GANG PARADEメジャー1stフルアルバム『LOVE PARADE』

GANG PARADE | 2019.11.01

 今年の4月17日にメジャーデビュー。5月26日の日比谷野外大音楽堂公演から新体制の10人編成としての活動がスタート――という大きな出来事をたくさん経てきたGANG PARADE。今の彼女たちに漲っているエネルギーを存分に体感できるのが、メジャー1stフルアルバム『LOVE PARADE』だ。サウンドの幅が広がり、メンバーが作詞を手掛けた曲も存在感を発揮していることによって、ギャンパレの魅力は、一層の多彩さを帯びるようになっている。聴きどころが満載のこのアルバムについて、メンバーを代表してヤママチミキ、ユメノユア、ココ・パーティン・ココ、月ノウサギに語ってもらった。

EMTG:収録されている曲、アートワーク、タイトルから感じたんですけど、「愛」がテーマのアルバムですよね?
ココ:おっしゃる通り「愛」がテーマです。新しいギャンパレの一面が出ていると思います。
EMTG:10人編成になって最初のアルバムでもありますね。
月ノ:はい。私とハルナが入った時は、7人から9人になったので、一から作り直すイメージだったのですが、新メンバーのナルハワールドはWAggからの昇格メンバーなので、ステージ経験があるんですよね。だから10人になったことによって大きく変わったというよりも、パワーアップした感じがあります。そういうのも、今回のアルバムに表れていると思います。
ユア:「パワーアップ」って、ほんとにその通りです。10人になって大きく変わったことと言えば、移動する時とかに点呼を取るようになったことくらいなんですよね。
ココ:私たち、番号制を導入しました。高速のサービスエリアから出る時とか、きちんと確認しないと大変なことになりますから。
ミキ:置いていかれたくない(笑)。
EMTG:(笑)。僕がこのアルバムで感じた大きな変化は、ギャンパレが元々持っているガムシャラ感が、温かくて柔らかい雰囲気を持つようになったというところなんですよ。インディーズ時代の「CAN’T STOP」が、そういう雰囲気が出る最初のきっかけだった気がしますけど、そういう部分が、より開花した感じがしています。
ココ:そうですね。今でも一直線に突っ走るところはあるんですけど、いろんな表情を見せられるようになっているのかもしれないです。
ミキ:いただく曲に合わせて、私たちも表現の仕方を模索するんです。そのことによっても、新しい印象を感じていただけるようになっているんだと思います。
EMTG:「らびゅ」は、まさにギャンパレの温かくて柔らかい力強さを感じた曲です。

