名古屋次世代メロディックパンクバンドENTH、待望の1stフルアルバム『HENT』をリリース!

ENTH | 2017.07.28

 新ドラマーtakumiの加入後も、その勢いを落とすことなく更に活動の疾走さが増した感もある、名古屋次世代メロディックパンクバンドENTH(エンス)。メロディックパンクを基軸としながらも様々な音楽性をハイブリッドに織り交ぜ、キチンと真ん中には歌やメロディを擁している3ピースバンドだ。  そんな彼らから初のフルアルバム『HENT』が届けられた。各人の特性や自身のカッコイイと思うところが各楽曲に惜しみなく収まっている今作。筆舌に尽くしがたい彼らの音楽性を分かりやすく、伝わりやすく、カッコ良さと親しみやすさを持って具現化しているかのような1枚だ。  更に広いフィールドに踊り出し、幅広い人に受け入れられるポテンシャルを充分に有している今作について3人に訊いた。

EMTG:takumiさんが加入して早1年ですが、振り返ってみていかがですか?
Naoki(Gt・Cho):一番は僕とdaiponがしっかりするようになったところかな (笑)。前のドラマーは一番年上だったこともあって、しっかりしていて、経理や雑務、運転まで担ってくれていましたから。
daipon(Vo・Ba):以前よりかなりちゃんとなりました (笑)。片っぽがバグる時は、必ずもう片っぽは冷静でいるようになったり。
takumi (Dr・Cho): 周りの人からもよく言われます。「あの二人が変わった」って(笑)。
EMTG:プレイ面においてはいかがですか?
daipon:正直、馴染むまではtakumiもかなり大変だったんじゃないかと。曲も覚えなくちゃいけないし、その曲の展開も複雑だったりコーラスもあったり…。初ライブの4日後には「COMIN’KOBE」でしたからね。練習もですが実践(ライブ)で鍛えられた感じかも。あと、単純に音やスケールはデカくなりました。
Naoki:勢いと若さが音に出てますからね。
EMTG:楽曲にも変化が表れましたよね。メロディックにこだわらず様々な音楽性を更に取り込んでいったように映りました。
daipon:曲は全て自分が作ってるんですが、その辺りは意識的でした。ドラマーが変わったことでの不安感を払拭したかったし、今の3人でもかっこよくて、キチンと前に進んで進化している、その辺りも明示したくて。あえて以前と違うニュアンスを入れたり、この3人ならではの曲や、この3人の良さが映える曲、あとは、takumiに歌わせるパートを作ったり。その辺りは考えて進めましたね。 
takumi :コーラスは未だに課題です。以前はラウドロック系のバンドで叩いていたんですが、元々メロディックが好きなので叩いていても凄く楽しいです。
EMTG:なるほど。最近の楽曲にメタリック的な要素がブレンドされ出した理由が分かりました。
daipon:takumiが入ったことで僕の楽曲制作も少しずつ変わってきましたからね。楽曲に対する姿勢が変わってきたというか。
EMTG:それは?
daipon:自由に作れるようになったというか。別に何をやってもいいじゃんって。それもあって、最近できた曲は更に様々なジャンルが交っていたり、ミクスチャー的な要素も増えましたからね。今回、重めの曲をいくつか入れたのも、takumiがパンチのある、重い、ラウドなドラミングが出来ることにも起因してるし。
EMTG:takumiさん的には加入してこの1年を振り返っていかがですか?
takumi :アッと言う間でした。おかげさまで自由にやらせてもらってるし、いい意味で楽にたのしみながら叩かせてもらってます。
daipon:このバンド自体、あまり禁止事項がないですから。演奏や楽曲がしっかりとしていて、伝えることさえキチンと伝えて、カッコ良くあれば、他は比較的どうでも良くて。爽やかで真人間で、ストイックなピシっとしたバンドマンなんてクソ喰らえです(笑)。
Naoki:自分たちの音楽に自信があれば基本クレイジーでもいいじゃんって。やっぱり楽しみながらバンドをやりたいし、やってますから。まずは自分が楽しめなくちゃ、お客さんを楽しませられませんからね。
EMTG:今回いよいよ初のフルアルバムのリリースですが、更に様々な要素を入れ込んだ作品になりましたね。 
daipon:それはありますね。特に今回はギターリフにしろギターソロにしろ、メンバー各人に任せた部分がむちゃくちゃ活きてますから。各人の要素がよく加味されていて。これまでの僕一人の要素に対して、よりこの3人で持ち寄ったもので成立した作品になってます。おかげさまで自分の想像していたものを遥かに超えるカッコイイ作品ができました。
Naoki:ギターに関しても、今までのライブハウスを想定して弾いていたものから、より大きな会場や広いステージ、そこでのお客さんの反応等をイメージしながら弾きましたからね。
EMTG:あとは今回、以前にも増して楽曲構成が目まぐるしい曲が増えた印象があります。 
daipon:今回は特に自分がカッコイイと思えるものをセオリーに捉われずに、思い浮かんだ通りにぶち込んでみました。ラウドなリフもの、速いメロディック、真っ直ぐなメロディの曲や歌モノ、日本語歌詞の曲等々、ENTHらしさの各方向性が振り切れた形で詰め込めたかなって。
EMTG:てっきり従来の作品の流れから、今回は日本語詞の曲が中心だったり、反動的にもう一度原点に戻り、バリバリメロディックな作品を予想してました。
daipon:あとはあまり速くなくて、みんなが共有できるような音楽性ね(笑)。でも、それはイヤだなって。基本、みんなが望んでいるものが分かっていても、それをハイと簡単に渡したくないタイプなんで(笑)。その予想を裏切りたいところもありました。いま自分がカッコイイと思っているものに素直に従い、それらを繋ぎ合わせたり広げていった結果が今作で。なので、自分たちでも、“ああ、今回はこういった作品になったんだ…”ってできてみて分かった面もあります(笑)。 
Naoki:僕もてっきり日本語中心になると予想してました。だけどバランス的にもいいし、逆にこの方が日本語曲が映えるし、より印象深いものになるだろうと。とにかく今作は聴いていて飽きないと思うんです。聴いていくうちに色々な発見があるだろうし。自分でも完成させて以来、むっちゃ聴いています。
EMTG:それこそ1曲目の「HENT」からして驚かされました。
Naoki:実はこの曲、当初は入る予定が無かったんです。レコーディングが終わった後に事務所の社長から、「もう1曲フックになる曲が欲しい」と言われて、急遽作ったんです。
daipon:既に11曲で全てのネタやアイデアを出し尽くしていたんで、ほんとカラッカラで。「どうしよう…」と。最終的には録りの当日の明け方に出来たんですが、結果これまでの自分たちには無かった要素や、聴き手を予測不可能にさせる曲ができたので、これからの俺たちのふり幅を見せる為にも、あえて1曲目に入れました。
Naoki:“うわっ、このバンドどんなバンドなんだよ!!”とそこからドンドン惹き込んでいく目論みで。
daipon:自分たち的にも変化球的な曲である分、以後に控えている従来の自分たちらしい曲も逆に映えるんじゃないかなって。“きたー、これ!これ!!”って。まっ、全部計算通りです(笑)。
Naoki:よく言うよ。結果こうなっただけなくせに(笑)。
EMTG:だけど、これだけ目まぐるしい曲があると、ライブでお客さんも展開についていくのが大変そうな…。
Naoki:やっている方も大変です (笑)。ライブでもムチャクチャ聴き込んで、ぜひ身体で覚えて都度切り換えてノッて欲しい。逆にそれを覚えるとライブでむちゃくちゃ楽しいでしょうから。“きたー!!”って。
daipon:俺自身、昔から作品を聴き込んでライブに臨み、一緒に楽しむタイプでしたから。俺ら自体、変な曲が多いんで(笑)、フェス等で初見のお客さんとかを全員巻き込むバンドではないって自覚を持っているんです。だけど、曲中に都度展開がガラッと変わっても、ENTHが大好きなヤツらばっかりだったら、それがフロアと一体になって一気にガラッと展開していきそうじゃないですか。その光景が理想で。俺らのカッコ良さはそこですから。お客さんには沢山聴き込んでもらい、バッチリ予習して、ENTHと一緒に曲展開に合わせて楽しんでもらいたいですね。
takumi:ほんと、覚えて一緒にライブで楽しんでもらいたいです。覚えるとライブでより楽しめる楽曲が揃っているんで。
daipon:今回は特に「ENTHってこんなバンドなんだ」っていうことが分かるし、伝わる作品になった自負を持っていて。アルバムタイトルも「ENTH」をアナグラムにして『HENT』にしたんですが、元々は自分たちのバンド名がタイトルの予定だったんです。『ENTH』って。それくらい、“これが今の俺たちだ!!”と自信を持って伝えられる作品が出来たというか。だけど、それをここで付けちゃうと、それ以降そういった作品ができた際に、付けられないなと思い直して(笑)。まだまだもっといいものが作れる自信もあるし。この『HENT』にしても、「掴む」とか「捉える」といった意味があって、作品内容にはピッタリでしたからね。この作品を通してこれまで以上に自分たちのことを知ってくれる人が多くなるでしょうから、ENTHのひと言では表しきれないバンドの現時点の特性が詰め込まれたこのアルバムから、是非自分たちを感じ取って欲しいです。

