さめざめ、「愛とか夢とか恋とかSEXとか」でメジャーデビューが決定!

さめざめ | 2012.11.30

 この1年あまりの間に、じわりじわりと、その知名度をあげていったアーティスト、さめざめ。最初は、女の本音の怖さを、包み隠さず綴る歌詞に注目されたが、ライヴを重ねるにつれ、楽曲やその世界観も、オリジナリティーとして受け入れられるようになった。
 噂は、本物だった……という事実が、今度は、急速に口コミで広まっていった証拠だろう。
 そして、メジャー・デビューが決まった。
「正式に話をいただいた時には、正直、不思議な気分になりましたね。“さ、さめざめでいいんですか? 変わったものが好きなんだろうけど、でも……どうしちゃったのかな、本当に?”みたいな(笑)」(笛田)
 さめざめを知る人ならば、きっと誰もが、こう思っただろう。実際に私がそうだった。フォローするわけではないが、本人は、正直に万人の感想を代弁しただけだ。しかしながら、この“万人の気持ちを正直に代弁するスタンス”が、さめざめワールドの大いなる魅力でもある。つまり、笛田さおりのキャラクターそのものが、さめざめの魅力に直結しているということだ。
メジャーデビューを飾るシングルは、ストレートなメロも特徴の王道バラード「愛とか夢とか恋とかSEXとか」。さめざめの原点となるこのタイトル曲の他に、曲調の異なる2曲、全3曲の純愛短編集が収録されている。
 12月5日リリース。さめざめ、解禁。なお、R指定の予定は今のところありません。うふふ。

