CNBLUE、日本デビュー5周年、待望の5thアルバム『EUPHORIA』

CNBLUE | 2016.10.12

 2009年、ストリートやライブハウスなどで半年間で100本以上のライブを行う「音楽武者修行」を日本で敢行。2010年に韓国デビューするや、即、「ひとりぼっち」で大ヒットを放ち、韓国ではアンダーグラウンドだったバンドをオーバーグラウンドな存在に。そして、2011年には修行の地、日本でメジャーデビュー。「In My Head」からちょうど5年となる10月19日、彼らの音楽の原点ともいえる日本のファンへの愛がギッシリ詰まった5周年のアニバーサリー・アルバム『EUPHORIA』をリリースする。

EMTG:アルバム『EUPHORIA』のリード曲「Glory days」も、先行シングルの「Puzzle」もポジティブな曲ですね。「In My Head」でメジャーデビューしたころは、葛藤や焦燥感みたいなものをテーマにしたリード曲が多かったですけれど、ヨンファさんの中にこの5年でどんな変化があったのでしょう。
ヨンファ:やっぱり、ポジティブな音楽を聴くと、気持ちもアガるじゃないですか。僕たちの音楽を聴いて、みなさんに幸せな気持ちになってほしいって気持ちが大きくなって。昔は思い通りにならないことがあると、それを曲にしていたことも。今は、音楽をやる環境がすごく幸せっていうのも大きいかな。
EMTG:アルバムタイトル『EUPHORIA』も“幸せ”って意味ですよね。
ジョンシン:はい。イタリア語で、“幸福”という意味です。僕たちは日本で活動を始めてからずっと、みなさんにたくさんの幸せをいただいてきたから。
ヨンファ:リード曲「Glory days」は、僕たちをここまで大きくしてくれたファンのみなさんに、“これから先もずっと一緒に、もっと素晴らしい場所へ行こう!”というメッセージと、感謝の気持ちを込めた曲です。
EMTG:「Glory days」は、CNBLUEからBOICE(ファン)へのラブレターってことですね。
ヨンファ:そうです。歌詞の“最初の一歩”って、僕らが武者修行をしに日本にやってきた2009年のこと。僕らは日本でバンドの何たるかを学んだじゃないですか。お客さんゼロのストリートライブから始めたときも、夢が実現していった今も、BOICEがいたから成功できたし、幸せになれた。未来までずっと、そんな輝く日々を一緒に過ごそうって。
EMTG:“最初の一歩”がストリートライブなら、“あの日見ていた遠い場所”とは? 「Take me higher」の“目指すべき場所”とか、「Royal Rumble」の“新しいstage”とか、今回のアルバムのヨンファさんの曲には、次の場所に関する歌詞が多いようですが。
ヨンファ:次に目指す場所は、東京ドームかな? みんなを連れて行かなきゃ。
ジョンヒョン:アリーナツアーは自分たちが思ったより早くできたけど、なかなか難しいんですよ、その次のステップが(笑)。
ヨンファ:日本デビューした時は“プライベートジェットでワールドツアーしたい”とか、大きな夢ばかり見てた。“今、成功してるのか”なんてことは、当事者にはわからないことだけど、振り返ってみると、一歩一歩着実に階段を上ってこれたかな……。ワールドツアーは実現したし。“東京ドームでライブしたい”っていうのも、日本デビューしたときから言ってきたじゃないですか。僕らにとって、山の頂上みたいに目指すべき場所なんです。
EMTG:ジョンシンさんの「Stay with me」もファンへの感謝を綴った曲といえますよね。前作アルバム『colors』に収録された初の自作曲「Daisy」はヨンファさんと一緒に作りましたが、今回は共作じゃないんですね。
ヨンファ:ジョンシンは「Daisy」と「Stay with me」、どっちが好きなの? 「Daisy」だろ?
ジョンシン:そんな、選べないよ! でも、やっぱり最新曲だから「Stay with me」かな(笑)。
EMTG:「Daisy」ができたときにヨンファさんは、“曲を作り始めたとき特有の良さがある”と言ってましたけど、今回はどうでしょう。
ヨンファ:ジョンシンらしさが曲に出てきたと思います。最初に聴いたときに、「あ、これはジョンシンの曲だな」ってすぐわかったし。
ジョンヒョン:そうだね。僕もすぐわかった。
ヨンファ:最初は「また一緒に作る」って話も出たんだけど、今回はジョンシン自身のイメージを自分で形にした方がいいと思ったんです。
EMTG:今回の「Stay with me」では、作者であるジョンシンさんがヨンファさんのボーカル・ディレクションを?
ジョンシン:いえいえ、僕がヨンファお兄さんに歌に関してあれこれ言うのはおこがましくて、無理です(笑)。
ヨンファ:僕はジョンシンに、「この曲は、自分で歌った方がいいんじゃない?」ってアドバイスしたのに、歌わないんですよ。自分で歌わないと、僕が歌ってるときの気持ちがわからないじゃないか!
ジョンシン:ヨンファさんに自信を与えるために、ガイドボーカル(仮歌)は僕が歌ったじゃないですか。
EMTG:(笑)。「Stay with me」でこだわった点を教えてください。
ジョンシン:アレンジで悩みました。派手にするかシンプルにするか。メロディーがシンプルだから、アレンジもシンプルにして正解でした。リラックスして聴ける曲になったと思います。
EMTG:ディレクションの話が出ましたが、ヨンファさんとジョンヒョンさんは、それぞれ自分の曲をディレクションするんですよね。
ヨンファ:そうですね。ジョンヒョンは、曲に何が必要かわかってるから、お任せです。
