イトヲカシ、両A面シングル「スターダスト/宿り星」で待望のメジャーデビュー!

イトヲカシ | 2016.09.16

 伊東歌詞太郎(Vo)と宮田“レフティ”リョウ(Bass/Guitar/Key)によるユニット「イトヲカシ」が、ついにメジャーデビューする。動画サイトへの投稿や、これまで3万人以上を動員してきた精力的な路上ライブによって熱い人気を確立し、今年の5月にリリースした初の全国流通盤『捲土重来』が大好評。全国ライブハウスツアーは全会場がソールドアウト……という素晴らしい実績の数々を経てリリースされる今作『スターダスト/宿り星』に込められている想いとは?中学校時代からの友人同士でもある2人の思い出話も交えて、大いに語ってもらった。

EMTG:中学時代からの友だちとメジャーデビューするわけですが。
伊東:そういうことになりますね。僕らが中学生の頃って、ミリオンヒットがたくさん生まれてた時期なんです。だから「メジャーデビュー」というものに大いなる夢を抱いてやらせて頂いております。
宮田:昔と比べると音楽業界は変化してますけど、多感な時期にそういう夢を見ちゃった2人でメジャーデビューできるのは本当に嬉しいことですね。
伊東:メジャーデビュー、武道館、紅白歌合戦……僕らはそういう夢をこれからも軌道修正することなく抱き続けると思います。
EMTG:では、2人の出会った頃の話から始めましょうか。初めて会ったのは? 
伊東:中1の時です。僕が入学した学校に彼がいたんです。最初の出会いって昼休みのサッカー?
宮田:多分そうだね。
伊東:でも、深く結びついたのは音楽がきっかけです。中1の頃は「なんかカラオケによく行くやつがいるな」という感覚だったんですけど。
宮田:カラオケでみんなで高得点を競い合ってた中、群を抜いて上手かったのが彼でした。そして、中2の時に学校の外の仲のいい友だちも誘ってバンドを組んだんですよ。
伊東:最初のライブは、今はもうない秋葉原のPAGODAというライブハウスでした。学校の仲のいいやつらがみんな来てくれて。僕、当時、水泳をやってたんですけど、水泳の顧問の先生に「今日は水に入れないんです」とライブの日に言ったのを覚えています。変なプロ根性なのか、「塩素で喉をやられたらどうしよう」と思ってたので(笑)。
宮田:まあ、そうやって活動を始めたバンドなんですけど、メンバー間での恋愛問題で解散に至りました(笑)。
伊東:ある日を境に突然ギクシャクした雰囲気になり(笑)。でも、その後もお互いにそれぞれでバンドをやってました。俺の家で一緒に曲を作ったことあったよね?
宮田:たしか大学の時。当時の彼、植物に埋もれていて、まるで外にいるような感覚になる家に住んでいたんですが。
EMTG:えっ、どういうことですか? 
宮田:家の中に観葉植物があり過ぎて、植物園みたいだったんです(笑)。
伊東:友だちに「あのさあ……お前、いつか植物に殺されるぞ」って言われたことがあります(笑)。
宮田:そんな部屋でどこに発表するとかでもなく一緒に曲を作って、「ああ、いい曲できたね」という感じだったよね?
伊東:うん。でも、本当に2人で最初に曲を作ったのは、中学の時に組んでたバンドのギターの家だったよ。俺、お前が初めて書いた歌詞覚えてるぞ。《♪俺たちはどこに行くんだろう?》って(笑)。
宮田:やめろ!(笑)。
EMTG:(笑)別々に音楽活動をしていた2人が、2012年にイトヲカシを結成したわけですが、それはどういうきっかけで? 
伊東:きっかけは、お互いのバンドの解散です。たまたま連絡が来て、「じゃあ何か一緒にやろうか?」と。
宮田:「最近、ニコニコ動画とか、ネットにアップロードする手法がある」というようなことも話しました。それで手探りで投稿を始めたんです。
EMTG:路上ライブもたくさんやってきましたね。 
伊東:はい。バンドをやってた頃、お客さんってそんなにいなかったのに、インターネットにアップロードしたら1日で1万再生とか行ったんです。それが信じられない感じだったんですけど、「じゃあ全国の聴いてくれる人に“ありがとう!”と伝えに行こう」と。それで各地で路上ライブをやり始めたんですよね。
EMTG:各都道府県を回ったんですよね? 
伊東:はい。今、2周目に入っていて、海外もやってます。タイ、シンガポールとか。
宮田:オランダとフランスもやりましたね。
伊東:音楽人生で宝物の瞬間がいくつかあるんですけど、その1つが、初めての海外でのライブだったタイでの出来事で。現地のタイの人たちが僕たちの曲を日本語で歌ってくれて、胸がいっぱいになったんですよ。音楽って言葉の壁を越えるってことを、まざまざと実感させられました。路上ライブは、今後も当たり前の活動の1つとしてやり続けたいです。隙あらば路上(笑)。
宮田:「メジャーデビューしたら路上はやらないんでしょ?」みたいな声に対して、「そんなわけないでしょ」という気持ちでおります。
EMTG:では、メジャーデビューシングルのお話をしましょう。両A面ですね。 
伊東:はい。バラードの「宿り星」の方が最初にできたんですよ。だから、それとはまた別のテイストで、疾走感のあるものをイメージして作ったのが「スターダスト」です。
EMTG:「宿り星」は、『双星の陰陽師』のエンディングテーマですが。
伊東:アニメの最後に花を添えるものにしたいと思ってました。でも、『双星の陰陽師』とイトヲカシの間をとるようなことはしたくなくて。『双星の陰陽師』とイトヲカシという2つの柱が両立する場所があるはずだと信じて作っていきました。
EMTG:人間同士の出会いや繋がりとかについて描かれている曲だと感じました。伊東さんと宮田さんの関係性もイメージしながら聴きましたよ。 
宮田:なるほど。その解釈は少し気恥ずかしい感じもありますが(笑)。
伊東:《♪その過去も抱きしめてあげよう》って歌ってますし(笑)。
宮田:《♪誓うよ 愛のさだめ》という歌詞もあったな。
伊東:ううっ、愛か(笑)。
宮田:(笑)でも、たしかに、いろいろ投影して聴いていただける曲なんだと思います。
伊東:愛っていろいろありますからね。男女とかのことだけじゃなくて家族愛、友人との愛。あと僕は猫が大好きなんですけど、ペットに対する愛とか、アガペーと呼ばれるような大きな愛もありますし。
EMTG:サウンドに関してはストリングスの優美さとバンドサウンドの熱量の融合の仕方が心地よいです。 
宮田:繊細さと力強さを同居させたかったんです。バンドサウンドはあえてラウドな方向に寄せています。
EMTG:テレビでこの曲が流れたのは聴きました? 
伊東:聴きました。『双星の陰陽師』のエンディングで流れた時は、なんとも言えない気持ちでしたね。子供の頃、僕もアニメでいろんな音楽を聴きましたから。《♪ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イます!》とか(アニメ『幽☆遊☆白書』のオープニングテーマ・馬渡松子「微笑みの爆弾」)。
宮田:懐かしい。『幽☆遊☆白書』だな。
伊東・宮田:《♪手紙が届いたら~》(『幽☆遊☆白書』のエンディングテーマ・高橋ひろ「太陽がまた輝くとき」を2人で歌い始める)
EMTG:さすが、息が合ってますね(笑)。 
宮田:小学生の頃とか、アニメの曲をみんなで口ずさんでましたからね。音楽室のピアノでポピュラーソングが弾けるとモテると知ったのが、小学生の時でした。それが僕の原点(笑)。
伊東:そうなんだ(笑)。アニメって、子供が音楽に触れるきっかけにもなるんですよね。「宿り星」もそうなったら嬉しいです。
宮田:僕らも音楽に夢を持ってもらえるきっかけになれるように頑張りたいです。
伊東:バンドをやってた頃から「音楽にもう夢はないよ」って何度も言われてきたんですけど、「それってどうなの?」って思うんです。やっぱり夢を見る人が存在しないと、その下の世代は夢を見ないですよ。音楽って楽しいものですし、いろんな人にやってもらいたいじゃないですか。イトヲカシは、そういうことも望んでいます。
 