EMTG:笛田さんの中で“メジャー・デビュー”というのは、どういう意味合いを持ってます?
笛田:昔、それこそ……中高生の時くらいは、メジャーデビューが、あるひとつの到達点っていうイメージだったんです。でも、実際に自分で音楽をやりだして、それがすべてじゃないんだって事を知ったんですね。さめざめの音楽は、メジャーへいくための音楽ではないっていうのは、始めた頃から、自分でもわかってて。やっぱり、メジャーに行きたいって思ってたら“SEX”って歌ってないと思うんですよ(笑)。
EMTG:確かに(一同爆笑)。
笛田:それよりもやっぱり、自分のやりたい音楽をやるっていう気持ちが強かったんですね。
EMTG:では、デビューが決まった嬉しさはあります?
笛田:はい。自分の音楽を受け入れてもらえた、好きって言ってもらえたっていうひとつの形だと思うので、そこはすごく嬉しいですね。やっぱり最初は、さめざめ自体認知もされてなかったし、そこを、今のマネージャーがいいって言ってくれて、そこから少しずつ広がっていったと思っているんです。そういう人が増えるっていうのは素直に嬉しいし、自分のやってた音楽が間違ってなかったんだなって気持ちになるのも、すごく嬉しい。
EMTG:そして、「愛とか夢とか恋とかSEXとか」がリリースされるわけですが。
笛田:この曲は、さめざめを始めるきっかけになった曲なんですね。出来た時、この曲を土台にして、ここから発信できるいろんな曲を作りたいって思ったんです。だからすごく大切にしている曲で。例えば“さめざめって下世話だよね”って感じている人でも、この曲の歌詞を読んでもらったら“全然違う。自分が思っていたよりもすごくいい曲だ”って思ってもらえるんじゃないかな、とか。あ、でもタイトルはやっぱり……どうしても下世話かもしれないけど(笑)。
EMTG:あはは(笑)。そこは、自覚してるんですよね。
笛田:はい、自覚してます(笑)。でもこの曲、本当はいろんな人達に受けとめてもらえる曲なんじゃないかなって思っているんです。恋愛を頑張っていたり、恋愛をお休みしている時期でも仕事を頑張っていたりとか、夢を追いかけている方もそう。だからこの「愛とか夢とか恋とかSEXとか」を、最初のシングルにしたんです。
EMTG:この曲の受け取られ方については、ライヴやネットでのお客さんからの反応の中から感じたもの?
笛田:そう、そこもすごく大きくて。さめざめのバラードで泣いてくれたり、男女関わらず“共感しました”って感想をいただいたりする事が、すごくあったんですね。だから……こう言ったら何なんですが、自分の中でも“この曲だったらメジャーデビューシングルでいけるな”っていう自信がありましたね。
EMTG:カップリングの2曲に関して、セレクトの理由は?
笛田:タイトル曲がバラードなので、カップリングでは違うさめざめを見せたいと思ったんです。ただ、どのアーティストさんもそうだと思うんですけど、カップリング用にっていう曲作りをしていないので、どの曲もタイトル曲にしたいくらい、強い思い入れのある曲なんですよね。そういう中で、バランス的なものを考えて、さめざめの可愛い部分というかポップな部分、それから怖い部分も見せたいと思った。自分の中では、超ミニアルバムみたいな気持ちで(笑)。この1枚を聴けば“あ、さめざめって、こういう世界観もあるんだ。こっちはそんな好きじゃないけど、こっちは好きかも”って思ってもらえるんじゃないかと思って、2曲を選びましたね。
EMTG:収録の3曲は、自分の中では、さめざめとしてのどんな部分が出てる曲だと解釈してますか?
笛田:「愛とか?」は王道ですね。「非公式彼氏(シークレットダーリン)は、すごくポップで可愛さを出してる。「あの女」は怖さ、恐怖、憎悪ですかね(笑)。
EMTG:わかりました(笑)。で、この1年、ずっとさめざめを聴かせていただいてきて、この機会にぜひ、聞いてみたいことがありまして。さめざめの曲って、主人公の立場やシーンは違うけど、すべて純愛だと思ったんです。
笛田:あ、それは……! うわ、ありがとうございます。
EMTG:主人公の女の子が、恋愛を貫くために、自分と全部闘ってるでしょ。シチュエーションがプラトニックではないけど、それって純愛だよなぁと。
笛田:あぁ、嬉しいです、すごく。
EMTG:で、笛田さんの中での、純愛とは、なんぞや?
笛田:ひゃ、純愛ですか? なるほど(笑)。さめざめって、女の子の醜(ひど)さを歌ってると思うんですよね。男性がちょっとひくぐらいの…… “女は怖いな”と思われることを歌ってる。女性の醜(みにく)さを表現していると思っているんです。でも、好きな男性だったり恋人と、お互いの醜さをわかりながら、そこを両方が受け入れられている。これが私の中では、純愛なんじゃないかと思ってて。お互いの悪い部分もわかっているけど、最終的には受け入れてしまう……ホント、場合によっては抜けられない泥沼なんですけど(笑)、でも泥沼と純愛って、紙一重じゃないかって思ってるんですよね。
EMTG:では最後の質問。今の音楽シーンの中で、さめざめはどういう存在であったらいいなと思ってます?
笛田:今の時点ではやっぱり、ちょっとこう……イロモノ扱いはされていると思うんですけど(一同笑)。
EMTG:冷静ですね(笑)。
笛田:ははは(笑)。でも、あえてそう思われるような曲を書いているのも、私自身ではあるので。そこは覚悟していたところなんです。でも第一印象がそうでも、アルバムを聴いたら、好きかも……って場合もあると思うんですね。実際、私が、そういうパターンが、良くあるんですけど(笑)。だから、入口は、好き嫌いどうであれ、まずは知ってもらう。その後、SEXだけを歌っているアーティストじゃないんだなっていうのを、感じとってもらえたらいいなと思ってます。
EMTG:それは……かなり根気が必要になってきそうですね。ファーストインパクトが、非常に強烈だから。
笛田:そうですね。最初はどうしても難しいかもしれないですよね。言葉に惑わされないで聴いて欲しいとは思うけど、でも、それもさめざめですからね。だから、いろんなところで聴いてもらわなくちゃと思うし、いろんな曲を聴いてもらわないといけないと思ってます。
EMTG:自分の中で、その腹の括りは出来ている?
笛田:はい、出来てます。もうここまで来たので(笑)。

【取材・文:伊藤亜希】

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愛とか夢とか恋とかSEXとか(初回盤)

愛とか夢とか恋とかSEXとか(初回盤)

2012年12月05日

ビクターエンタテインメント

ディスク:1
1. 愛とか夢とか恋とかSEXとか 〜シングルバージョン〜
2. 非公式彼氏(シークレットダーリン)
3. あの女
4. 愛とか夢とか恋とかSEXとか 〜カラオケバージョン〜
5. 非公式彼氏(シークレットダーリン) 〜カラオケバージョン〜
6. あの女 〜カラオケバージョン〜
ディスク:2
1. 「愛とか夢とか恋とかSEXとか」MUSIC VIDEO &「愛とか夢とか恋とかSEXとか」ミュージックビデオ 〜女の子の日常編〜

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