、その人のSNSをチェックしてもインスタのストーリーで色んなバンドのこと上げてるのに-KARMA-のことを書いてるのを見たことがないんですよ!
EMTG:あはははは!嫉妬してる。
畑山:絶対好きじゃないじゃん、とか思っちゃって。そういう時に、その人の好きな人じゃなくて好きなバンドになりたいなと思ったんですよね。だからもう、サビはそのまんま(笑)
EMTG:バンド活動を通じて自分自身が認められたいと思う人もいますけど、そうじゃないんですね。あくまでもバンド。
畑山:そうですね。自分は、俺というよりバンドを好きになってもらいたいですね。好きな人の好きなバンドになれたら、モチベーションが上がりますし。
EMTG:この曲ってロックンロールなベースラインが、途中でスカっぽいリズムになったりして変化がありますね。
畑山:あのベースは陸斗がいきなりスタジオで弾いたものが、あんまり今までやってなかった感じで良くて。途中でスチャスチャッてなるところは、SuchmosとかYogee New Wavesとか夏に体を揺らしながら聴くおしゃれな音楽はできないけど、これが俺らなりのおしゃれだぜっていう意味合いです(笑)
EMTG:なるほど(笑)。そして〈少しだけ将来のことを真剣に考えてみる/でも5分後にイヤホンを最大に上げて 涙を拭いた〉という部分がすごく悠月くんらしいなと。
畑山:これは飛行機での移動中に思ったことで。飛行機の中から色んな街を見て、自分は今、バンド活動で色んな街を飛び回ってて幸せだなと思うのと同時に、この幸せは続けて行けるのかな?ってちょっと不安になって。そんなことを考えながら好きなバンドの曲を聴いたら全部忘れるみたいな(笑)、そんなことがたくさんあるので。
EMTG:音楽で不安をかき消す、というのは最後の「blue!!」という曲にも入ってますね。まさに心のモヤモヤをぶっ飛ばすような曲調で〈ずっと青いまま 難しいことなんていらない〉と歌われていて。
畑山:そうですね。青春っていう感じのメロディとフレーズだなと思います。これは今回のEPの中で一番最後にできた曲です。どんな曲を作ろうかな?と思ってたら、いいコードが出てきて、そこにメロディをつけたらドレミファソラシドになって。
EMTG:以前は公園で曲作りをすることもあると言っていましたが、最近の曲作りのこだわりは?
畑山:僕はアコギで曲を作ることにこだわっていて、アコギで音を鳴らした時に、アコギでしか聴こえてこない音が鳴っている気がして。その時に聴こえてくる一瞬の音がすごいメロディを見つけてくれたりするんですよ。だから僕は、今は曲を作る時は必ずアコギで作るようにしています。遠征先のホテルで曲を作るのも楽しいですね。
EMTG:弾き語りっぽい感じが出てるのが「ぼくの部屋、朝のまち」ですね。
畑山:これは今年の初めくらいにはできてた曲なんですけど、その時は納得がいかなかったので歌詞とかメロディをガラッと変えました。歌詞は今回の制作の中でも一番最後まで悩んだ曲です。
EMTG:だからこそ高校卒業後の今の感じが一番出ている曲になりましたね。
畑山:そうですね。聴いてくれた人が『‐KARMA‐ってこういう曲もできるんだ!?』って、一番わかりやすく感じてもらえると思います。ずっとこういう曲が作りたかったんですよね。
EMTG:悩んだという歌詞には、変わっていく景色と変われない僕のコントラストが見事に描かれています。世界から自分だけが取り残されているような、そんな気持ちに時々なったりします?
畑山:なりますね。ニュースを見てても全くついて行けないことも多いし、周りがめっちゃタピオカ飲んでることにもついて行けないし(笑)
EMTG:あはははは。
畑山:夜中に曲作りをしていると、なんか僕だけが考えすぎてるのかなって思うことがたまにあるんですよ。バンド内でケンカした時に、夜中の2時とかに、ふたりはもう寝てるから全然返信が来ないのに僕が一方的にグループLINEで思ったことを書いて『はぁー……』とか思ってるんですけど。でもあいつらは朝起きたらめっちゃ普通で、何事もなかったかのように『おはよー!』とかきて。僕も昨日はなんであんなに考えすぎちゃったんだろうと思って『おはよー!』って、『昨日のは気にしないで』みたいな(笑)。僕だけが変に色々と考えすぎてるけど、全然変わってないんだなって。そういう気持ちを〈まだ 町は静か 昨日のまんま〉って歌ってたりします。
EMTG:高校に通いながらバンドをやってる時と、卒業後の今では、バンドに対する想いも変わってきましたか?
畑山:そうですね。ふたりがいないインタビューなので言いますけど(笑)、ふたりは学校に通っているので、忙しくてバンドのことが追いついてないなっていうことが一度あって。僕はバンドのことで考えることがいっぱいあるので、LINEとかで返信を求めても返ってこなかったりした時に、『温度差があるな』ってネガティブに思っちゃうんですけど。ふたりにそれを言ったら『それは違うぞ』っていつも言われるんです(笑)。この状況の中でできることをやろうって3人でもちゃんと話してるし、僕はふたりが学校に行ってる時は、高校の時には3人で一緒にやってたこともひとりでやってたりもするけど、でも最終的には3人でスタジオに入ればそんなストレスなんてなくなるし、バンドで音楽をやれば全部吹っ飛ぶみたいなところはあります。
EMTG:悠月くんの考えすぎなところやテンションの高さを、真正面から受け止めてない感じのふたりがいて、それが‐KARMA‐のバランスの良さって感じもしますけどね。
畑山:ほんとそうですね、夜中のLINEに返事が来ないくらいがちょうどいいのかなって(笑)
EMTG:バンドが確実に前に進んでいることを示せる作品になったと思いますが、「DAYS E.P.」が出来上がってどうですか?
畑山:全曲違う伝わり方をする、めっちゃ濃い5曲だなと思います。もちろんライブで拳が上がったら嬉しいですけど、そうじゃなくても聴いてくれた人の気持ちや感情をグッと動かせたらいいな。とにかく聴いてもらって、そして元気になってくれたら嬉しいですね。

【取材・文:上野三樹】



-KARMA- / DAYS E.P. [Teaser]

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リリース情報

DAYS E.P.

DAYS E.P.

2019年10月16日

Eggs

1. デイズ
2. バンド
3. ぼくの部屋、朝のまち
4. クラスメート
5. blue!!

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■マイ検索ワード

芸能人 私服
芸能人の方ってテレビでしかみないので、私服はどういう感じなのかなと検索して、街を歩いてる姿を想像するのが好きです。やっぱり俳優さんはおしゃれだな〜とか。自分はアナウンサーの私服が1番好きです(笑)。女の子らしくてかわいいので(笑)。


■ライブ情報

DAYS E.P. Release Tour
~お通りだい!お通りだい!-KARMA-のお通りデイズツアー2019~

10/26(土) 大阪Anima
10/27(日) 名古屋Party’z
11/16(土) 福岡 Queblick
11/17(日) 広島 BACK BEAT
11/23(土) 渋谷TSUTAYA O-Crest
12/14(土) 札幌COLONY

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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