TVCMにも起用され話題沸騰中!ある種の到達点となったavengers in sci-fiの新曲

avengers in sci-fi | 2011.12.12

 ストレートに書こう。今回のavengers in sci-fi(以下、アベンズ)のニューシングル「Sonic Fireworks」を一聴した時、まさに、“待ってたのは、これだよ、これ!!”的に興奮した。

 個人的に、“彼らにこんな要素があったらな...”と、望んでいた要素が完備された感のある今作は、これまでと、これからの彼らが見事に同居した、勝負作的楽曲のように響いた。その個人的に欲していた要素こそが、ズバリ土着性。“いわゆる日本の原始的なノリが、「ロックの宇宙船」と称される彼らのスペ―シ―でコズミックな音楽性に加わったら…”をかねてから思い浮かべ、それが今回、見事に実現されていた。しかも、その融合は私の想像を遥かに凌駕したもの。が故に、最初に聴いた際には驚愕にも近い衝撃を受け、”これぞ、彼らの最高傑作!!”と心躍りたい気分にであった。

 聞けば、同曲は彼ら初のCM書き下し曲。が故のポピュラリティと幾つものフックを有したキャッチーさ。しかも、それらは全然無理しておらず、むしろ<自分たちのフィールドで勝負>と、あえての彼ららしさで挑んでいるところも頼もしい。
 そんな今作について、ギター&ボーカル、シンセの木幡太郎が色々と語ってくれた。

