清 竜人25、ラストアルバム『WIFE』でハッピーエンドのその先へ!

清 竜人25 | 2017.04.12

 4月12日にラスト・アルバム『WIFE』をリリースする清 竜人25。2014年の結成から、約3年。「一夫多妻制アイドルユニット」という奇想天外なコンセプトと、清 竜人の手によるクオリティの高い楽曲が作り出す清 竜人25の唯一無二の世界は日本の音楽シーンに大きな衝撃を与えた。そして、2017年、清 竜人25の夫人たち5人は「専業主婦」となることが発表された。つまり、事実上のグループ解散。最後のアルバム、最後の全国ツアー、そして、これまで作った楽曲を4時間にわたって全曲披露することが予定されている幕張メッセでの「ラスト♡コンサート」を控え、清 竜人と夫人たちは今、何を想っているのか。清 竜人、清 咲乃、清 優華の3人にハッピーエンドのその先について話を訊いた。

EMTG:シンガーソングライターとしてのキャリアがある清 竜人さんにとっても、ラストアルバムを作るのは初めての経験だったと思うのですが。
清 竜人:そうですね。実際、解散を宣言するような楽曲や、まさに「LOVE&WIFE&PEACE♡」なんかは大団円感に溢れた楽曲だと思うんですけど、終わりはあまり意識しすぎずに制作したかったんです。おとぎ話のように「王子様とお姫様は幸せに暮らしましたとさ」って感じがいいなって。絵本自体は終わるんだけれど、その中の物語は続いてるって想像させるような終幕にできればなって思ってました。
EMTG:音楽的にはこれまでの作品を支えて来たアレンジャーとがっつりタッグを組んで作っているような印象を受けます。
清 竜人:ファーストとは差別化を測ろうと思ったんですが、より自分の指示や要望を受け止めてくれる人たちとやったほうがいいな、と思いまして。例えば、ダンス☆マンとはずっと蜜月関係でやって来てまして。すごくスムーズに作業が進むんですね。実際、解散すると報告した時もすぐに僕に連絡をくれて。振り返ってみると、ファースト・シングルもダンス☆マンにお願いしてるんですよね。
EMTG:夫人たちは今回のレコーディング、振り返って見ていかがでしたか?
清 優華:今回は、前日にはちゃんと竜人くんから音源が来るようになってて。私たちももうだいぶ訓練されていて、大体の無茶振りとかにも対応できるようになってます。清 竜人25仕様にチューンアップされているというか。
清 咲乃:そうだよね。私も最初に入った時は、竜人くんが作ってくる歌とか全然意味がわかんなかったし、歌えなかったんだけど。今は結構歌えてて。あと、今回、ちゃんとしたスタジオでレコーディングしたのが初めてだったので、それはいい経験でした。今までは部屋みたいなところでマイク立てて、マネージャーさんと竜人くんで録音するみたいな感じだったから。
EMTG:夫人のお二人は「解散する」という事実をどのように受け止めましたか?
清 優華:解散する、ということは実は発表の1年ぐらい前に教えてくれていて。だから、私たちは心の準備もできていたんです。竜人くんってこういう人だから「明日やめます!」って言われてもおかしくなかったし。むしろちゃんと1年前に教えてくれたから、心の準備ができて夫人たちと「最後まで頑張ろうね」って、結束につながりました。
EMTG:ご夫人たちがあまりにもいじらしすぎて、涙が出て来ます……(目頭を押さえる)。
清 優華:え、ちょっと、本当に泣いてるんですか。そんなに感情的にならないでください……(笑)。
清 咲乃:大丈夫ですか(笑)。私も「解散」を教えてもらえてすごくよかったなって思いました。最後にこれまでにやったことのないような大きいステージを用意してくれて、そこに向かってしっかり頑張るんだってモチベーションになりましたね。解散を意識して、改めて、竜人くんに感謝できることが増えましたね。
EMTG:(目頭を押さえながら)急に解散ということになって驚いているのは、ファンの皆さんだと思うんですけど。今の思いを聞かせてください。
清 咲乃:ずっと振り回して来ちゃったなと、申し訳ない思いがあるんです。見捨てないで着いて来てくれたのは本当にありがたくて。
清 優華:本当にファンの皆さんにツアーで会いたいなって思います。東京公演では2ショット・チェキ会があるんですけど。私はやったことないから、ここでファンの皆さんに恩返しができたらなって。
EMTG:約3年という期間ですが、お二人は清 竜人25に入って、やりたいと思っていたことは全部できましたか?
清 優華:私はやれた気がしています。立てると思っていなかった、大きなステージでもできたし。グループに所属するなんてことはなかなか人生の中でもあることじゃないから。メンバーともすごく仲良くなれたし。テレビも出たし、取材も沢山受けさせていただけたので、とっても満足です。
清 咲乃:うーん、私は強いていうならドキュメンタリー映画が撮りたかったですかね。一夫多妻制の真実をフィルムにまるっきり隠さずに撮りたかった。いろんなことがあるから、見てて私たちの生活って楽しいと思うんですよね。
EMTG:竜人さんが当初、清 竜人25でやりたいと思っていたことは何でしょうか?
