妄想キャリブレーション、第2弾シングルとなる「アンバランスアンブレラ」で作詞にも初挑戦!

妄想キャリブレーション | 2016.09.27

 妄想キャリブレーションがSony Music Records所属後、第2弾シングルとなる「アンバランスアンブレラ」を2016年9月28日にリリース! 前作「ちちんぷいぷい♪」のEDM路線を踏襲する一方で、今回はなんとメンバーが制作から関わって作詞にも初挑戦。さらに、カップリングにはアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」でも使われたClarisの「irony」のカバーを収録している。

 ブルーをベースにしたアーティスト写真やジャケットも新鮮だ。妄想キャリブレーションの新たな魅力を教えてくれる「アンバランスアンブレラ」ついて、メンバーの胡桃沢まひる、桜野羽咲、双葉苗、星野にぁ、雨宮伊織、水城夢子に話を聞いた。

EMTG:「ちちんぷいぷい♪」をリリースしてから、妄想キャリブレーションの「MOSO EDM」が浸透してきた感触はありますか?
星野:「アンバランスアンブレラ」のお披露目をしてから「MOSO EDM」への理解度が深まって、「ちちんぷいぷい♪」に深みが出たと思います。
双葉:「ちちんぷいぷい♪」はゴリゴリのEDMだったけど、「アンバランスアンブレラ」はEDMを聴かない人でも聴きやすいので、私たちと同じタイミングでEDMを知った人でも受け入れやすいと思います。
胡桃沢:「アンバランスアンブレラ」はゴリゴリのEDMではないけれど、「蓋を開けてみたらEDMだった」という感じだったら「MOSO EDM」が確立できているということだと思います。
桜野:「アンバランスアンブレラ」ができたことによって、「ちちんぷいぷい♪」への理解が深まって、どっちにもいい刺激になったかな。ライブでは2曲ともやることが多いから、「こういう楽しみ方があるんだな、ヲタ芸やコールだけじゃないんだな」と、楽しさが無限大に広がっていることを感じています。
水城:まだ2枚目だけど、「MOSO EDM」を貫いて定着するようにしたいです。「このサウンドといえば妄想キャリブレーション」とわかるように新しいジャンルとして定着させたいです。
EMTG:今回の「アンバランスアンブレラ」は制作段階からメンバーの皆さんが参加していますが、どういうきっかけだったのでしょうか?
桜野:もともと「作詞をしたい」と言っていたんです。「ちちんぷいぷい♪」はSony Music Recordsさんに所属することになっていただいた曲だったけど、今回は一から作るので制作に関わらせていただきました。
胡桃沢:「ちちんぷいぷい♪」のとき、作詞の加藤(哉子)さんと対談をして、「作詞をやりたいです」と言ったんですが、本当にかなってしまって(笑)。
雨宮:口は災いのもとだね。
EMTG:「口は災いのもと」だと意味がちょっと違いますよ! 「言霊」とかにしましょう(笑)
星野:「作詞:妄想キャリブレーション」ってかっこいい!
雨宮:「こういうテーマにしよう」と決まったとき、ひとりひとりが持ち帰ってフレーズやキーワードを考えて、発表会をしたんですけど、メンバーの新しい一面を知ることができました。
EMTG:歌詞はけっこう乙女ですよね。
桜野:妄想で設定をめっちゃ考えました。女の子の性格や人生、相手の人の年齢とか。6人で6通りあって、それをひとりのキャラクターにまとめるのは、加藤さんが大変だったんじゃないかな(笑)。
EMTG:作詞するにあたって、一緒に作詞をした加藤哉子さんからはどんなアドバイスがありましたか?
雨宮:「作詞はどうやってしてますか?」と聞いたら、思いついた単語を全部メモっているそうなんです。
胡桃沢:「日常生活のいろんなものに目を向けて」と言われて、目を光らせて生活してました(笑)。
桜野:デモ音源を聴きながら、私たちも感じたことをメモって、期日が来たら考えたことを発表しました(笑)。
水城:私たちはポエマーが多いんです。クサめなことをかっこつけて言ってます。でも、私のワードはパンチがありすぎてあまり採用されなくて……。
胡桃沢:「君は私のWi-Fi」って書いてきたんですよ(笑)。
水城:わかりますよね、必要なんですよ?
EMTG:せ、生活に欠かせない、みたいな意味ですか?
水城:あるのに慣れてしまうと抜けられないんです。
桜野:次回作に使います(笑)。
EMTG:「アンバランスアンブレラ」で気に入っている歌詞を教えてください。
星野:サビの「素直になるから ぎゅっとしてちょーだい!」です。めっちゃかわいいですよね。こんなこと女の子に言われたらと思うと……歌いながら熱い気持ちになりますね!
双葉:サビの「いい子じゃもういられないんだもん」、良くないですか? かわいいですよね。こんなこと言うのズルくないですか?
雨宮:こんなこと言える子に生まれたかったよ……。
水城:「素っ気なくしてるのも 演技だよ」がキュンキュンしますね。
雨宮:2番のAメロがすごく好きなんです。「らしくないワンピースとか / ジュースクレンズ 試してみても」って。私もワンピースは全然着ないけど、たまに着るとほめられるんですよ。
水城:ここは私が書いた歌詞で、伊織みたいな女の子をイメージしてるんです。伊織になった気持ちで書きました。
胡桃沢:「アンバランスアンブレラ」って言葉は私が作ったんです。相合傘をしたいんですよ。でも、傘の傾きで肩が濡れちゃうじゃないですか? 肩の濡れ方で相手の気持ちがわかるんですよ。思いの比率のアンバランスさが相合傘で出るんじゃないかな、と思って書きました。
