倖田來未史上、最も過激でセクシャルで官能的! 男子禁制、地上波オンエアNGの映像に注目!

倖田來未 | 2011.08.21

 世の中にはラブソングがあふれている。片想い、告白、ケンカ、すれ違い、別れ、後悔、未練、失恋から立ち直って、新しい恋へ……。恋愛だけに限っても、さまざまな愛のかたちや関係、いろいろな距離が歌われているが、お互いの肉体を求める性愛の部分が著しく欠けているように思う。
映画や小説にはベッドシーンもあるし、海外には、愛を囁き、猛烈に口説き、ベッドに誘う、スロウジャムというジャンルもある。現在の日本の音楽シーンでは、セックスを音楽で表現することはタブー視されているのかもしれないが、愛し合うふたりが身体を重ねるのは、とても自然なことだし、日常的な行為と言って差し支えないはず。そういう意味で、倖田來未の記念すべき50枚目のシングル「4TIMES」は、セクシャルで官能に満ちた性愛と、見返りを求めない慈愛を含めた、本物の “愛の1日”を描き切った傑作と言ってもいいだろう。

「まず、50枚目のシングルということに関しては、自分でもビックリしました。最初に聞いたときは『デビュー何年目だ!?』って思ったんですけど(笑)、区切りとなる1枚でなにが見せたいかって考えたら、やっぱり、“倖田來未”らしい世界観を大胆に、セクシーに表現したいなと思って。だから、今回は、ジャケットの写真も久しぶりに大胆に、上から目線のビッチな女性像を書いた「V.I.P.」と、ベッドの上で囁くように歌った「KO-SO-KO-SO」は、歌詞や映像を含め、ちょっとエッチな内容になってるんですね。花火デートをイメージした「IN THE AIR」と年下の男の子との駆け引きを歌った「Poppin’ love cocktail feat.TEEDA」の4曲で夏の一日を表しているので、夏に聞いて、テンションがあがってくれたらいいなと思いますね!」

 また、昨年のサマーシングル「Gossip Candy」では、同じメロディで歌詞が異なる対をなす2曲を制作するというチャレンジをみせた彼女。本作では、セクシーな描写や吐息を連想させる歌声、スキャンダラスな映像やビジュアルといったセンセーショナルな面だけでなく、音楽的にさらなる進化にも果敢に挑んでいる。

「倖田來未が夏に出すシングルには、毎年、「With your smile」や「girls」、「Lady Go!」のようにキャッチーな曲が必ず入っていたんですね。ライブでもすごく盛り上がる曲なんですけど、そのテイストを意識し過ぎてるんじゃないかな!?って、心のなかでずっと引っかかってて。今回は、そっちの路線でいくのではなく、みんなと一緒に歌って盛り上がれる曲がないかなって思っていたときに、MEとBACK-ONがコラボした曲を聴いて。もうね、聴いた瞬間にひと目惚れして、『BACK-ONが歌ってもカッコいい曲を書いてください!!』って直談判したんですね。でも、最初は、倖田來未が歌うことを意識し過ぎて書いてしまったようで、そうじゃないんです!!BACK-ONが歌ってかっこいいと思う曲をわたしは歌いたいんです!!って話をさせて頂いて、書き直していただいたのが、「Poppin’ love cocktail feat.TEEDA」なんです。彼らには、バンドサウンドでキャッチーなアップチューンも出来るんだってことを教えてもらいましたし、これからもアッパーでカッコいい曲をもっと増やしていけたらいいなと思いますね」

 現在、彼女はキャリア史上最多となる全国31箇所60公演におよぶホールツアー真っ最中である。本来は7月頭に、42公演目の横浜で終了の予定だったが、震災による振り替え公演と再追加公演が決定し、新たなファイナルの地となった福岡に足を踏み入れるのは10月末日となった。そんななかでも、すでに秋に発売予定のバラードシングル(あの曲の続編か!?)の制作に入っているそうで、常に新しく刺激的なものを求める攻撃性とスピードを緩める気配は全くない。

