寺嶋由芙1stアルバムで「いろんな表情の私を感じてもらえたら」

寺嶋由芙 | 2016.09.28

 ソロアイドルとして活動をスタートさせてから約3年。寺嶋由芙が1stフルアルバム『わたしなる』を完成させた。「#ゆーふらいと」「カンパニュラの憂鬱」などのシングル表題曲に加え、彼女の新たな表情が感じられる新曲もたっぷり収録。夢眠ねむ(でんぱ組.inc)、みうらじゅん、真部脩一、ヤマモトショウ、寺嶋自身が敬愛する歌人・作家の加藤千恵などジャンルを超えたクリエイターが参加した本作は、寺嶋由芙のカラフルで奥深い魅力をさらに広げることになりそうだ。

EMTG:1stアルバム「わたしになる」が完成しました。ポップと個性が共存した、素晴らしい仕上がりですね。
寺嶋:ありがとうございます! 私も自分のアルバムながら、とっても気に入っています。自分で歌うのがもったいないくらい素敵な曲ばかりなので、これを世の中に広めるべく、がんばらねばと思ってます!
EMTG:このアルバムによってソロアイドルとしての音楽性、スタイルもさらに明確になると思います。ソロとして活動が始まったときは、どんなビジョンがあったんですか?
寺嶋:最初はなりゆきと言いますか(笑)、たまたま知り合ったディレクターの方に「来月ライブをやりましょう。曲も用意します」と言ってもらったことが始まりだったんです。だから、最初のころは手探りの状態だったんですよね。歌詞は違ったりするけど、「#ゆーふらいと」とか「ぜんぜん」はその頃から歌っていた曲なんです。そこから「次はこういう見せ方がしたい」「違う角度から攻めてみよう」という感じで、曲ごとに寺嶋由芙の新しい面を見せることを意識してきて、それが今の活動につながっていって。今回のアルバムでも、私のいろんな表情を感じてもらえたらいいなって思います。
EMTG:本当に色彩豊かな楽曲が揃っていますが、全体としては正統派のアイドルポップスとしてまとまっているのも印象的でした。
寺嶋:ブッ飛んでなくても、しっかり印象に残る曲っていうのかな。そういうものを目指しているところはありますね。おもしろいこと、とんでもないことも楽しいけど、それを続けていくのは大変だと思うんです、私自身もファンのみなさんも。みんなで楽しく、長く続けていくためには、長く楽しめる楽曲を残していかなくちゃなって。
あと、私はもともと正統派のアイドルというか、キレイなお水で育った感じの女の子が好きなんです(笑)。自分がそうなれないからこその憧れもあるし、正統派のアイドルとしてがんばっている子を見ると、尊さ、カッコ良さを感じるので。私もそういうものを目指しつつ、それ以外の武器も身に付けたいと思ってます。
EMTG:アルバムに収録された新曲についても聞かせてください。まずタイトル曲「わたしになる」。これは寺嶋さんが敬愛する歌人・作家の加藤千恵さんが作詞を担当してますね。
寺嶋:4年くらい前から作品を読ませてもらっていて、ずっと好きな作家さんだったので、歌詞をお願いできてすごく嬉しいですね。加藤さんの作品はあまりハッピーエンドではなくて、切ない感じのものが多いんですね。でも、単に「ダメでした」ではなく、悲しく終わったとしても、ちゃんと救いがあるというか、包み込んで肯定してくれてるところが好きで。そういう話を加藤さんにお会いしたときにさせてもらったんですけど、書いていただいた歌詞が“まだ未熟だけど、そのままで自分になっていくよ”という内容だったんですよね。ソロアイドルとしてはまだ未熟だけど、これまでの経験を糧にしながら歌っていきたいという気持ちになれました。
EMTG:「オブラート・オブ・ラブ」は夢眠ねむさんの作詞。かなり大人っぽい歌ですよね。
寺嶋:そうなんです。アイドルとしての“オン”の部分ではなく、まだ見せていない“オフ”の部分をねむきゅんが書いてくれました。「#ゆーふらいと」もねむきゅんの歌詞なんですけど、あの時は「つらいこともあるけど、それを背負ってがんばっていきます」という感じがあったんですよね。それから少し大人になって、つらさや苦労を客観視できるようになったのかなって。
EMTG:まさに成長した部分ですよね、それは。みうらじゅんさんが作詞した「ゆるキャラ舞踏会」も、ゆるキャラ好きの寺嶋さん以外には歌えない曲だと思います。
寺嶋:趣味が高じて、最近、ゆるキャラのみんなとお仕事させてもらえることが増えてるんですよ~。みうらじゅんさんともテレビのお仕事でご一緒させてもらってるんですけど、いつも「由芙ちゃん、そんなにゆるキャラが好きなのはおかしいよ」って言われていて(笑)。そんなところも含めて歌詞にしてもらえてるので、すごく嬉しいです。何といってもみうらさんは“ゆるキャラ”の名付け親ですからね。私にとっては神様みたいな方なので…。
EMTG:真部脩一さんが作詞・作曲を手がけた「101回目のファーストキス」も印象的でした。この切なく、儚い感じも、いまだから表現できるのかなと。
寺嶋:この曲はディレクターの方から「森高千里さんの『渡良瀬橋』にように、一段ステップを上がれるような曲が欲しい」という依頼を受けて、真部さんが書いてくださった曲なんです。いまの活動はすごく楽しいし、ずっと続けていきたいと思ってるんですけど、この曲はいまの出来事が思い出になった頃をイメージして歌ったんですよ。表現するのは難しかったけど、すごくいい曲になったと思います。こういう曲があると、ライブの表現も広がりますからね。
EMTG:1stアルバムが出来上がったことで、さらにやりたいことが増えている?
寺嶋:いまはまず、このアルバムをしっかり届けたいと思ってます。世代を問わず聴いてもらえる曲も多いし、主婦の方や小さいお子さんにも楽しんでもらいたいなって。アイドルという括りだけでは会えない方々にもどんどん会いに行きたいですね!

【取材・文:森朋之】

tag一覧 J-POP アルバム 女性ボーカル 寺嶋由芙

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

対するネッサンス!!
2016/10/02(日) 下北沢GARDEN

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

リリース情報

わたしになる

わたしになる

2016年09月21日

TEICHIKU ENTERTAINMENT

01.わたしになる
02.ふへへへへへへへ大作戦
03.好きがはじまる(re-vocal version)
04.カンパニュラの憂鬱
05.オブラート・オブ・ラブ
06.猫になりたい!
07.いやはや ふぃ~りんぐ
08.ゆるキャラ舞踏会
09.初恋のシルエット(strings version)
10.101回目のファーストキス
11.ぜんぜん
12.まだまだ
13.好きがこぼれる
14.#ゆーふらいと(re-load version)

トップに戻る