EMTG : 今回の新曲「Sonic Fireworks」は、いわゆるアベンズの今までの活動の軌跡がギュッと凝縮されたかのようで、思わず、”きたーっ!!”ってなりましたよ(笑)。
木幡 : (微笑)。実はこの曲は、<ある種の到達点>だと自分たちでも思っていて。これまで積み上げてきたものが凝縮され、且つ最高に研ぎ澄まされたものが出来たなと。あらゆる面で、一つ殻を破り、次のステップに進めた感が凄くあるんです。
EMTG : その辺りは、最初から狙って到ったものですか?それとも構築していくうちに気づいたら到達していたものですか?
木幡 : 今までの活動の積み重ねの向こうにあったって感じかな。新しい音源をリリースする際には、”以前より良いもの””全ての面で前作を上回るもの”を目指して制作してますから。それが分かりやすい形で表に出たのが、この曲なんです。
EMTG : 今回は特に今までの宇宙観やコズミック的な要素に加え、土着的な要素も加わってますね。個人的には、”今のアベンズに、こんな要素があったらいいのにな...”的なものが加わり、最強になった印象があるんです。
木幡 : それをあえて全面に出していなかっただけで、土着的なものや大地的なダイナミズムへの憧れは常々あったし、逆に今は日本的な感覚、いわゆる古き良き日本のスピリチュアルな部分に惹かれるものが強いかも。とは言え、それ以上に土の匂いのしない、漂白された無菌室で作ったような音楽制作の願望の方が初期の頃は特に強かったですからね(笑)。当時は、スペ―シ―なものや未来的なものを追求するのと引き換えに、それら土着的な要素を抑えなくちゃならなかった。だけど今は逆に、”隠すどころかさらけ出してやれ!!”とさえ思っているんです。それこそ色々な自分の持ってる引き出しを見せてやれ!!って(笑)。
EMTG : それにしても、これは引き出しの見せ過ぎですよ(笑)。曲にフックとなる箇所が多々あって(笑)。
木幡 : (笑)。CMにはあの部分が使われてますけど、他にも切り取るべく部分が沢山ありますからね、この曲は。
EMTG : 聞くところによると、今回の「Sonic Fireworks」は、CM曲の制作依頼があり、そこから作り始めたとか?
木幡 : ですね。嬉しいことに急な依頼を頂いて(笑)。そこからの制作開始だったんで、正直あまり何やかんや考える暇もなかったんです。いつもはあれこれ悩んだり、考えたり、ある程度頭の中で構築してから作業に入るんですけど、今回はそういった時間もなく、間髪置かず曲作り入った感じで。なので、良い意味でいつものうだうだした部分がカットされたのが、この曲だったりするんです。今思い返しても、自分の中のものが一気に噴き出した感はありますね。
EMTG : ちなみに先方からのリクエストは?
木幡 : 曲の雰囲気のリクエストはありましたが、ガチガチな指示やイメージの伝達は特にはなくて。そんな中、僕ら的な解釈は、<ムード的に暗いよりは高揚感のあるもの><サッドよりはハッピーなもの><クールよりはウォームなもの>とだけ受け止めて作りました。
EMTG : 通常こういった車のCMだと、疾走感のある曲を作りがちですが、聴いて、“うわっ、アベンズ、完全に自分たちの土俵で勝負しているよ!!”と頼もしくなりました。
木幡 : その感想は嬉しいですね。新曲を作るからには、当然前作は越えたかったし。スタッフやメンバー含め、「これは大きな話だゾ」と、同じ方向を向いていたんで、その辺りはメンバーにこの曲のデモを渡した際にも現れていたし。その証拠に、デモ曲に対するリターンも最速でしたよ(笑)。
EMTG : 良い意味でみんなメジャー志向ですね(笑)。
木幡 : (笑)。いつもはもう少しゆるやかに進むところも、かなり凝縮され、瞬発力も高かったですからね。急激に事象が起こったが故に、いわゆる全てのことが逆に研ぎ澄まされたというか。CMで使われていた部分にしても、自分でも、”ああ、俺の中にもこういった要素ってあったんだ…”と改めて気づいたし。いわゆるロジックなしでオリジナルにして、”これぞ自分のメロディ!!”と思えるものが現れたのは、ある種の発見でした。その辺りは、この短いタームだったが故のマジックやケミストリーだったかなと。
EMTG : ちなみに実際に起用されているのをご覧になっていかがでした?
木幡 : ちょっとした感動がありました。昔から車のCMには憧れがあったし、目標や一つの夢ではありましたからね。車のCMに起用されているアーティストってカッコイイ方々ばかりじゃないですか。実際、メンバー間でも過去に、出来た曲に対して「この曲って車のCMにピッタリだよね」なんて冗談を言ってたこともあったし。
EMTG : それにしても今回の曲は、色々なところに色々なフックを有してますね?
木幡 : やはり<隙のない、極限まで突き詰めた楽曲を作りたい>というのが、ありましたからね。なので、今では”盛りだくさんで何が悪いんだ!!”とさえ思ってます(笑)。
EMTG : 歌詞も今まで以上に分かりやすくなった感もありますが。
木幡 : それはあるかもしれませんね。以前は、別に”伝えたい”とも思ってなかったし、伝わったら伝わったで良いし、伝わらなかったらしょうがないと開き直ってましたから。だけど、今はもっと伝えたいし、自分のことや実体験から出てくるものを歌いたくて。昔は自分を歌詞に投影したり、それをストレートに出すことがカッコ悪いと思っていたんですが、今は違って。<やはり伝えたいが故に音楽を演るんだ>って意識が強くなってるし、その辺りが歌詞にも表れてますからね。とは言え、それを月並みな言葉で表わしたくはなくて。いわゆる自分だけの言葉で伝えたいというのもあったんです。より広い振れ幅があり、一つの言葉で10個の解釈各々にしてもらえる、それこそが自分たちの歌詞だと思っているんで、今回の歌も聴く人それぞれが捉えて解釈して、自分なりの受け取り方をして欲しいんです。
EMTG : 最後にこの曲の聴きどころを教えて下さい。
木幡 : 世界観を感じて欲しいですね。かなりサウンドと歌詞がリンクした楽曲になってると思うんで、より相乗的に世界観に浸れるだろうし。完成度も非常に高い楽曲になったので、是非色々な方に聴いてもらいたいんです。

【 取材・文:池田スカオ和宏 】

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ビデオコメント

リリース情報

Sonic Fireworks

Sonic Fireworks

2011年12月14日

ビクターエンタテインメント

1. Sonic Fireworks
2. Odd Moon Shining
3. Live at FEVER 20111018 (Nayutanized~Universe Universe~Wonderpower~ Before The Stardust Fades~Starmine Sister~Homosapiens Experience~Delight Slight Lightspeed)

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珊瑚礁 カレー

 湘南で有名なカレーのお店なんですけど、かなり有名人も食べにくる場所で。僕、地元が近くなんで、昔に行ったことがあったとは思うんですけど、どんなところか思い出せなかったんで、ちょっと調べてみたんです。わりと内容がしっかりとした、雰囲気のあるお店でしたね。まっ、その時は、"あーあー、確かにこんなところだった"と調べて満足して、結局は行きはしませんでした(笑)。

■ライブ情報

MICROSONIC TOUR -ONE MAN SHOW-
2012.02.04 (Sat)代官山UNIT
2012.02.08 (Wed)名古屋 APOLLO THEATER
2012.02.09 (Thu)大阪 Live House Pangea

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください

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