水城:「温度差1:9 」じゃベチャベチャだよ(笑)。
胡桃沢:市ヶ谷駅でメンバーと待ち合わせしながら妄想したんです(笑)。
EMTG:「アンバランスアンブレラ」はすでにライブでも歌っていますが、作詞した楽曲を歌うのは、これまでと感覚が違いますか?
胡桃沢:心のこもり方が違いますね。「うーちゃん(桜野羽咲)は妄想の恋愛をしてるんじゃないかな?」とか勝手に思いながら(笑)。
桜野:歌詞についてのエピソードをひとりひとりから聞いてるので、歌声にも表情にもダンスにもより深みが増すんじゃないかと思います。
雨宮:1番のAメロをすべてもらって嬉しくて、ここに入る前奏から気持ちを作り込んでます。
星野:「好きだけど 嫌いだよ」というセリフを言ってるんですけど、「好き」なんて生きていく中でそうそう言わないじゃないですか? ましてや大人数の前でマイクを通して言わないし! それがいい緊張感として出るといいな。
雨宮:こなれないでくれよ!
桜野:「もう止まらないよ / もう止められないよ」は私が考えました、恥ずかしい(笑)。気持ちのカウントダウンと、ラストのサビへの気持ちの高まりを感じてもらえればと思います(恥ずかしさで笑い続けながら)。
水城:デモ音源を聴く状態から作ったし、私たちの意見を反映してもらったんです。曲を作るのって、子供を育ててるようで、かわいいものですよね!
EMTG:カップリングの「irony」はClarisのカバーですが、 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」でも使われた原曲は知っていましたか?
桜野:リアルタイムで見てました。
水城:このお仕事を通して知って、とてもいい曲だなと思いました。
双葉:もともと知ってる曲だし、完成されてるから、どう崩さずに私たちなりに表現できるかを考えました。
星野:カバーすると聞いて、どういう風になるかもわからないから不安でした。でも、改めて聴き直してみると、意外と妄想キャリブレーションっぽさもあるんです。歌詞の不器用なところとか。レコーディングのときに歌いやすかったです。」
雨宮:自分の好きなアーティストさんがカバー曲で新譜を出すのは好きじゃないんです。でも、「irony」は聴いてた曲で、歌詞を見ると妄想キャリブレーションっぽいのかなと思ったし、歌を入れてダンスをしてみると「いいな!」と思ったんですよ。新しい挑戦ができました、ダンスもいい仕上がりになってます。
胡桃沢:私たち、ゆくゆくは絶対アニソンを歌いたいんです。ディアステージは生粋のオタクが集まる場所ですから。アニメに通じるものを勉強させていただく機会だと思いますし、アニソンの夢への一歩になるといいなと思って歌います。
桜野:今回のシングルは、作詞をした「アンバランスアンブレラ」とカバーの「irony」で対照的なんですけど、でも通じるものがあって妄想キャリブレーションらしいんです。やる意味をしっかり私たちの中で落とし込んで、パフォーマンスに出せたらいいなと思います。「いつか妄きゃりがアニソンのタイアップを歌ったら・・・」と妄想してもらえるような曲にできればいいなと思います。
EMTG:10月14日の渋谷WWW Xから始まる「ULTRA MOSO ∞ PARTY!!!!!!」はどんなツアーにしたいですか?
胡桃沢:私たちは全国ツアー2回目なので、パワーアップしていることは約束します! セットリストも自分たちで決めたし、私たちのやりたいことを詰め込んだので、来てくれた全員が楽しめるライブを届けます。
雨宮:2回目だけど、Sony Music Recordsさんに所属してから初めてのツアーなので、その意味を感じさせるツアーにしたいです。新曲も引っさげていくし、ダンスや歌もレベルアップしてると思うし。それになんと! 夢ちゃん(水城夢子)と私の地元、富山に行くんです!(雨宮伊織と水城夢子は富山県出身) 友達も呼んで、今までひた隠しにしてきたこの姿を披露したいです!
星野:Sony Music Recordsさんで半年やってきた強さもあるし、見せられる魅力が増えているはずなので、「去年なんてなかった」ぐらいのいいライブにしたいです。ワンマンライブ(12月25日の新木場STUDIO COAST)はクリスマスなんで、忘れられない一夜にします!
双葉:私も初めて地元の山梨に行くんです(双葉苗は山梨県出身)、にぁのところ(星野にぁは宮崎県出身)には行かないんですけど(笑)。山梨のライブハウスに行ったことがないし、初めてなので楽しみです。Sony Music Recordsさんからデビューして初めてだし、レベルアップしてると思うし。ワンマンライブ以降も応援したくなるようなライブにしたいです。(突然語気を強めて)おう!
EMTG:はい、ついていきます!
水城:全国ツアーは地方に住んでる方には特別なものだと思うので、初心を忘れずに毎回新鮮なライブにしたいです。初めて富山にもいくので!
桜野:今回のツアーでは「MOSO EDM」も揃えました。でも、既存曲もパワーアップさせて、構成も曲も、みんなを飽きさせないものにしています。私たちが楽しいと思う音楽をみんなに伝えて、一緒に楽しめたらいいなと思います。
EMTG:雨宮さんは何で踊っているんですか……。
雨宮:(踊りながら)言葉にはならないパッションです。
EMTG:パッションが溢れ出るツアーを楽しみにしています!

