THE ORAL CIGARETTES、新たな“挑戦”が詰まった5thシングル「DIP-BAP」をリリース

THE ORAL CIGARETTES | 2016.08.01

 リピーター続出のライブ活動を繰り返し、2014年7月にシングル「起死回生STORY」でメジャーデビューしたTHE ORAL CIGARETTES。昨年は勢いに乗りながらも、ボーカル・山中拓也が声帯ポリープを患い、摘出手術のためライブ活動を一時休止するなど、アクシデントにも見舞われた。だが、メンバーの結束力と温かいファンの応援に支えられて見事に復活!今年に入ってからも精力的なライブ活動でパワーを見せつけている。  8月3日には待望のニューシングル「DIP-BAP」のリリースが決定。新たなチャレンジを試みながらも、文句なしのキラーチューンに仕上げている。早速、そんな楽曲制作の裏側について、メンバー全員に語ってもらった。

EMTG:8月3日にリリースされるニューシングル「DIP-BAP」ですが、表題曲の「DIP-BAP」は3月20日に新木場STUDIO COASTで行われた唇ツーマンツアーのファイナルで初披露されたんですよね。そこでまず、すごいキラーチューンだなっていう印象を受けまして
山中拓也(Vo&G):自分たちとしては、この曲ってキラーチューンに捉えられるのかなぁ……とは思ってました。僕らからすれば、キラーチューンの作り方じゃなかったんですよ。
EMTG:え? 作り方が違うんですか?
あきらかにあきら(B&Cho):キラーチューンを作ろうと決めて作る時と、そうじゃない時があって。「DIP-BAP」はキラーチューンを意識したというより、拓也の原点回帰というか、彼がやりたいことを詰め込んだものをオーラルの音楽に寄せていく作り方だったんです。
山中拓也:後々“キラーチューンになるね”っていう話になって、そのためのプラスアルファを足す作業はしたんですが、最初は全然考えてませんでした。
EMTG:そうだったんですね。でも、ライブではお客さんがすぐに曲を受け入れて、すごく盛り上がっていたじゃないですか。当然狙っていると思ったんですけど。
山中拓也:全然(笑)。考えていたのは、前作のシングル「狂乱 Hey Kids!!」を出したあと、オーラルが何を提示するべきかっていう部分で。それには僕ら、メジャーデビューしてから音楽と向き合う時間があまりとれてなかった気がしてたんですよね。合間には僕のポリープ手術もあったし。そんな中で、改めて自分がどういうルーツで音楽を始めたのかを振り返りたくて。その結果、「DIP-BAP」みたいな曲が生まれたと思います。
EMTG:拓也君のルーツとして、前からHIPHOPを上げてましたもんね。原曲には、そういう要素を盛り込みつつも、バンドでどう仕上げていったんですか?
山中拓也:僕がビックリしたのはメンバーのアレンジ力の上がり方ですね。これには驚かされました。というのも、僕以外の3人はHIPHOPっていうジャンルにあまり触れてこなかったんですよ。だから、この機会に触れて欲しいっていうのは伝えてたんですね。アレンジに入る前にも、独特なブレイクのタイミングとか、要所要所でメンバーに説明してきて。さらに、僕も今回はギターを置いて、初めて全部シゲ(鈴木重伸)に任せっきりにしたんです。シゲには“お前が思うものを表現して欲しい”って投げて。そうしたら、返ってきたアレンジのレベルが上がっていて、すげぇと!
EMTG:確かにシゲさんは、見るからにHIPHOPとは無縁そうな感じですし……。 
鈴木重伸(G):はい、HIPHOPのHIの字も知らなかったです(苦笑)。ただ、知らなかったとしても、もともとあるHIPHOPの楽曲のフレーズと同じものを弾くのは簡単じゃないですか。でも、アレンジするからには自分なりの解釈をしなきゃいけないわけですよ。それで、今回はいろいろな音源を聴いてみたんですが、すごく想像力を膨らませて作れたなって思います。今までだったら、自分がライブで出来ないことは極力やりたくなかったけど、今回はやれることはやってみようと。
山中拓也:僕は、シゲが今まで作ってきたギターのリフを考えたら、絶対に彼はできると思ってたんです。そうしたら、最初にスタジオで合わせた時、すでに原型ができてましたからね。
中西雅哉(Dr):僕は二十歳くらいの頃にHIPHOPは結構聴いていて。エミネムの映画(=『8 Mile』)とか『ワイルド・スピード』が流行った時期だったんで、J-POPを聴くような感覚で聴いてました。僕も改めて聴き直していろいろ気づいたところはありましたね。
あきらかにあきら:僕も全然通ってないんですよ。ただ、トラックを聴いてみるとカッコいいなって思います。今回のシングルでは、それを僕らがどう表現していくのかっていうのが重要でしたけどね。
EMTG:ライブで盛り上がっている状況は、すごく自信になったんじゃないですか?  
山中拓也:なんか、「カンタンナコト」の時の感じにちょっと近いなっていう感覚がありましたね。「カンタンナコト」はライブ会場と配信限定のシングルとして売り出して、全然(曲が)浸透していない時から演奏してたんです。でも、レスポンスの早さが凄かったんですよ。「DIP-BAP」もその時と同じで、お客さんへの浸透がすごく早くて。実は賛否両論が出るかもしれないなと思っていたので、正直、不安なまま「DIP-BAP」をライブで演奏し始めたんです。
EMTG:なぜ「DIP-BAP」に賛否両論あると思ったんですか?
山中拓也:新しい挑戦をしてますからね。もちろん“否”の意見もありました。やっぱり“今までと違う。何なのこれ?”みたいな。でも、そういう意見もすごく嬉しいなって思ったんです。新しいものをちゃんと提示できたんだなって。それは自分が狙ってた通りの反応でもあったし、みんながしっかりとオーラルの音楽を聴いてくれているんだっていう再確認も出来たし。