「2年前から、10周年のアニバーサリーはアリーナツアーをまわって、11年目となる2011年は原点に戻って、自分の足で、みんなにありがとうの気持ちを伝えにいこうって思っていたんですね。実際にいま、全国をまわっていて感じるのは、お客さんとの距離が本当に近いっていうこと。例えば、アルバム曲である『Comes Up』のイントロが流れた瞬間に、お客さんが『ああ、この曲、きた!』って喜んでくれている表情が見えるんです。それが、本当に嬉しいし、改めて、一期一会の大切さも感じていて。だから、今回のホールツアーは、ライブ・アーティストとしての自分の身になっているし、今後の自分にも大きく関わってくると思うんですよね。このツアーでまたひと皮むけて、大人になって。20代の最後の年となる来年は、さらに高く、大きく、飛び出せたらいいなと思いますね」

【各曲解説】

01. Poppin’ love cocktail feat.TEEDA (午後13時)

 2005年にGReeeeNを手がけたJINのプロデュースでメジャーデビューを果たした5人組のミクスチャーロックバンド、BACK-0Nのヴォーカル&ギターのKENJI03が手がけ、MCのTEEDAがラップで参加したコラボ曲。へヴィネスとポップネスが同居したロックナンバーとなっている。

「倖田來未のロックというと『Can We Go Back』や『人魚姫』のようなダークカラーのロックが思い浮かぶと思うんですけど、この曲は、『BACK-ONが歌ってもかっこいい曲を歌いたい』ってお願いして書いていただいて。いままでの倖田來未にはなかった、明るくてキャッチーだけど、カッコいいロックナンバーに仕上がったと思います。歌詞は、年下のTEEDAさんと恋に落ちたらどうなるかな? ってことを想像しながら書きました(笑)。騙されてしまいそうだけど、惚れてしまってもいいんだろうか……好きじゃないって突き放しながらも、本当は好き? みたいな(笑)。この曲の中にもちょっとエッチなワードをいくつか入れているんですけど、TEEDAさんと2人でフルCGで撮影したMVが、楽曲に負けないスピード感をもっているので、映像と合わせてぜひ見て欲しいなと思いますね!」

02. IN THE AIR(午後17時)

 学校では教えてくれない愛の温もりや素晴らしさを教えてくれる“愛の伝道師”である倖田の歌声が、たおやかに優しく鳴り響く、ハートウォーミングなミドルナンバー。ハッピーで満ち足りたバイブレーションを感じる歌声を聴いていると、いますぐに、愛する彼氏や彼女、夫や妻が待つホームにすぐに帰りたくなるようなラブソングとなっている。

「私、上京してから、好きな人と花火を見に行ったことが1度もないんですね。だから、この曲は勝手に、夏の花火大会の帰りをイメージして書いていて。人ごみのなかで、男の子が女の子の手を握って、ギュッと引っ張る。女の子は引っ込み思案なんだけれども、勇気を出して握り返したことで、ふたりの恋がはじまっていくっていう。MVでは、28歳の女性らしく、ゆっくり動くことを意識してて。例えば、ニコっと笑うのではなく、ちょっとはにかんでるくらいの大人の雰囲気を出せたらいいなと思ってたんですよね。そこには、辛い時こそ手を取り合って、笑顔でいたいし、いつか結婚したときに、彼が早くお家に帰りたいって思うような家庭を作りたいなっていう思いも込めていますね」

03. V.I.P.(午前0時)

「Lollipop」「POP DIVA」の世界観を踏襲した、女性上位のエッジーなHIP HOPナンバー。深夜のクラブのVIPルームで繰り広げられる女の闘いが描かれていて、曲中にはセクシーとしか言い様のない吐息も収録。エレクトロの要素が満載のサウンドの上で、内側から艶やかな感情を噴出させるかのように歌い倒すヴォーカルとダンスはかなり刺激が強い。