EMTG:なるほど。そして、先ほどのお話にあった通り、「宿り星」の後に作ったのが「スターダスト」なんですね
伊東:はい。流れ星に3回願いを唱えると叶うって言うじゃないですか。でも、あれってほんの一瞬の出来事だから無理だと昔から思ってて。そういうところから《♪晴れたらいいな 願い事なんて それくらいがちょうどいい》っていう歌詞とサビが一緒に出てきたんですよ。
EMTG:印象的なフレーズです。 
伊東:ありがとうございます。そして、「流れ星に3回願い事を言うなんて無理なんだから、じゃあ願わなくてもいいんじゃないか?」って思ったんですよね。「願いを叶えるのが大事なのではなく、そこから自分がどうするかが大事なのでは?」と。そういうプロセスから「スターダスト」を作っていきました。「夢を叶えていこうぜ」って言ってる曲ですけど、だからこそ僕らも夢を叶えていきたいなと思っています。僕らは「一生懸命、真面目にやっていたら夢は叶う」ってことを発信していきたいですから。
宮田:僕らの生き様で、それを証明していきたいですよね。
伊東:人間性と音楽性を分けて考える人もいるけど、どう思う?
宮田:僕は「人間活動=音楽活動」だと思ってるので、やっぱり分けるのは違うのかなと。
伊東:うん。どんだけ取り繕っても、ステージの上では見えちゃうものだからね。
EMTG:「スターダスト」のMVもいいですね。中学生くらいの男子と女子の爽やかな青春を感じました。 
伊東:監督さんとお話をしながらアイディアを出し合って、こういうMVになりました。
EMTG::このMVみたいな中学時代でした?
伊東:こういう中学時代を過ごしてたら、こういうMVは考えなかったでしょうね。な?
宮田:その通り(笑)。
伊東:人間の妄想の力ってすごいんです。
宮田:グループ交際したかった(笑)。
伊東:あの子たち、交際に発展するのかもしれないね。このMVみたいな青春を過ごしてる子たちは確実にこの世に存在するのに、自分はそれを経験してない。「なんだそりゃ!」ってなるんですけど(笑)。でも、それでいいんですよ。
EMTG:叶えられなかった青春への復讐? 
宮田:「青春への復讐」っていいですね(笑)。ミュージシャンって大抵鬱屈したものがありますからね。
伊東:僕は子供時代の忘れ物がいくつかあるんですよ。その忘れ物は、自分が何かをクリエイトする上での原動力になってます。
EMTG:イトヲカシをやりながら青春の延長戦をするような感じもあるんですかね? 
伊東:そうですね。照れくさいからあんまり言わないんですけど、「今が一番青春だな」って思いますから。
宮田:イトヲカシってワクワクできるんですよ。それって青春だなって僕も思います。年齢を重ねる毎にいろいろアップデートしていきたいですね。
EMTG:「目指せ、青春のベテラン!」でしょうか?
伊東:それ面白いですね(笑)。
宮田:青春のプロということですね(笑)。
伊東:いいなあ。それでいきましょう!

【取材・文:田中 大】

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