【取材・文:宗像明将】

tag一覧 シングル 妄想キャリブレーション 女性ボーカル

リリース情報

アンバランスアンブレラ

アンバランスアンブレラ

2016年09月28日

Sony Music Records

1.アンバランスアンブレラ
2.irony
3.アンバランスアンブレラ -instrumental-
4.irony -instrumental-

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お知らせ

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■ライブ情報

LIVE TOUR 2016「ULTRA MOSO ∞ PARTY!!!!!!」
10/14(金) 東京都・渋谷WWW X
開場 18:00 / 開演 19:00
10/15(土) 北海道・札幌PIGSTY
開場 12:30 / 開演 13:00
10/23(日) 長野県・NAGANO CLUB JUNK BOX
開場 15:30 / 開演 16:00
11/03(木・祝) 愛知県・名古屋 ライブホール M.I.D
開場 15:30 / 開演 16:00
11/11(金) 大阪府・OSAKA MUSE
開場 18:00 / 開演 19:00
11/13(日) 千葉県・柏PALOOZA
開場 15:30 / 開演 16:00
11/19(土) 埼玉県・西川口Hearts
開場 15:30 / 開演 16:00
11/20(日) 神奈川県・横浜BAYSIS
開場 15:30 / 開演 16:00
11/26(土) 福岡県・Livehouse & Club PEACE
開場 15:30 / 開演 16:00
12/03(土) 富山県・Soul Power
開場 15:30 / 開演 16:00
12/04(日) 山梨県・甲府CONVICTION
開場 15:30 / 開演 16:00

君に魅せたい!妄キャリが贈る今夜かぎりの、、、
ULTRA MOSO ∞ PARTY!!!!!!

12/25(日) 新木場STUDIO COAST
開場 17:00 / 開演 18:00 FINAL

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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