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新曲も披露!2.5次元コスプレダンスユニット、アルスマグナのツアーファイナル!

アルスマグナ | 2017.08.31

 多くのイケメン俳優を輩出することで話題になっているのが、2.5次元舞台。音楽の世界にも、2.5次元の波がやってきた。2.5次元舞台の俳優やアニメの声優がキャラクターになりきってライブを行うものはあったが、このアルスマグナは、アニメやマンガなどの二次元を三次元が演じるのではなく、三次元が二次元に寄っている「2.5次元コスプレダンスユニット」だ。私立九瓏ノ主(クロノス)学園に通う神生アキラ、泉奏、朴ウィト、榊原タツキという4人の高校生と、科学教師・九瓏ケント、そしてタツキの相棒、ウサギのぬいぐるみのコンスタンティンによって結成されたグループという設定や、そのキャラクターや世界観がバッチリと構成されている。2011年に結成され、ニコニコ動画の「踊ってみた」で話題となり、2015年には、メジャーデビュー。2017年3月には2度目となる武道館公演も開催している。

 本公演は、そんなアルスマグナの2017年のツアーファイナル。会場が各人のメンバーカラーの赤、青、黄、緑、紫のライトに満たされると、ステージ上の幕が開き、アキラの「フルスロットルで行くぜ!」という気合と共に始まったオープニング曲「夏にキスしていいですか?」から、早くもフルスロットル。ボカロナンバー「ビースト・ダンス」でキレキレのダンスを踊ると、メンバーたちも汗だくだ。

 朴が「今日、ファイナルです。1秒も無駄にしないで楽しんでください」、タツキが「後悔することなく、全部出し切るぞ!」とファイナルへの意気込みを語ると、「勝手に親衛隊」では九瓏先生が「自分にまったく興味のない女の子を振り向かせる会心の一撃」とお題を発表。「俺をそこらへんの男と一緒にするなよ。結構むちゃくちゃやっちゃうぜ」とお手本を披露すると、「わかった、テンジャンチゲ作ろう。旨かったらポッポハセヨ(チューして)」(朴)、「振り向いてくれなくてもいい。何度でも言う、好きって」(タツキ)、「付いて来てください、あなたの知らない俺を見せてあげます」(泉)、「ひとつだけ言うぞ、後悔すんぞ」(アキラ)と、甘いセリフでメイト(ファン)をキュンキュンさせたが、こういう芝居的な楽しさがあるのが、アルスマグナの魅力のひとつだ。

 中盤は2.5次元舞台さながらの戦隊ヒーロー設定で、ヒーローショーのように進行。九瓏先生が「秘密結社 THE ROCK」の悪の首領・ティーチャーロックに変身し、ソロ曲「Joker」を熱唱。生徒たちは“イレギュらレンジャー”となってアキラソロ「進め-FIRE-」、朴&タツキの「キミドリクエスト」を披露した後、ティーチャーロックに戦いを挑むも敗北。会場のメイトたちに助けを求め「ねえ、パープル(九瓏のメンバーカラー)!」という大きな呼び声で正気を取り戻した九瓏先生は、メンバーと一緒に「Be Ambitious」を熱唱した。

 九瓏先生が正気に戻ったのも束の間、悪の化身と化したぬいぐるみのコンスタンティンという強敵が登場。幕が下り、シルエットでの生着替えを映し出しながら「これは着替えじゃない、変身なんだ!」と言い訳しながら5人となった“イレギュらレンジャー”の活躍で、コンスタンティンも正気に。メンバーたちは歓喜の声をあげるが、それを引き裂くような雷鳴と共に、大男が登場。「全開で行こう」MVに、重音楽部のデスメタルバンドボーカルとして参加した柔道家・篠原信一が、今宵は「私がロックの神!シノ爆ロックだ!」と、悪の総帥に扮して登場すると、ファイナルだけの特別な演出に会場からも大きな歓声が上がる。圧倒的強さを見せつけるシノ爆ロックと大アクションシーンを展開すると、5人が力を合わせて“イレギュらーアタック”を放ち、悪の組織を撃退。最後は篠原信一も参加して「全開で行こう」を歌って盛り上げた。

 後半はハイハイコールのレスポンスが楽しい「恋の容量∞」、タオルを回す「ボクはつづく」、固い絆を歌う「High Five~Type A.R.S~」で締めくくった。

 アンコールにはTシャツに着替えて「楽しかったでしょ?アルスマグナって見てもらって初めて楽しめると思う」というアキラ。そして、10月4日にリリースする10枚目となるDVDシングル「チョークスリーパーまり子先生」を初披露したが、ボーカロイド“アルスロイド”をフィーチャーしたボカロナンバーの新曲は、ありえない程の超高速。息をつかせぬハードなダンスパフォーマンスを必死に踊るメンバーたちに会場は大喝采! 

「不安だったけど、メイトさんと僕たちで素敵なものが完成できた」(タツキ)、「みなさんの声援とパワーで、自分のおもしろいキャラを再確認しました」(朴)、「アルスマグナとメイトがいる空間は最高」(泉)「この先もずっとアルスと一緒にみんなと一緒に、パワーを感じて新たに頑張っていきましょう」(アキラ)「アルスはオーケストラ。“アルスはメイトと共に”この言葉を掲げて、これからも一緒に音を奏でていきたい」(九瓏)と、それぞれが想いを語ると、「スターメイト」でアルスマグナとメイトがひとつに溶け合う。最後は「グッ!」「ピース!」、「おやす!」「マグナ!」のコール&レスポンスでファイナルのステージを締め括った。

 アキラも言っていたが、アルスマグナは見て楽しみ、その世界観に参加して楽しむグループだ。メンバーそれぞれのしっかりしたキャラクターが、毎回、さまざまなストーリーでライブに挑む。まさに2.5次元舞台のようなパフォーマンスが展開される。この楽しさをぜひ、ライブやDVDで感じてほしい。

【取材・文:坂本ゆかり】
【撮影:渡辺綾】

tag一覧 J-POP ライブ 男性ボーカル アルスマグナ

リリース情報

[DVD]チョークスリーパーまり子先生

[DVD]チョークスリーパーまり子先生

2017年10月04日

ユニバーサル ミュージック

01.チョークスリーパーまり子先生 Music Video

セットリスト

アルスマグナ LIVE TOUR 2017 ROCK’N ARS FES
2017.08.19@Zepp DiverCity Tokyo

  1. 01.夏にキスしていいですか?
  2. 02.炎上ダンシング
  3. 03.ビースト・ダンス
  4. 04.勝手に親衛隊
  5. 05.先生の言うコト、ゼーッタイ(ハート)
  6. 06.Joker(ケント先生ソロ)
  7. 07.進め-FIRE-(アキラソロ)
  8. 08.キミドリクエスト(朴&タツキ)
  9. 09.Be Ambitious
  10. 10.全開で行こう
  11. 11.恋の容量∞
  12. 12.Q愛ダンシングフラッシュ
  13. 13.ボクはつづく
  14. 14.High Five~Type A.R.S~
 ENCORE
  1. EN 01.サンバDEわっしょい feat.九瓏幸子
  2. EN 02.チョークスリーパーまり子先生
  3. EN 03.スターメイト

お知らせ

■ライブ情報

コス☆メン フェスティバル Vol.17 ~Once in a blue moon~
09/24(日) Zepp DiverCity

me can juke First Concert~FIRE or ICE~
11/03(金) ZeppNamba
11/12(日) ZeppDiverCity

MX祭 Vol.1「ARSMAGNA SPECIAL X’mas LIVE ~Several Winter Story~」
11/23(木) パシフィコ横浜

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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