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04 Limited Sazabys 2年目も大成功をおさめた『YON FES 2017』イベントレポ

04 Limited Sazabys | 2017.04.12

04 Limited Sazabysが主催する野外イベント『YON FES 2017』が4月1日(土)、2日(日)に愛知県の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開催された。昨年に続き2回目となる今年の『YON FES』には、同世代のバンドに加え、ASIAN KUNG-FU GENERATION、東京スカパラダイスオーケストラなどの先輩バンドも出演。さらESPY ONE、haTha、VERDY[VK DESIGN WORKS]、池田嵩浩といったアーティストによるライブペイントも行われた。ブランドブースにはAlexanderLeeChang、ALTAIR、DxAxM、S&Co.、SiX PACK STORE、SKULL SKATES JAPAN、TOWER RECORDS、VILLAGE YONGUARD、VIRGO wearworksが参加。バンドとのコラボグッズが販売されるなど、ライブ以外のコーナーも充実していた。

EMTG MUSICでは初日の4月1日の模様中心にレポート。出演バンドが小雨と寒さを吹き飛ばすような熱狂的なステージを見せた2年目の『YON FES 2017』の模様をお届けしたい。

ライブはメインステージの「SKY STAGE」、サブステージの「LAND STAGE」の2ステージで交互に演奏が行われるスタイル。まずはSKY STAGEに04 Limited Sazabysのメンバーが登場し、「今年も帰ってくることができました!」と挨拶。「個人的にはいままで観たことがないアーティストに出会ってほしいと思います。助け合いながら、守り合いながら、暴れまくりましょう!」(GEN)という呼びかけに対し、オーディエンスからは大きな歓声が上がった。
今年『YON FES 2017』のオープングを飾ったのは、2年連続の出演となるBLUE ENCOUNT。「Survivor」「DAY×DAY」といったライブアンセムを連発し、SKY STAGEをいきなり熱狂の渦へと巻き込む。「フォーリミが作ってきたライブ愛が反映されて、この場があるんだと思います」(田邊駿一/Vo,&G)という言葉のあとも、濃密なエモーションを含んだ楽曲を披露。『YON FES 2017』開幕を見事に飾ってみせた。

LAND STAGEのトップバッターは、地元・名古屋を拠点に活動するEVERLONG。メロコア、ギターポップなどを融合したバンドサウンド、「群青炭酸」「POPダイバー」といったキャッチ―なフレーズを持つ楽曲からは、そのポテンシャルの高さがしっかりと伝わってきた。

SKY STAGEの2番手はMy Hair is Bad。去年のSKY STAGEから“格上げ”となった彼らは、椎木知仁(V&G)の「フォーリミにひとつひとつ返していけたらなと思います。とりあえず、雨が気にならないようなライブをします!」という言葉通り、気合の入ったステージを展開。圧巻は椎木のスポークン・ワーズ的なパフォーマンスを挟んだ「フロムナウオン」。“人はいつか死ぬ。過去や未来に捉われず、いまを生きるんだ”という切実なメッセージは、すべての観客の心を捉えたはずだ。

The BONEZは貫録十分のステージを披露。ずっしりとしたヘビィネスと爆発的な高揚感を併せ持ったサウンド、パワフルなメロディと鋭いラップを織り交ぜたボーカルはまさに圧巻だった。「フォーリミは街のスタジオに入るところから始まって、地元のライブハウスに出て、ここまで来た。このフェスがずっと続くことを祈ります」というJESSE(V&G)の言葉も心に残った。

「まず見たこともないようなサークルモッシュから始めようか!」(Masato/V)の煽りからライブをスタートさせたのは、いまや日本のラウドロックを象徴する存在となったcoldrain。「2日間のなかで、いちばんラウド、いちばんヘビィ、いちばんエモーショナルにやります」(Masato)という言葉通り、重厚感に溢れるバンドサウンドを高らかに響かせ、オーディエンスのテンションをさらに引き上げた。

[Alexandros]の「ワタリドリ」をBGMに登場した忘れらんねえよは、「モリゾー!」「キッコロ!」というコール&レスポンスでLAND STAGEを盛り上げる。中盤では柴田隆浩(v&G)がクラウドサーフでフロア中央に進み、ビールを持ったまま観客の上に立つというパフォーマンスも。観客を爆笑させつつ、「この高鳴りをなんと呼ぶ」では生々しい感情を備えた歌をしっかり聴かせるなど、メリハリのあるステージを見せてくれた。