【取材・文:池田スカオ和宏】

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リリース情報

HENT

HENT

2017年07月12日

LD&K

1.HENT
2.HAHA
3.SUMMER
4.TEARS
5.SUPER HAPPY TIME
6.ムーンレイカー
7.HANGOVER
8.NOW’S MY EX
9."TH"
10.Somewhere We Hope
11.LOVE ME MORE
12.ひじき

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

ENTH"DOHENTAI"TOUR 2017
07/21(金) 千葉LOOK
07/26(水) 熊本Django
07/28(金) 鹿児島SR HALL
07/29(土) 宮崎SR BOX nano
08/01(火) 長崎Studio Do!
08/03(木) 広島CAVE-BE
08/04(金) 岡山CRAZYMAMA 2nd Room
08/08(火) 大阪BRONZE
08/09(水) 名古屋R.A.D
08/13(日) 新宿ACB HALL
08/15(火) 宇都宮HEAVEN’S ROCK
08/16(水) 熊谷HEAVEN’S ROCK
08/18(金) 水戸LIGHT HOUSE
08/25(金) 神戸太陽と虎
08/30(水) 仙台MACANA
08/31(木) the five morioka
09/02(土) 札幌COLONY
09/03(日) 苫小牧ELL CUBE
09/05(火) 八戸ROXX
09/06(水) 秋田Club SWINDLE
09/08(金) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
09/09(土) 金沢vanvan V4
09/15(金) F.A.D YOKOHAMA
09/22(金) 岐阜ANTS
09/23(土) 松本ALECX
09/24(日) 富山Soul Power
09/29(金) 京都MUSE
09/30(土) 高知X-pt.
10/01(日) 松山Double-u studio
10/06(金) 高松DIME

~Final Series!!!~
10/13(金) 福岡Queblick
10/18(水) 渋谷CLUB QUATTRO
10/26(木) 梅田CLUB QUATTRO
11/05(日) 名古屋Diamond Hall

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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