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a crowd of rebellion 結成10周年を祝しZepp DiverCityでスペシャル・セットリストでのライブを開催!

a crowd of rebellion | 2018.03.20

 捨て身の全力投球。死力を尽くした完全燃焼。ライヴを終え、ステージを去っていく宮田大作(Vo)、小林亮輔(Vo・G)、丸山獏(Gt)、高井佑典(Ba)、近藤岳(Dr)のメンバー5人の後ろ姿は全力を出し切った! というオーラに満ち溢れていた。彼らはいままでも、そして、これからもそうやって目の前の壁を越えていくに違いない。

 a crowd of rebellionは今年結成10周年の節目として、セットリストをファン投票で決めるスペシャル・ワンマンを開催。19時32分、スクリーンに10カウントが表示され、その後に現5人編成に固まった2012年から今日までのライヴやフェス出演の映像が流れる演出に、会場も興奮状態に陥った。

 それから紗幕ごしに小林の清冽な歌声が響き渡ると、2ndアルバム『Zygomycota』収録の「Forget Me Not」で幕を開けた。ヘヴィさと深淵なスケール感を併せ持ち、泣きのギターも飛び出す変化球的な選曲に不意を突かれた。「待たせたな、お前ら。全員かかって来い!」と宮田が叫ぶと、激しいリフで攻める「M1917」を披露。ブレイクダウン・パートでは観客も暴れ回り、フロアは俄然熱くなっていく。続いて「This is Liiiiiv[e]」を挟み、ど平日の雨が降る中で来場してくれた観客に感謝の意を表すと、「お前らの本気を見にきた、俺らはいつも本気だから!」と宮田は観客を焚き付け 「B.A.I.B」、「Mechanical Parade」、「Never Say A Gain」と矢継ぎ早に放ち、プログレッシヴかつダンサブルな曲展開で引き込んでいった。続く「Smells Like Unknown」においてもコール&レスポンスを図り、拳を上げて一斉に歌う人たちの姿が目に入った。

「10年間、このバンドをやってる。俺たちなりの10年を歩んできた。やるべきことを見つけて、それを続けること最初は……俺らもダサすぎて、イモだった。新潟の5人組も最初は(お客さんが)2、3人しかいなくて。夢を追い続けることがどれだけ大切か、そんな曲」と宮田が言うと、「Sketch」をプレイ。小林の透き通る美声から宮田の歌メロで繋ぐ流れで聴かせる一方、高井はバキバキのベース音で主張し、合唱コーラスを含む雄大な曲調はライヴでも格段に映えていた。続けて小林がほぼリード・ヴォーカルを務めた「Iris no hana」ではオペラのような歌唱力を存分に響かせ、エモーショナルかつドラマティックな曲世界でも引き付ける。壮大な2曲を挟み、動静の起伏激しい「The Crow」をここでプレイ。曲の最後に「敵は己自身だ!」と宮田が言うと、会場から熱い拍手が起きる一幕もあった。

 その後に「aquarium」、「Satellitear」を披露すると、「這いつくばっても、泥だらけになっても、前に進む姿をお前らに見せたくて。この先も俺らと歩んでください! まだまだ満足してないって曲」と宮田が曲紹介すると、「SATISFIED?」に移る。曲に込めた思いが伝わったのか、会場の空気も一変し、会場の温度も急上昇。曲中に肩車で担がれ、そのままクラウドサーフする人たちが急増し、凄まじい熱気が渦巻く。

「10年やると、いろんな曲があるね」と宮田が言うと、「"Forget Me Not"、難しい」と小林が苦笑いする場面もあり、さらに20年、30年、50年ぐらいバンドをやれそう、と幸せな笑みを見せる宮田の表情も印象深かった。

 そこからは「Black Philosophy Bomb」を機に再び地獄絵図を作り上げる怒濤の攻めっぷり。スクリーモ・バンドという自らの原点を叩き付けるヘヴィネスは圧巻の一言だ。それから「BLACK ANTHEM」を経て、和メロをフックに目くるめく曲展開で聴かせる「She’ll Never Forgive To Be Insulted.」と続け、本編ラストは「Nex:us」を放った。宮田の魂のスクリームと小林の天に突き抜ける歌メロとの対比は素晴しく、曲を聴いているだけで無尽蔵のエネルギーが体内から沸き上がってくる気分になった。曲中に「神様なんていない、自分を信じろ!」と宮田は叫び、場内は最高潮の盛り上がりを見せて幕を閉じた。