この日、個人的にもっとも強い感銘を受けたのはASIAN KUNG-FU GENERATIONだった。ゆっくりとステージに登場した4人は、「ソラニン」「Re:Re」といった代表曲を次々と披露。イントロが始まった瞬間に「おお!」という声が上がり、曲が進むにつれて自然な一体感へとつながっていく。音楽による純粋なコミュニケーションによって、若いオーディエンスを惹きつけるステージングは“さすが”のひと言だ。2003年に主催フェス「NANO-MUGEN FES.」を立ち上げたアジカン。「いろんな思いが各地でフェスになってるのはすごくいいなと思います。『YON FES』もずっとずっと続いていきますように」という後藤正文(V&G)という言葉も印象的だった。

『YON FES 2017』1日目のバンドのなかで、いちばん笑いを取ったのは四星球。モリス(Dr)がフォーリミのGENのコスプレで客席から登場。「運動会やりたい」ではオーディエンスを“キッコロチーム”と“モリゾーチーム”に分けて、“ウォール・オブ・デスを仕切ろうとする人の動き対決”というゲームをやらせるなど、コミカルな演出を披露した。「ウソみたいなライブをしたら、本物の笑い声が聞けました!」(北島康雄/V)というコメントが示す通り、コミックバンドとしての誇りがしっかりと感じられるアクトだった。

ここからフェスは後半戦へ。SKY STAGEに5番手として登場したのは、フォーリミと同世代のSUPER BEAVER。「アンカーの04 Limited Sazabysにバトンを渡すのは、同世代代表SUPER BEAVERです!」(渋谷龍太/V)というMC、そして“誰も一人ではない”というメッセージを持った「証明」でライブはスタート。2曲目の「秘密」では観客の大合唱が生まれ、渋谷が「GENちゃん、聴こえてますか?」と問いかけると、ステージ袖にいたGENが笑顔で応える。同世代バンド同士のつながりの強さ、お互いに競い合うことでシーンを盛り上げてきたことがリアルに感じられるシーンだった。

LAND STAGEのラストを飾ったのは、SHANK。「Cigar Store」「Life is…」といった高速のアッパーチューンを間髪入れずに放ちまくり、フロアの熱狂もピークに達する。メロコア、ポップパンクをルーツにした英語詞のナンバーは、フォーリミのファンにも強くアピールしたはずだ。予定していた楽曲をすべて演奏した後、「まだ持ち時間がある」(庵原将平/V&B)と観客からリクエストを募り、「MONKEY FUCK」を披露。心地よい高揚感を生み出して、最後のフォーリミへとバトンをつないだ。

ラストはもちろんフォーリミ。「帰ってきたぜ『YON FES』! 名古屋の04 Limited Sazabys、始めます!」というGENの力強いMCと「climb」によって、すっかり日が暮れた会場を熱く盛り上げる。さらに「fiction」「knife」などのアッパーチューンを続け、観客を踊らせまくる。今年2月に初の日本武道館ライブを成功させた彼らは、ライブバンドとしてさらなるスケールアップを果たしたようだ。「去年の『YON FES』のあと、アルバムを出して、ツアーを回って、Hi-STANDARDとツーマンをやって、日本武道館公演もやって。この1年間、俺たちがどれだけやってきたかを見せたいと思います!」というGENの自信に満ちた言葉からも、現在のフォーリミの状態の良さが伝わってきた。
さらにライブ後半でGENは「去年上京したんだけど、ここは僕たちの帰ってくる大切な場所になりました。メロコア、ギターロック、ロキノン系、結局どこにも属せなかった僕たちがやっと見つけた居場所なので、これからも守っていきたいです」とコメント。『YON FES』に対する強い思いを改めて示した後、「hello」「monolith」というアンセムを披露。息が白くなるほどの寒さを吹き飛ばす、圧巻のステージを体現してみせた。
アンコールではASIAN KUNG-FU GENERATIONのトリビュートアルバム「AKG TRIBUTE」に収録された「未来の破片」のカバーと「midnight cruising」を披露。各バンドの熱演を支えたオーディエンスに対する感謝の気持ちを伝え、『YON FES 2017』の1日目は幕を閉じた。

翌2日目は、「SKY STAGE」にてsumika、キュウソネコカミ、Crossfaith、東京スカパラダイスオーケストラ、WANIMAがパフォーマンスを繰り広げ、「LAND STAGE」ではcinema staff、go!go!vanillas、NAMBA69、フレデリック、tricotが熱演、そして主催者の04 Limited Sazabysが大トリを務め、2日間で約2万人を動員した。

【取材・文:森朋之】

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リリース情報

04 Limited Sazabys『eureka[初回盤(CD+DVD)』

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2016年09月14日

日本コロムビア

01.Horizon
02.Feel
03.drops
04.Warp
05.paradise
06.climb
07.Night on
08.mahoroba
09.discord
10.Telepathy
11.Letter
12.eureka
[初回盤DVD収録内容]
・AIM tour 2016 final @TOYOSU PIT
・AIM tour Diary
・NEWS 04
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