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Nothing’s Carved In Stone、Zepp Tokyoで感動のツアーファイナル!

Nothing’s Carved In Stone | 2013.10.01

 4thアルバム『Silver Sun』から約1年ぶりに作り上げた5枚目のオリジナルフルアルバム『REVOLT』。
 レボリューションの元の言葉であるREVOLTは、革命・抵抗と言った意味を持つワード。彼らがアルバムタイトルにこの言葉を選んだのは、“自分たちが作り上げてきた個性に敢えて抗うというか、新しいモノを作り出すためには、そういうことも各々あったと思うので、誰かのためのアルバムというとこではなく、今回自分たちのやったことを端的に現せたら”という想いからだった。
 そして彼らは7月25日の横浜BAY HALLを皮切りに、『REVOLT』を引っさげ、『Tour REVOLT』という、なんともストレートなタイトルを掲げ、全国に革命・抵抗を見せつけるツアーへと出発したのだ。
 このツアーは全国12ヵ所をまわったモノで、ファイナルに選ばれていたハコはZepp Tokyoだった。もちろんチケットはソウルドアウト。いよいよ本領発揮と言ったとこだろう。ライヴのMCの中で村松が、“いままで、みんなから「オマエらいつになったら本気出すんだ?」って思われてたと思うけど、このライヴ、発売から3日も経たずに販売が終了したんだって。これって即完って言ってもいいよね?”と語っていたが、この日は、一番大きな規模のライヴハウスであるZepp Tokyoを、誰もが狭いと感じたはずである。それは、彼らが最高のライヴを届けてくれた、なによりの証拠であった。

 オーディエンスは、アルバム『REVOLT』を手にしたその時から、この瞬間を待ちわび、この時間が最高のモノになることを予感していたのだろう。SEが流れだすと、そのSEを掻き消してしまうほどの歓声を上げ、申し合わせたかのようにクラップを始め、最高の歓迎っぷりで彼らをステージに迎え入れた。
 ループするギターフレーズとアタックのきいたフックのあるベース、そして、正確かつパワフルに畳み掛けられるドラム。
 生形真一(G)、日向秀和(B)、大喜多崇規(Dr)が織り出すグルーヴに、村松もギターを加え、そして声を響かせた。
 始まりは「Assassin」----。
フロアを染色していくように、4人の放つ音と歌が滲んでいくのを見た。最高に気持ち良さそうに体を音に委ねていたオーディエンスの姿が印象的だった「Out of Control」、歪みのあるダブな世界観にどっぷりと呑み込まれていく高揚感に酔いしれた「Predestined Locers」。エフェクターを使ってシンセっぽい音に加工されたギターやベースの歪んだ音がフックとなった「Sick」も、アルバム同様にライヴでも最高のグルーヴを生み出していた。さらに磨きのかかったエレクトロとロックを融合させたエッヂのきいたサウンドと、歌詞がなかなか書けず、長い時間をかけ、やっとの思いで綴ったという「村雨の中で」の柔らかなアルペジオと優しいメロディは、Nothing’s Carved In Stoneの新たな武器となり、ライヴにいままで以上の緩急がついていた。
 とても印象的だったのが、この「村雨の中で」の1曲前に届けられた、「きらめきの花」へと繋がれた、MCからの流れだった。村松は、曲間に何度も何度も自分たちの名前を呼び、“最高!”と叫ぶオーディエンスに向かい、嬉しそうにこんな言葉を投げたのだ。
“ちょっと(笑)。名前呼び過ぎなんじゃないの(笑)? でもさ、“最高!”って、それはこっちの台詞だよ。ホント、ありがとう、最高に楽しいぜ! 今日が最高なら明日も最高な気がする。毎日最高が続いていけばいいよね。まぁ、そう上手くはいかないんだけど……。でも、今日はみんなそんなつもりで来てんだろ? そうだよな。もっと最高になるようにしようぜ!”(松村)
 アルバムのインタビュー時、生形の書いた「きらめきの花」の歌詞を、まるで自分の言葉のように歌えたことがすごく嬉しかったと語っていた村松。彼は、そこに自分との共通点とここまで一緒にやってきた時間の重さを感じ、だからこそ一緒にバンドがやれているんだと確信したと言った。そんな村松の言葉が重なったこともあり、オーディエンスがこの曲を彼らと一緒に歌っていた光景が、特別愛しく胸に残った。
 メンバー同士の衝突もありながら、難産の末に生み出されたというアルバム『REVOLT』は、『Tour REVOLT』を経て、本当の意味での完成形となったのだ。

“いつか、この日を通過点だったって思いたい。そのために、最高の今日にしたいと思ってるから!”

 ライヴ中にそう叫んだ松村の言葉どおり、この日は、きっと、未来に待つ彼らの目指す場所への、最高の通過点になったことだろう。

【取材・文:武市尚子】

tag一覧 ライブ 男性ボーカル Nothing’s Carved In Stone

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リリース情報

REVOLT

REVOLT

2013年06月26日

ERJ

1. Song for an Assassin
2. Assassin
3. You’re in Motion
4. 村雨の中で
5. Out of Control
6. Sick
7. 朱い群青
8. Bog
9. Predestined Lovers
10. きらめきの花
11. The Fool

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セットリスト

Tour REVOLT
2013.09.20@Zepp Tokyo

  1. Assassin
  2. You’re in Motion
  3. Spirit Inspiration
  4. Out of Control
  5. Chain Reaction
  6. Predestined Lovers
  7. PUPA
  8. The Fool
  9. Bog
  10. Red Light
  11. November 15th
  12. Pride
  13. Sick
  14. Raining Ash
  15. きらめきの花
  16. 村雨の中で
  17. Around the Clock
  18. Isolation
  19. 朱い群青
Encore
  1. BLUE SHADOW
  2. 白昼

お知らせ

■ライブ情報

Nothing’s Carved In Stone TOUR
2014/01/19(日)福岡 DRUM LOGOS
2014/01/21(火)なんば Hatch
2014/01/22(水)名古屋 DIAMOND HALL
2014/01/29(水)新木場 STUDIO COAST
2014/01/30(木)新木場 STUDIO COAST

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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