 アンコールでは平日だから早く帰る人もいるだろうと、まずは観客と一緒に合同写真を撮影することに。新潟産スクリーモという意を込めた彼らの愛称「コシヒカリーモ!」という掛け声と共に記念撮影を早々と終了。そして、ブレイクダウンで落としまくる「O.B.M.A」、テクニカルな演奏が冴え渡る「REBELLIOUS BEHAVIOR」、ラストは1stアルバム『Hydrangea』表題曲を披露し、2時間に渡るワンマン公演をやり遂げた。

 毎回会場の規模を上げ、この日は過去最大キャパのZepp DiverCityまで登り詰めた彼ら。これまで支えてくれたファンに対する感謝の気持ちを表明しながらも、自分たちのやりたいことを貫き、階段を一段一段踏みしめて辿り着いた今日のステージはメンバー自身も感慨深いものあったのではないか。スクリーモという音楽性を軸に楽曲の幅を押し広げ、大バコも似合う堂々たる演奏力を身に付けたバンド・サウンドに「成長」の二文字を感じずにはいられなかった。どんな困難な状況でも、前へ、前へと突き進んでいく。そんなバンドの力強い意志と信念を感じた素晴しいショウだった。

 あえて言わせてもらうが、次世代ラウド・シーンの未来は彼らにかかっている。後続バンドに夢や光を与えるという意味でも今日は重要なライヴとなった。a crowd of rebellionはこれからもシーンを激しく掻き回し、引っ張ってくれることだろう。

【取材・文:荒金良介】
【撮影:サトウハル】




この日のライブのセットリストを、Spotifyで公開中!

■URL
https://open.spotify.com/user/a_crowd_of_rebellion/playlist/1MRnggTsZNAL74VVQ7k6V8?si=l0RZcM_0TU-mt6gp5IaDOw

tag一覧 J-POP ライブ 男性ボーカル a crowd of rebellion

リリース情報

Gingerol

Gingerol

2017年08月16日

ワーナーミュージック・ジャパン

1. C17H26O4 -introduction-
2. HOPE
3. Nex:us
4. NIACIN FLUSH
5. Devil Scars
6. polyrhythm
7. if...
8. 294.38g/mol -interlude-
9. MATSURI WWWeapon
10. Gorilla Gorilla Gorilla
11. リビルド
12. karma_葬

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セットリスト

10th Anniversary "Special Setlist ZeppDC One-man Show"
2018.03.08@Zepp DiverCity

  1. 01.Forget Me Not
  2. 02.M1917
  3. 03.This is Liiiiiv[e]
  4. 04.B.AI.B
  5. 05.Mechanical Parade
  6. 06.Never Say A Gain
  7. 07.Smells Like Unknown
  8. 08.Sketch
  9. 09.Iris no hana
  10. 10.The Crow
  11. 11.aquarium
  12. 12.Satellitear
  13. 13.SATISFIED ?
  14. 14.Black Philosophy Bomb
  15. 15.BLACK ANTHEM
  16. 16.She’ll Never Forgive To Be Insulted
  17. 17.Nex:us
  18.  [ENCORE]
  19. EN 01.O.B.M.A
  20. EN 02.REBELLIOUS BEHAVIOR
  21. EN 03.Hydrangea

お知らせ

■ライブ情報

WARPED TOUR JAPAN
03/31(土)幕張メッセ 9~11 ホール
04/01(日)幕張メッセ 9~11 ホール

"Seeding Continues" Tour 2018
04/13(金)埼玉HEAVEN’S ROCK VJ-3

FM NORTH WAVE & WESS PRESENTS IMPACT! XIII supported by アルキタ
04/22(日)
Sound lab mole、KRAPS HALL、BESSIE HALL、SPIRITUAL LOUNGE、KLUB COUNTER ACTION

Operation X Tour wave.02 北海道編
05/16(水)旭川CASINO DRIVE

オメでたい頭でなにより全国ツアー
「オメ道楽2018 ?鯛獲るレコ発編? 新潟店」

06/08(金)新潟 CLUB REVERST

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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