“真剣にふざけたことをしよう”との気持ちに戻り制作されたPUFFYのニューアルバム

PUFFY | 2011.03.10

記念すべき15周年アルバム『Thank You!』のオープニング・ナンバー「マイカントリーロード」は、師匠である奥田民生がプレゼントした“超”がつく名曲。PUFFYの現在、そして未来を、ナチュラルに想起させるメロディと歌詞が快い。そのタッチは伝説の傑作デビュー・アルバム『AMIYUMI』の自由さを彷彿とさせ、この時代に新鮮に響く。他にも面白ソングがズラリ!

初のクリスマス・ソング「R.G.W.」や、ラップ入りの「Wake up,Make up with ANI・BOSE(スチャダラパー)」などお楽しみが満載だ。

そしてアルバムを通して聴いてみても、やはり“初期のPUFFY”にあった不思議なムード、オフビートで世の中を渡っていくマイペースな二人の姿が浮かんでくる。しかもそれは“回帰”ではなく、色あせない“今のPUFFYの姿”なのだから嬉しくなる。まるでどこの国にも属さないきれいな海にぽっかり浮かぶ、緑豊かな小島みたいな存在。デビュー当時の彼女たちに抱いたイメージが鮮やかによみがえってくる。

早速、当の二人に『Thank You!』について聞いてみよう。


EMTG:アルバム1曲目の「マイカントリーロード」は最高の名曲だね。
由 美:当たり前じゃないですか(笑)。
亜 美:いやーなんか、奥田先生もそろそろ私たちのことを成長したと思ってくれてんのかなっていうぐらい、歌うのが難しい曲なんですよ。最初は「すごいのが来ちゃったな」と思いました(笑)。
由 美:難しかったねえ。
亜 美:ねえ。
由 美:もちろんPUFFYのために書いてくれた曲ではあるんですけど、民生さんの背中が浮かぶというか。民生さんがポツリと立ってて、「絶対これ、舞台は広島じゃねえの?」 みたいな(笑)。なんかこう、すごい民生さんが想像できる曲だなと思いました。
亜 美:私たち、奥田塾なんでね。
EMTG:いい言い方だね。奥田塾第一期生じゃん。
由 美:一期生ですよ、後輩育ってないけど(笑)。「奥田ファミリーっていっても、他にいないじゃん」って言ったら、師匠が「お前らが頑張らないからいけないんだ」って。
EMTG:確かに(笑)。アルバム全体にも言えることだけど、初期のPUFFYの匂いを感じた。
亜 美:そうですね。今回、アルバムを作るにあたって、昔やってたような、真剣にふざけたことをしようみたいな気持ちが最近は足りなかったんじゃないかっていう話になって。デビュー当時からわたしたちをよく知ってくれているディレクターさんやエンジニアさんにお願いしたので、コンセプト的にはもう大当たりでした。
EMTG:で、真剣にふざけましたか?
亜 美:はい、頑張りました(笑)。でもすごい厳しかった。とにかく歌のリズムや歌詞に関しては大変でした。見事に乗り越えましたけど。
EMTG:自分で言うなあ(笑)。
二 人:(笑)
EMTG:「Wake up,Make up with ANI・BOSE(スチャダラパー)」には、何とラップが入ってる。
亜 美:これねー、最初はラップを入れることはまったく考えずにいて。
EMTG:そうなの?
亜 美:そうなんですよ。サウンド的には80年代の洋楽の感じがしてて。私が小学校のころ、2年間ぐらい韓国に住んでて、そこで見るものがなくて、洋楽のMTVみたいなチャンネルをずーっと見てたら、“ゆくゆくは女優にしたいけど、アイドルのうちは歌を歌わせる”みたいな、ティファニーとかが流れてた。なので、そんな感じがいいなと思って、歌詞は恋愛もので書きました。
EMTG:じゃあ、この曲のライバルは、欧米アイドル?
由 美:違う違う、これは、今ね、韓国の人たちが日本に来てるでしょ。日本語で歌うけど、なんかかわいい。ちょっとお人形さん的なかわいさがある。あれをやりたいと思って、一生懸命いろんなのを聴いたり、ビデオ見たりして、あの微妙なかわいさを目指しました。
EMTG:そこかあ(笑)。
亜 美:そうそう。で、ある程度、オケのベースができたときに、ディレクターさんが「これラップ入れたら面白くない?」って言って、「いいっすねー」、「じゃあ、誰に頼む?」、「やっぱスチャダラじゃないっすか。お兄さんたちにお願いしましょ」ってことになってお願いしたら、「いいよ」って言ってくれて。
EMTG:結構大胆な作り方だな。でも、それが初期のPUFFYの感じだね、乱暴なところが(笑)。
亜 美:そうなんですよ。しかも、ラップを誰も作ったことないっていう人が集まっちゃってるのに(笑)。まあ、ひとりラッパーがいるとしたら、ドラムの川西幸一さん(笑)。
EMTG:こないだ新木場STUDI COASTにBLACK BORDERSを見に行ったら、川西くん、ラップがうまくなってたよ(笑)。
由 美:あははは。もうスチャダラがダメだったら、もともとラップを入れる予定なかったから、そのままでいこうって。
亜 美:そしたら、カッコいいのができて。
EMTG:ノリノリで。
亜 美:初めてラップの歌入れを見たから、あんなふうに録るのかってびっくりしましたよ。
由 美:まずね、マイク・チェックがカッコいい。
亜 美:チェッチェック、チェック1、2みたいなのが。
由 美:イエイ、イエイとか言って。
亜 美:うわー、マジでーみたいな(笑)。
EMTG:(笑)
亜 美:そうなんですよ、超カッコよかった。
EMTG:ちゃんと自由に企画してるじゃないですか。
亜 美:そうなんです、おかげさまで。
由 美:昔は、もっとふざけて、私たちもわざと変な歌い方したりしてた。今回はスタッフが「そういうの、やればいいじゃん」って、すごい言ってくれて。忘れてた気持ちが帰ってくるみたいなところが確かにあった。「あのときあんなふうに爆笑しながら歌入れしてたなー」っていうのを、思い出したんですよね。
亜 美:もっとやっちゃっていいんじゃない? みたいな。
由 美:大人になってくると、なかなかみんな言ってくれなくなってくるから。
EMTG:PUFFYの15年前を振り返ってみると、どうなのかな?
由 美:よく、昔の歌を歌わない人もいっぱいいたりするけど、私たちは一切それもなく、音楽面でもすごい恵まれた環境だったなって。1枚目を聴いて、「うわ、やっぱ最高だな!」みたいな。あれを超えたい気持ちが、どっかである。昔の映像を見ても、恥ずかしいっていうよりも、「ああ、そんなこともあったな」って感じで。何もわからない二人が、いろんな人にたくさん教えてもらったけど、あんまり作られ過ぎてなくてよかったなーっていうのは、今すっごいあるよね。
亜 美:うん。
由 美:みんな厳しかったけど、自由にさせてもらってよかったなって。
亜 美:最初から、私たちってこうあるべきだよねっていうのがなかったので、「いいじゃん、面白いじゃん」みたいな感じでやってこれた(笑)。
由 美:前は、どれをシングルに切ってもいいですっていうアルバムもあったけど、今回は“シングルの曲”、“アルバムの曲”っていうのを明確に分けた。それで自由になれたのかもしれないです。
EMTG:しっかし、よく出来たルバムだなあ。
由 美:やめてー、平山さんが褒めると、売れないんですよー(笑)。
亜 美:そうだ、忘れてた(笑)、褒めないでー。
由 美:ホントにもう。サイテーのアルバムですって言ってください(笑)。
亜 美:このジンクスから抜け出したい(笑)。
EMTG:そこまで言うかあ(笑)。『Thank You!』ってアルバム・タイトルはどこから?
由 美:やっぱね、走ってたら、なんとなく10年経つけど、15年って結構長いなってなったときに、10周年よりも今のほうが絶対に感謝の気持ちが強いので、そういう気持ちで付けました。
EMTG:ツアーはどんな感じになりそうかな?
亜 美:今回はアルバムのツアーでもあるけど、15周年だから、全部を振り返った感じでやります。見に来てくださいね!