清 竜人:今までの音楽シーンになかったものを作りたいってことで、「一夫多妻制アイドル」ってコンセプトを打ち出したんですけど、でも、アイドルをやりたかったわけじゃないのは確かですね。アイドルっていう枠組みにして始めたほうがやりやすいし、有効かなと思って始めたんです。単純に女の子たちと何かやりたいなって思いもあったし(笑)。清 竜人25で一つの形として完成したかな、って気はしますね。
EMTG:先ほどの優華さんのお話にもあったように当初は「清 竜人25は明日やめてもおかしくない」グループだったと思うんですが、それがなぜ3年も続いたのでしょうか?
清 竜人:実際、1年ぐらいの制作期間で1枚アルバムを作って終わりぐらいの気持ちで最初はいたんですね。でも、アルバム一枚では表現しきれなかったり、メンバー交代もあったりして。それに何より、見てる側のオーディエンスの子達がまだ消化不良な感じがあったんです。そういう思いを汲んで延長し続けて、3年という期間という感じですね。
EMTG:3年は長かったですか、短かったですか?
清 竜人:そもそもアイドルをやりたくて清 竜人25に入って来たメンバーって少なくて、みんな「なんか面白そうだから」っていう理由でのってくれた子たちで。だから、3年ていう期間は彼女たちにとっても自分にとっても次に向かうにはちょうどいい期間だった思います。
EMTG:ここまで潔く終わると、また竜人さんが清 竜人25をやりたくなった時に再結成するなんてこともあるのかなと思うんですが。いかがですか?
清 竜人:僕は20年後ぐらいに再結成しようと思ってますよ。今のやつらはおばさんになるんで、メンバーに入れるのは無理ですけど。
清 優華:本当にひどーい。また、新しい愛人を作るのね! だから、私たちもその時はオーディションを一緒に受けようって言ってるんですよ(笑)。
EMTG:終わりが近づくにつれて、竜人さんへの不満ってもしかして溜まってってますか? 結構、すごいことをサラッと言いますよね。
清 咲乃:いやぁ、正直、嫁たちだけでいろんな愚痴を言ってますよ(笑)。でも好きだし愛があるから言えるってことなんだと思うんですけどね。口で言って、スッキリする感じ。やっぱりドキュメンタリー撮って聞かせたいなぁ(笑)。
EMTG:夫人の皆さんは「専業主婦」になるそうですが。家庭に入って、今後働く気は無いって感じですか? みなさんの姿を見たいファンの方々もいると思うんですけど。
清 優華:私たちもそれはホームページで知ったんですよね。多分、さっきの「妻たちは幸せになりました」ってことだと思うんですけど。幸せですよね。これからも、幸せは続いていくんだと思います。
EMTG:実際、今後、みなさん個々に活動されるご予定とかあるんですか?
清 咲乃:みんなで家庭に入って、美味しいご飯を作って竜人くんの帰りを待つって、みんなで決めてるんです。
清 竜人:「清~」としては終わりじゃないですか? 全員、俺がラストコンサートでみんなの芸名を付け直して、事務所設立とかいいんじゃない(笑)?
清 優華:その名前じゃなきゃいけないの?
清 竜人:うん。オフィス北野みたいな感じにしよう。
清 優華&咲乃:ヤダァ~~。
清 竜人:(笑)。まぁ、でも、ある意味で解散後は僕の手から離れたほうがいいだろうなって思ってますよ。
EMTG:いよいよ、4月20日からは名古屋DIAMOND HALLを皮切りにラストツアーが始まり、6月17日には幕張メッセイベントホールでラストライブがあります。
清 優華:清 竜人25に興味があったけど、今まで見られなかった人とか。今回のライブが最初で最期になる人のためにも、丁寧にやりたいなって思ってます。あとは、全国行ったことない場所を回るので、みんなで一緒にご飯をたくさん食べたいな(笑)。
清 咲乃:私はラストライブの2週間ぐらい前からすごく落ちてると思います。ツアーもあるのに…。今からそれが予想できるから、すっごく寂しい。だからこそ、精一杯楽しみたいと思ってます。
EMTG:清家の繋がりって、清 竜人25がグループとして終わった後も続くと思いますか?
清 咲乃:そんなに繋がりって切れないと思うんですよ。これだけ長いこと一緒にやってきたし。
EMTG:竜人さんはこの清 竜人25のプロジェクトが終わったあとは、何をしようとか考えますか?
清 竜人:一年に一枚っていうリリースペースを三年続けたので、そろそろのんびりしようかなって思ってます。本当に7月以降、白紙なんですよ。TOWNってバンドもやってるんですけど、全くお金になってない趣味だから。清 竜人25の前に自分が送ってた生活に戻ろうと思ってます。
EMTG:最後に夫人のお二人から、竜人さんにメッセージをいただけますか?
清 優華:えー、困ったなぁ。どうしよう…。最初に会った時は喋れなかったし「仲良くなれるかなぁ?」って思ってたけど、なれたから……ありがとう♡
清 咲乃:うーん、タバコ吸う量が多いから、体に気をつけてください。竜人くんが死んだら、清 竜人25は再結成する予定なんです。喪主は夫人たちがやってね。その日のためにアップしておくんですけど。あとは、私たちに任せて、ゆっくり生きてねって思います。
清 竜人:絶対、お前らよりは、早く死なんからな!
清 優華:いや、危なそう……。
清 竜人:せやねん。最近、この辺痛むねん(胸のあたりをおさえる)。
EMTG:思いやりに満ちた、ご夫人たちで竜人さん、幸せですね。
清 竜人:そうですね。僕は、幸せ者ですね。