「男性に媚びない、上から目線の強い女性像を描きたかったんですね。彼のなかでいちばんV.I.P.になった人が恋人になれるって言う歌詞なんですけど、実は男性よりも女性のほうがしたたかなんですよ。っていうことを歌っていて。そういう意味では、男性はこういう女性に惹かれちゃダメですよ、近付いてたらケガしますよっていう裏テーマでもありますね(笑)。MVはセクシーというよりは、ちょっと汚れた、ビッチな女性のイメージ。撮影前にパンプアップして、筋肉の張りをよくして。男勝りで強い女っていう感じで踊ってますね。」

04.KO-SO-KO-SO(午前5時)

 サスペンスドラマ「ピースボート」の主題歌に起用されたアダルティーなシンセポップ。歌詞、歌声、映像、全ての面において、4曲入りシングルのなかで最も過激な1曲となっている。レコーディングを3度もやり直したほどのこだわりが随所に散りばめられているが、まずは、とにかく、「V.I.P.」と連作になっている映像を見て欲しい。地上波オンエアNGという判断も納得の濃厚な絡みが……。

「この曲はもう、最初に聴いたときから、エッチな曲にしたいなって思っていたんです。私的には、スキャンダラスなワンナイトラブっていうイメージ。プライベートではそういうことは出来ないけど、倖田來未にはあって欲しいっていう願望も込めて書いてみて。要は、『私が感じるところば教えちゃる(笑)』っていう内容ですね(笑)。MVは、生まれたときから女性が女性しか愛せないことに対して、好きだっていう気持ちは隠さなくていいんだよ。っていうメッセージを込めています。撮影は、相手が女の子だからこそ、私も気持ちが入りやすかったですし、好きな人にしか見せない表情や淫らな姿が綺麗に描けたかなって思ってますね」

【その他】
この夏どう過ごす?
「今年の夏はツアーは1回お休みして、a-nationだけになるので、どこかに遊びに行きたいですね。本当は花火大会にも行きたいんですけどね、花火大会はa-nationがある土日が多いので、難しいかも…。なので、ダンサーたちとみんなで海にバーベキューに行きたいですね!」
●男子には倖田來未のライブDVDをどのように楽しんでほしいですか?
10周年目を迎える前日に行った東京ドームのライブでは『Selfish』や『Real Emotion』は昔の振り付けのまま踊ったので、自分的にも新鮮でしたし、改めて、妥協せずに、いい楽曲と出会えて歌ってこれてよかったなって思いました。10周年ということで、昔の曲もたくさん歌ったんですけど、全く古さを感じなかったですし、自分がいままでやってきたことは間違いじゃなかったんだなってことも再確認できました。ドームではやりたいことが実現できたライブでしたし、ドームという場所を生かした迫力ある映像を楽しんで頂けたらと思いますね!」
●最近お買い物したものは?
「今回のツアー中で、60公演、会場入りする私服を実は、全部変えてるんです!60体作らなきゃいけないので、いま、すごい買い物をしてて(笑)スニーカーでカジュアルな日もあれば、ワンピースでドレッシーな日もある。いろんな倖田來未を見てもらえたらなって思いからはじめたんですけど、全部プライベートファッションなので、ツアーのメイキングを楽しみにしてて欲しいですね!」
●今、プライベートで一番楽しいと思えることは?
「ベランダで、お酒をたしなむ事ですかね。それと部屋には、アルバム『Kingdom』のジャケ写で使ったヒョウ柄のチェアーもあるので、そこに座って、みんなでガールズトークをすることがいまの楽しみなんです。家のなかが充実してきて、いまや<居酒屋來未>みたいになってます(笑)」

【 文:永堀アツオ 】

tag一覧 シングル 女性ボーカル 倖田來未

ビデオコメント

リリース情報

4 TIMES

4 TIMES

2011年08月17日

rhythm zone

ディスク:1
1. Introduction ~sunny time~
2. Poppin’love cocktail feat. TEEDA
3. Interlude ~sunset time~
4. IN THE AIR
5. Interlude ~midnight time~
6. V.I.P.
7. Interlude ~time to... love~
8. KO-SO-KO-SO
ディスク:2
1. [MUSIC VIDEO] Poppin’love cocktail feat. TEEDA
2. [MUSIC VIDEO] V.I.P.

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