tag一覧 アルバム 女性ボーカル PUFFY

リリース情報

Thank You

Thank You

2011年03月09日

KRE

ディスク:1
1. マイカントリーロード
2. ジェットラブ
3. R.G.W.
4. ほしガール
5. Wake up, Make up with ANI・Bose(スチャダラパー)
6. はるのうた
7. 恋のやまあらし
8. 愛のオデッセイ
9. バンザーイ!
10. フィッシュ・オン
11. NO!
12. 欲望
13. ハッピーバースデイ

ディスク:2
1. はじまりのうた
2. ナイスバディ
3. HiHi
4. モグラライク
5. Tokyo I’m On My Way
6. ハズムリズム
7. 働く男
8. boom boom beat
9. オリエンタル・ダイヤモンド
10. くちびるモーション
11. Closet Full Of Love
12. All Because Of You
13. マイストーリー
14. 日和姫
15. 誰かが
16. R.G.W.
17. ハッピーバースデイ

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INFORMATION

■ライブ情報

PUFFY 15th Anniversary Tour "Thank You!"

◆4月2日(土)
大阪 なんばHatch
[問]夢番地大阪 06-6341-3525

◆4月3日(日)
福岡 ドラムロゴス
[問]キョードー西日本 092-714-0159

◆4月8日(金)
名古屋 ダイアモンドホール
[問]ジェイルハウス 052-936-6041

◆4月10日(日)
SHIBUYA-AX
[問]ディスクガレージ 03-5436-9600

◆4月17日(日)
広島 クラブクアトロ
[問]夢番地広島 082-249-3571

◆4月24日(日)
札幌 ペニーレーン24
[問]ウエス 011-614-9999

◆4月29日(金・祝)
磐田市民文化会館
[問]磐田文化振興会 0538-35-7133

◆4月30日(土)
秦野市文化会館
[問]秦野市文化会館事業協会 0463-81-1211

◆5月4日(水・祝)
たつの市総合文化会館 赤とんぼ文化ホール
[問]たつの市総合文化会館 赤とんぼ文化ホール 0791-63-1322

◆5月7日(土)
新潟 LOTS
[問]キョードー北陸チケットセンター 025-245-5100

◆5月8日(日)
仙台 darwin
[問]キョードー東北 022-217-7788

◆5月14日(土)
日比谷野外大音楽堂
[問]ディスクガレージ 03-5436-9600

【受付に関するお問合せ先】
ディスクガレージ 03-5436-9600
(平日12:00-19:00)

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