【取材・文:小田部仁】

tag一覧 J-POP インタビュー アルバム 清 竜人25

リリース情報

WIFE

WIFE

2017年04月12日

TOY’S FACTORY

01.愛してる(ハート)キスしたい(ハート)Hしたい(ハート)
02.My Girls(ハート)
03.アバンチュールしようよ(ハート)
04.25(ハート)
05.Christmas(ハート)Symphony
06.Sundayはわたしのモノ(ハート)
07.Coupling(ハート)
08.マリッジブルーを抱きしめて(ハート)
09.マイ(ハート)ワイフ(ハート)イズ(ハート)アイドル
10.ねえねえ...
11.LOVE&WIFE&PEACE(ハート)

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

清 竜人25“メーク(ハート)ラブ(ハート)ツアー”
04/20(木)名古屋 DIAMOND HALL
04/21(金)大阪 BIGCAT
04/23(日)東京 TSUTAYA O-EAST
04/24(月)東京 TSUTAYA O-EAST
05/11(木)札幌 cube garden
05/16(火)仙台 darwin
05/17(水)盛岡 Club Change WAVE
05/19(金)新潟 NEXS
05/26(金)京都 KYOTO MUSE
05/27(土)神戸 VARIT
05/28(日)岡山 YEBISU YA PRO
05/30(火)福岡 BEAT STATION

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

トップに戻る