デビュー前から話題騒然の女性2人組ユニット惑星アブノーマルをインタビュー!

惑星アブノーマル | 2013.03.01

 デビュー前から話題騒然の女性2人組ユニット“惑星アブノーマル”は、圧倒的な存在感を誇るボーカルのアレックスたねこと、彼女にピッタリ影のように寄り添う長身キーボードのテナ・オンディーヌの対比が鮮やかなニューカマーだ。
 1stミニアルバム『何でも無い凶器』は、1曲目の「ぬすっと」からトリッキーなビートに乗ったスピード感抜群の展開。アレックスが吐き出す意外性に満ちたリリックと、それを効果的にサポートするテナのキーボード、加えてサポートのギターがいいアクセントになって、リスナーを飽きさせない。
 現在の女性ボーカル・シーンには、“林檎病”とも言える現象が蔓延している。偉大な才能“椎名林檎”に影響を受けたアーティストが次々に現われてはいるが、どれも今ひとつ抜け出せないでいる。中で惑星アブノーマルがどんな活躍を見せるのか。期待を込めて二人に聞いてみた。

EMTG:惑星アブノーマルは、どんな風に結成されたんですか?
アレックス:私はある音楽大学の第1期生なんですけど、1年下の第2期生で入って来たのがテナです。彼女は学内のライブハウスに私のバンドが出たときに見ていて、私のことを「かっこいいな」と思ったらしいんです。
テナ:もう、かっこよかったですよ。初めて観たとき、一緒にやるなんてことは想像できないくらい、別世界にいる人だと思った。
アレックス:その後のテナは、もうストーカーですよ。私の練習室の窓にはりついて見てたり(笑)。
EMTG:そりゃ、ちょっとアブナイね(笑)。
アレックス:(笑)その頃やってたバンドは、ギタリストはいいアレンジをする人だったんだけど、ハードロックの要素が強過ぎたのでやめてもらいました。
EMTG:あっさり過激なことやるなあ(笑)。
アレックス:で、キーボードを探してたんですけど、候補が二人いて、ひとりは小さくてかわいい女の子だった。メンバーは、その子を気に入ってたかも。でもイエスってイギリスのバンドが好きで、私はプログレ・ロックはやりたくなかった。もうひとりの候補がテナで、一緒にやってみたら、「どこの住人?」って言いたくなるほど不思議な音色を出してた。「この娘がいたら他はいらない」と思ったので、二人でやることに決めて、他のメンバーにはやめてもらいました。
テナ:その時点で、惑星アブノーマルの原型ができたんですよ。
EMTG:「できたんですよ」って普通に言ってるけど、やってることは“クビの嵐”じゃん!! すごく乱暴な成り立ちのユニットなんだね(笑)。憧れのアレックスと二人っきりになって、テナは大丈夫だったの?
テナ:もちろん人生の転機ですよ! 戸惑ったけど、嬉しかった。一緒にできるレベルじゃないと思ってたし、まさか自分が憧れの先輩と…。
アレックス:その28日後にライブが決まってたので、いきなり「10曲憶えてね」って言って。
テナ:どうしたらいいのかわからなかったけど、ただただ楽しかったです。
アレックス:私は抽象的な注文しか言えなかった。でもテナはそれをやってくれた。
テナ:“ワクワクしながら、怖い”って感じでやってましたね。
アレックス:まあ、テナは奇抜な人ですよ。それに比べたら、私はポップですよ。
EMTG:ま、まあ、そうだね。で、今回のミニアルバム『何でも無い凶器』は、どんな風にできたの?
アレックス:「神様ごっこ」、「転生」、「ぬすっと」の順に作っていって。途中でアルバムの曲順も決まっていきました。
EMTG:「ぬすっと」を1曲目にしたのは?
アレックス:基本的には私が聴きたい順番なんですが、「ぬすっと」は♪1・2・3・4・1・2・3・4♪って始まるので、1曲目にいいかな、と。
EMTG:けっこう単純!(笑)。 そっから怒涛の展開が始まる。かなり変わった音楽だと思うんだけど、「変わってるね」って言われたいの?
アレックス:うーん、「こんな音楽、他にはないよね」って言われたいけど、それはあんまりかなわないだろうなと思ってます。っていうか、私はそこまで変わってないと思う。それどころか、自分は“王道”だと思っているんですよ。
テナ:私は他の人とは違う音楽を作りたいです!
EMTG:ふーん、そんな二人の奇妙なバランスが、惑星アブノーマルなんだね。ところで『何でも無い凶器』を聴いて最初に思ったのは、椎名林檎から強く影響を受けているのかなということだった。
アレックス:どんなところが影響されていると思ったんですか?
EMTG:ひとつの歌の中で、いろんな声を使い分けてボーカルを取っているあたり。
アレックス:そこは影響されているかもしれませんね。私は大学に入った頃、自分の声が嫌いで、納得できなかった。でもその後、持って生まれたものだからと、一度諦めたんですよ。今は、その時その時に出る声で歌おうと思ってますが、どんな声で歌うかは気にしてますね。林檎さんはメロディによっても、歌詞によっても声を変えますよね。
EMTG:そう。林檎さんは、すごくたくさんの種類の声を持っている。
アレックス:私は小6からずっと林檎さんを聴いてきて、大学に入ってからもとりつかれたように聴いてました。そうして自分で曲を作るようになって、林檎さんの曲作りをマネしようとしたけど、近づけたことがなかったんです。で、「神様ごっこ」を作ったときに、「私はこれだ! こういう風に曲を作っていけばいいんだ」って思えた。それからは、もう林檎さんを今までのように聴かなくてもいいかなと思えるようになりました。
EMTG:それは素晴らしい経験だね。その経験が『何でも無い凶器』に反映されているとしたら、惑星アブノーマルとしてはこれ以上ないデビュー・アルバムになるな。
アレックス:私はこの『何でも無い凶器』の次のアルバムで、「変わっている」という評価を否定したいと思っているんです。惑星アブノーマルは私にとって、王道のユニットなんですよ。
EMTG:ありがとうございました。

【取材・文:平山雄一】

tag一覧 女性ボーカル インタビュー アルバム 惑星アブノーマル

ビデオコメント

リリース情報

何でも無い凶器

何でも無い凶器

2013年03月06日

redrec / sputniklab inc

1. ぬすっと
2. フラレ唄
3. 月夜海水浴
4. 犬
5. 神様ごっこ
6. 転生

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●アレックス
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検索してみたら、私は“ペガサス”だったのでウキウキしてたら、動物占いにすごく詳しい子がいて、その子に聞いたら「あなたは、黄色い小鹿」って言われた。全然違う動物じゃないと思って話を聞いてみたら、全部当たってて怖かった。私、自分で検索してうまくいったことがないんですよ。

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毎晩、悪夢にうなされていた時期があって、そんな夢を見るのは何か悪いことが起きる前兆かなと思ったんです。でも、いいことも悪いことも起こるから、夢の意味が分からなかった。で、ある日、私の周りの人に悪いことが起こって、ゾッとした。検索してみたら、自分が気持ち的に追い込まれていることが分かって、これは面白いなって。


■ライブ情報

1st full album ”eureka”release tour 「すべての夜へ」
2013/03/27(水)仙台PARK SQUARE

惑星アブノーマル"何でも 無い凶器"全国発売記念公演
「脳移植イースター」

2013/04/05(金)Shibuya Milkyway

「ロック ンロール・スイ シーダ」
2013/04/12(金)名古屋ELLsize
2013/04/13(土)大阪CLAPPER
2013/04/14(日)京都MOJO

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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