GANG PARADE「らびゅ」Music Video (Major 1stAL「LOVE PARADE」収録)
ミキ:ライブで初めて披露した時、想像以上にお客さんが受け止めてくれた感じがして、それがすごく印象的だったんです。初披露なのに、ラストのサビでは振付も踊っていただけましたから。お客さんから愛情をたくさんもらっているというのも改めて感じられる曲です。
EMTG:メジャーデビューシングルのタイトル曲「ブランニューパレード」も、温かさの中に力強さを感じる曲です。《何度も生き返るのです こう見えて苦労人なんです》って、すごくギャンパレらしい一節ですね。
ユア:ほんとそうですよね(笑)。この曲が出て半年くらい経ちましたけど、ライブでも歌い続けてきたことで、更にいろんな想いが込められるようになりました。歌う度に励まされますし、いろいろ思い出しますし、「やってやる!」っていう気持ちにもなる曲です。
EMTG:最近のギャンパレにとって間違いなく大きな経験だったのは、全員が出演した舞台(ギャンパレ初主演舞台PARCOプロデュース2019『プレイハウス』)ですけど、「Wake up Beat!」は、劇中で歌った曲ですよね?
月ノ:そうです。あの舞台は、いろいろ勉強させていただきました。ミュージカルというのも初めてでしたし。
EMTG:作詞は、この舞台の作・演出を手掛けた根本宗子さん。ラップパートは、ミキさんが書いたんですね。
ミキ:はい。これを書いた時は、まだ『プレイハウス』のあらすじと、大まかな設定しか知らなくて、根本さんの歌詞にラップを加える形だったんです。だから私が想像した『プレイハウス』のイメージのラップなんですけど、とてもいい形ではまりました。
EMTG:メンバーのみなさんが作詞をしている曲も、満載されているアルバムになりましたね。ユアさんが作詞をした「ALONE」と「Ready Go!」は、激しいサウンドが気持ちいいです。ユアさんは、もともとラウドロックが好きですよね?
ユア:はい。今まではギャンパレで活動している中での感情を歌詞にしていたんですけど、この2曲は全く違う視点にしようと思っていました。見て見ぬふりをしてしまったり、無意識の内に誰かを傷つけてしまったりすることは、誰でもあると思うんです。普段、生きている中で感じるそういうことを、今回の歌詞では書いています。
EMTG:「Ready Go!」は、スクリームやデスボイスが入っているのが新境地だと思います。
ミキ:「Ready Go!」は、今までにレコーディングしたことのないタイプの曲だったので、「自分は、こういう歌い方もできるんだ」っていう発見もできて、挑戦でもありました。
月ノ:「Ready Go!」は、ココ、ユア、私がシャウトしているんです。
EMTG:月ノさんがシャウトする姿は、なかなか想像できないですけど。
月ノ:「シャウトできるの!?」って驚かれますからね。
ユア:月ノは吠えないイメージで、私たちは吠えるイメージがあるんですか?
ココ:私も普段は吠えないですよ!
EMTG:すみません! 完全に偏見でした(笑)。
ユア:どうしても突っ込まずにはいられなかったです(笑)。
EMTG:(笑)。シャウトに関しては、何か感じていることはありますか?
ココ:シャウトも、いろいろ工夫しているんですよ。長いシャウトだと、3人が同じタイミングで息が切れるので、それぞれが少しずつタイミングをズラしてシャウトしています。途切れないように分担できるようになってきました。
月ノ:実はそういう工夫も密かにしているんです(笑)。
ユア:こういう曲もいただけるようになっているのって、嬉しいことですね。「面白いこと、なんでもできるよね?」っていう感じで、いろんな曲をいただけるようになっているんだと思うので、できることを最大限にやって、面白いこと、楽しいこと、かっこいいことを曲にどんどん込めて表現したいという私たちの意識もさらに高まっています。
ココ:いろいろ広げられる機会をいただけているっていうことですよね。感謝しています。
EMTG:ココさんが作詞した「POISON」は、「いろいろゴチャゴチャ言われても、負けねえぞ!」みたいな気持ちがストレートに伝わってきました。
ココ:信念を持ってやっていることに対して周りに何を言われても関係ないですし、気にして自分の考えを変える必要はないと思うんですよね。アドバイスに耳を傾けることは必要ですけど、芯にあるものは大事にしたいです。普段思っているそういう気持ちを歌詞にしました。なんか、このアルバムのテーマの「愛」と関係ない気もするので、「ごめんなさい!」っていう気持ちもあるんですけど。
EMTG:信念を持ってやっていることに対する「愛」ということじゃないでしょうか?
ココ:たしかに! 「愛」の反対は「無関心」ですからね。
EMTG:5月に加入したナルハワールドさんが作詞した「Wonderful World」も印象的です。押し寄せる困難に負けないで、自分の世界を広げていく気持ちが伝わってくる歌詞ですけど、とても素直な表現をする人だなと感じました。
ココ:初心を思い出して、私、感動したんですよ。こういう気持ちを持っていた時期は、誰もがあるはずです。ギャンパレは10人ですけど、ナルハみたいな素直なキャラクターのポジションって、意外といなかったというのは、私も思いました。
EMTG:ギャンパレはアクの強いキャラクターのメンバー揃いですからね。問題児とまでは言いませんが。
ココ:問題児って!(笑)。
EMTG:(笑)。多種多様なユニークな人が揃っているギャンパレの中で、ナルハさんの素直で素朴なところが新鮮だというのは、僕も同感です。
ココ:そもそも私たちの所属している事務所のWACK(BiSH、BiS、EMPiRE、CARRY LOOSE、WAggも所属している)自体、アクが強い女の子が多いですからね。それは私も認めます(笑)。
ユア:ナルハは、何色にでもなっていける真っ白さがあるっていう感じなんですよ。一緒に成長していきたいですし、いろいろな可能性も感じさせてくれる新メンバーです。
EMTG:あと、ユウカさんが作詞をした「Youthful Hero」は、お客さんが拳を掲げて盛り上がりそうですし、初回生産限定盤のDISC2に収録される「still...」も、要注目ですね。これ、サキさんのソロ曲じゃないですか。
ココ:そうなんです。これは、カミヤサキにしか歌えない曲です。
ユア:人生の経験値がすごく入っているのを感じる曲ですからね。