EMTG:聴き手としては、やっぱり新しいものを出してくれる方がワクワクしますけどね。ちなみに、カップリングもクセのある曲ですが、「CATCH ME」はどういう狙いで作られたんですか? 
山中拓也:全部作ってからみんなに投げて、シゲにイントロのフレーズをお願いしたんです。ただ、投げてはみたものの、曲の雰囲気を動かしたくないっていう思いも僕自身にはあって。でも、面白かったのは、僕が家のリビングで曲のアレンジを考えていたら、何かの手違いでデータが全部消えちゃったんですよ。それで、“うわーっ!”と叫んでいたらシゲが来て、“そんな落ち込んでいる君に、このイントロをあげよう”って言って出してくれたのが、この曲のイントロなんです(笑)。
鈴木重伸:「CATCH ME」は「DIP-BAP」を作った影響がデカいですね。「DIP-BAP」の制作タイミングで、HIPHOPの音源を結構聴いてたんですけど、実はレゲエも聴いていて。で、レゲエを聴いてみたら、すごく面白かったんです。テンポとかサウンドのボリューム感はそんなに変わらないのに、民族調の音からロックの要素まで入っていたりして。そこから、民族音楽を聴きあさり始めたんですよ。
EMTG:なるほど! それがあのエキゾチックなフレーズにつながったんですね!リズム隊のお二人はどうですか? 
中西雅哉:僕の中では難しいことをしまくっている曲にはしたくなかったんですよね。あと、全体のノリは変えたくなくて。
あきらかにあきら:僕もメッチャ引き算でした。曲作りのマンネリ化みたいなものが自分の中にあって――これも自分の色が分かったからこその悩みなんですけど、どうも似たようなフレーズを弾いてしまいがちで。取材とか先輩からはよく“あきら君はそのままでいいんだよ”って言われたりするけど、自分の可能性を広げるために今回は敢えて引き算をしてみました。あと、サビもより簡単にして、逆にAメロを複雑にするみたいな。
EMTG:あきら君は弾き混んでいるイメージが強いから、引き算のプレイは挑戦ですね。
あきらかにあきら:曲の勢いと、シゲが持ってきた怪しげな感じがこの曲らしいところなんだろうなって思いました。
EMTG:3曲目の「S-LOW」は、変則的なリズムからテンポが落ちるという大変そうな曲ですね。
中西雅哉:いや~……ドラムは大変でしたね(苦笑)。セクションが多いし、それを自分の中で分けていく作業だったんで。
EMTG:ライブで単純に盛り上がるのではなく、切ないメロディーがグッとくるというか。じっくり聴けそうなタイプの曲ですよね。 
山中拓也:メロディーは2、3年ぐらい前からあったんですよね。でも、当時の自分たちでは、そのメロディーを最大限に活かせるものが作れなくて。今回のタイミングで、もう1回トライしたいねって話になってスタジオに入ったら、その頃より成長したなって実感したんです。それでレコーディングしてみようかと。
EMTG:まさに力作揃いのシングルですね。 
山中拓也:収録曲に関しては、どれがリード曲になってもいいぐらいに思ってましたから。もちろんこの先、どの曲もライブに入ってくると思います。
EMTG:ライブといえば、この夏はフェスの出演、そして10月からは“唇対バンTOUR 2016~キラーチューン祭り巡業行脚の巻~”がスタートしますね。対バンゆえ、また強敵バンドとの対決が待っていますが、まずはフェス! どう楽しみますか? 
あきらかにあきら:たぶん僕ら、フェスは得意なんだと思います。みんなが楽しんでいるところでライブしたら、倍ぐらいの力を発揮できるし、化学変化も起こせたりするし。
山中拓也:韓国のフェス(=8月16日のINCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL 2016)は好きなアーティストさんがたくさん出るんで、これは個人的に楽しみです。
EMTG:では最後に10月からの“唇対バン”はどう挑みますか? 
山中拓也:キラーチューンも増えてきたので、一気にそれを叩きつけるライブにしたいです(笑)。対バンのメンツに関しては意外なバンドさんもいるので期待してください! 
EMTG:そして11月の唇ワンマンツアーにつながると。今年もまだまだ止まらないですね!

【取材・文:海江敦士】



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リリース情報

DIP-BAP(初回限定盤)

DIP-BAP(初回限定盤)

2016年08月03日

A-Sketch

M1. DIP-BAP
M2. CATCH ME
M3. S-LOW

お知らせ

■ライブ情報

OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.7
2016/07/30(土)男鹿市船川港内特設ステージ(秋田県)

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016
2016/08/06(土)国営ひたち海浜公園

INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL 2016
2016/08/12(金)SONGDO PENTAPORT PARK

MONSTER baSH 2016
2016/08/20(土)国営讃岐まんのう公園

WILD BUNCH FEST. 2016
2016/08/21(日)山口きらら博記念公園

ONAKAMA 2016
2016/08/25(木)新木場STUDIO COAST
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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