ジョンヒョン:お互いにCNBLUEを知りつくしてるから、お互いの曲は基本的にお任せ(笑)。最初に曲を聴くじゃないですか、その後、ボーカル・パートを割り振るんだけど、いつも思った通り。僕らの考えは、いつも一緒なんです。
ミニョク:プロデューサーとして、ふたりは似てると思いますよ。どういう点がって? う~ん、どっちも厳しくないところ(笑)。
EMTG:ジョンヒョンさんの楽曲「Slaves」は、“携帯の奴隷になんてならないぞ”って歌詞じゃないですか。でも今、「ポケモンGO」で、完全にスマホの奴隷ですよね(笑)。
ジョンヒョン:それ、仕方ないんですよ。だって韓国じゃ「ポケモンGO」できないんだから。日本にいるときにたくさんやらないと、モンスターが集められないんです。見逃してください(笑)。
EMTG:「Royal Rumble」は、すごくヨンファさんらしい曲だと思いました。リード曲はポップさを追求しなきゃいけないけど、この曲のメロディやトラックには今のヨンファさんが反映されているし、軽やかな曲とは逆に歌詞には昔よく書いていた焦燥感があったりして。
ヨンファ:そうですね。僕もこの曲がアルバムの中で個人的に一番好き。「Royal Rumble」ってアメリカのプロレス団体WWEのバトルロイヤルのことなんです。闘った後、勝った人がリングに残って、そこにまた別の人が入ってきて勝者と闘う。30~40人がこれを繰り返すんです。勝ってもすぐに、また闘い。ずっと闘い続けなきゃいけない。子どものころに見て、すごく印象に残ってて。僕もだけど、誰しもずっと闘ってるでしょ?
EMTG:去年、ヨンファさんがソロ活動をしたとき、27歳(韓国年齢。日本では26歳)で27曲作ったから、来年は28曲作るって言ってましたが、実現しましたか?
ヨンファ:やろうと思ったんだけど(笑)。今まで頑張って作りすぎたから、今年は自分のインスピレーションを大切に、少しずつ作っていこくことにしました。気負わずに楽に作ることにしたんです。それまでは、ドラマの撮影をしててもずっと曲を作ってて。ずっと「早く走りたい」、「疾走したい」って思ってやってきたけど、ちょっとスピードを落として、ゆっくりと、ひとつひとつ大切に考えながらやっていきたいと思って。
EMTG:日本でメジャーデビューして5年。考え方だけじゃなくて、曲作りの方法も変わってきたと思います。でも、春の『SPRING LIVE 2016 ~We’re like a puzzle~』やジョンヒョンさんのソロツアーでインディーズ時代の曲を久々に聴いて、根幹は変わってないなって感じました。
ジョンヒョン:確かに曲作りは、変わりましたね。勉強もしたし、成長もしたし、テクニックとか、感覚はどんどん変わってる。でも、ベースにあるものは変わってないと思います。そのバランスを取るのが大事かな。でも、昔の曲を聴いたら、今はああいう曲は作れないなって思うこともありますよ。
EMTG:11月2日の幕張メッセイベントホールを皮切りに、11月30日の日本武道館まで、約1ヶ月に渡る『CNBLUE 5th ANNIVERSARY ARENA TOUR 2016 -Our Glory Days-』が全国で開催されます。今、まさに、目の前でセットリストを組み立てている最中ですが(笑)。
ジョンヒョン:ヨンファさんがこの後、ドラマの撮影でずっとヨーロッパに行っちゃうから、今日しか4人で顔を合わせて相談できなくて。でも、かなりいい感じになりそう。
ヨンファ:アニバーサリーなので、何かスペシャルなものはやりたいと思っています。新曲とかアレンジとかステージセットとか。ファンのみなさんに喜んでもらえるものを考えているので、楽しみにしていてください!
EMTG:12月10日、11日には幕張メッセで恒例の『2016 FNC KINGDOM IN JAPAN - CREEPY NIGHTS-』も行われます。事務所のアーティストたちが一堂に会す中、CNBLUEはどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょう。
ヨンファ:フェスなので、来てくれるのはCNBLUEのファンだけじゃないでしょ? だから、僕達のいいところを圧縮して見せられる、必殺のセットリストを用意したいと思っています。最高のライブをお見せします!

【取材・文:坂本ゆかり】

tag一覧 J-POP インタビュー 男性ボーカル アルバム CNBLUE

リリース情報

EUPHORIA[初回限定盤A]

EUPHORIA[初回限定盤A]

2016年10月19日

ワーナーミュージック・ジャパン

01.Be OK
02.Glory days
03.Take me higher
04.Face To Face
05.Puzzle
06.Royal Rumble
07.Every time
08.Stay with me
09.Slaves
10.Blessed

お知らせ

■ライブ情報

CNBLUE 5th ANNIVERSARY ARENA TOUR 2016 -Our Glory Days-
2016/11/02(水) 幕張メッセイベントホール
2016/11/03(木) 幕張メッセイベントホール
2016/11/09(水) 大阪城ホール
2016/11/10(木) 大阪城ホール
2016/11/17(木) 日本ガイシホール
2016/11/18(金) 日本ガイシホール
2016/11/24(木) マリンメッセ福岡
2016/11/29(火) 日本武道館
2016/11/30(水) 日本武道館

※その他ライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

トップに戻る