カミヤサキ(GANG PARADE)「still...」Lyric Video
EMTG:そして、ユニークな作風の曲の存在感がとんでもないのも、実にギャンパレらしい思いました。
ココ:どの曲でしょう?
EMTG:「FAKE and FANTASY」と「LOVE COMMUNICATION」です。
ココ:やっぱり(笑)。
EMTG:「LOVE COMMUNICATION」は爽やかな曲っぽく始まったと思ったら、すぐに様子がおかしくなるじゃないですか。
ミキ:はい(笑)。「LOVE COMMUNICATION」は、ライブが楽しいんですよ。タオルを回しながら盛り上がっていただきたいです。
月ノ:もともと松隈さん(サウンドプロデューサー・松隈ケンタ)の仮歌詞の時点で、もっとドストレートな下ネタの方向だったんです(笑)。それをヨウタ颶風(ハリケーン)さんが、まろやかにしてくださった結果が、この歌詞です。
EMTG:ヨウタ颶風(ハリケーン)さんといえば、あのお方(マネジャー・辻山氏)ですね。
ココ:はい。あのお方です(笑)。
月ノ:あのお方のおかげで、「下ネタじゃないですよ」って、ギリギリ言えるラインになりました。
EMTG:これが下ネタに聞こえる人は、心が汚れているっていうことでしょうか?
ユア:そういうことです(笑)。
ココ:仮歌を聴いていたので、これでもまろやかに聞こえるんですけどね。

GANG PARADE「LOVE COMMUNICATION」Music Video (AL「LOVE PARADE」収録)
EMTG:(笑)。年内も、ライブの予定がたくさんありますけど、頼もしい新曲が一気に増えましたね。
ユア:そうなんです。新しい曲も、どんどんやっていきたいですね。最近、ますますライブを全力でやっているんですよ。前まではアイドルのイベントが多かったですけど、幅広いジャンルのみなさんとご一緒する機会も増えてきていますし、観てくださるお客さんの幅が広がっているのが嬉しいです。
ミキ:「あの時の対バンを観て、気になって来ました!」って言っていただけることも増えてきているんです。メジャーデビューさせていただいて、こんなにいいアルバムができましたから、1つ1つのライブというチャンスを確実に自分たちの手で掴み取りに行かないといけないなと思っています。
月ノ:アイドルのフィールドはもちろん、他の場所でも戦えるグループになっていきたいんですよね。「アイドルとしてアイドルを超えたい」っていう気持ちは、ずっとありますから。
ココ:アイドル業界においても、音楽業界全体においても、「GANG PARADEって、必要なグループだよね」言っていただけるようになって、「すごい面白いやつらがいる!」って思っていただけるようになっていきたいです。

【取材・文:田中 大】

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リリース情報

LOVE PARADE

LOVE PARADE

2019年11月13日

WARNER MUSIC JAPAN

01.らびゅ
02.ブランニューパレード(AL ver.)
03.Wake up Beat!
04.ALONE
05.Youthful Hero
06.Ready Go!
07.FAKE and FANTASY
08.POISON
09.Plastic Smile
10.Wonderful World
11.LOVE COMMUNICATION

お知らせ

■マイ検索ワード

ヤママチミキ
カラコン レポート
カラコンに毎日悩みますし、買う時にも迷うんですよね。「これ!」っていう特定のものが見つからないので。だから新作が出る度にレポートを見て、「こういう色かあ。ちょっと違うなあ……」って確認しながらドンキで買っています。

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月ノウサギ
熱海
事務所の社員旅行で熱海に行ったので、いろいろ調べました。隠れ家的なお店がたくさんあるんですよね。自然薯のお店とかもあって、とても楽しかったです。



■ライブ情報

PARADE GOES ON TOUR
11/04(月・祝)東京 中野サンプラザ

GANG PARADE SPECIAL LIVE ~GIRLS PARK~ in SANRIO PUROLAND(女性限定ライブ)
12/28(土) サンリオピューロランド 1階エンターテイメントホール
出演:GANG PARADE/サンリオキャラクター

GANG PARADE SPECIAL LIVE ~LOVE & PEACE~ in SANRIO PUROLAND
12/29(日) サンリオピューロランド 1階エンターテイメントホール
出演:GANG PARADE/サンリオキャラクター

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MAWA LOOP TOKYO 2019
11/10(日) 東京 渋谷ライブハウス5会場
w)uijin/まねきケチャ/我儘ラキア/and more...

タワーレコード40周年 Pop’n アイドル04
11/27(水) TSUTAYA O-EAST
w) アンジュルム/私立恵比寿中学/RYUTist/(O.A)ハロプロ研修生

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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