東京・立川“BABEL”発、ポストポップバンド“赤い公園”登場!

赤い公園 | 2012.04.27

 2010年に女子4名によって結成されたポストポップバンド“赤い公園”。最近、注目のライブハウス、東京・立川“BABEL”をホームにして、エッジーな音楽性と意外に明るいキャラクターで一躍、要注意バンドに躍り出た。個性派ひしめく女子バンドシーンの中でもひときわ目立つ存在で、着実にライブ動員を増やし、先日、さいたまスーパーアリーナで開催されたイベント“EMI ROCKS 2012”でも、新人離れした度胸で大会場の最後列までその音楽を響かせた。

 2011年10月にはカナダ・ツアー“Next Music from TOKYO vol.3”に参加。今年2月にメジャーデビュー・ミニアルバム上盤[黒盤]『透明なのか黒なのか』、5月にはメジャーデビュー・ミニアルバム下盤[白盤]『ランドリーで漂白を』をリリースして、ついにその全貌をシーンに問うことになる。

平均年齢19才の、佐藤千明(vo.ky)、津野米咲(つのまいさg.cho)、藤本ひかり(b)、歌川菜穂(うたがわなおdr.cho)にサクッとインタビューしてみた。

EMTG:どんな風に集まったバンドなんですか?
歌川:はい、私がドラムとバンド成り立ち説明担当です。
EMTG:そんな担当、あるわけ?(笑)
歌川:はい!高校に入って、私とベースの(藤本)ひかりがバンドを組んで、ボーカルが抜けたので、バトミントン部にいた(佐藤)千明を誘って。
佐藤:もともと、私とひかりが仲良くしてたんです。
歌川:それでライブやるようになって、ついに“BABEL”に出ることになったんだけど、本番一週間前にギターが抜けちゃった。どうしようって思って、一個上の憧れの先輩、(津野)米咲さんに頼んだら「いいよ」って言ってくれて。短期間で5曲覚えてくれて、この4人で初めてライブしました。
藤本:簡単に言うと、私が好きな人を呼んだら、“赤い公園”になったっていう。
EMTG:それは分かりやすいなあ(笑)。津野さんはそれまでどんなバンドをやってたの?
津野:シューゲイザーまがいのバンド。コピーは東京事変をキーボードなしでやってました。
EMTG:ははあ、それで津野さんのギターはちょっと変なんだね。キーボードっぽい。
津野:そうですね。東京事変の浮雲さんは、ピアノみたいなギターを弾くので、大好きです。
歌川:そんな米咲先輩に憧れてたんです。
津野:その時、ライブハウスでやるのは初めてだったんですけど、もっとこういう曲があったらいいのになって思った。私は卒業したら家の都合で大阪に行くことになってたんで、記念にオリジナルを作っとくかって思って作り始めたんです。
EMTG:初めて自分たちのオリジナルができた時、メンバーはどう思ったの?
佐藤:米咲先輩が「作ってきたよ」って、CD-Rを配ってくれた。
歌川:すごい、すごいって、ずーっと言ってた。
藤本:その割には危機感なくて、スタジオに入ったら、みんな覚えてきてなくて、「これはヤバい!」って(笑)。
EMTG:しょーがねえなあ(笑)。
津野:私のデモも、ドラムのこととか全然知らなかったから、家の台所で食器叩いてたりして録音して。「ここは“スチャーン”ってやる」とか説明しても、菜穂ちゃん、分からないよね(笑)。
EMTG:そら、分からんわ(笑)。
藤本:そうやってオリジナルが増えていって。でも、米咲先輩のサポートは期間限定だった。
津野:だけどやっていくうちに、この人たちとやるのが楽しくなっていって。ここで止めると後悔するな、続けられるものなら続けたいって思って。それまで親の言うことを全部聞いてたんですけど、親に「大阪に行かなくてもいいですか?」って話したら許してくれた。両親は今も応援してくれてます。
EMTG:そしてメジャー・デビューすることになった。いきなり2枚のミニアルバムって大胆だね
津野:そうですか?みんなで「2枚っていいね、いいね。楽しそうだね。どの曲、入れる?」って盛り上がってましたよ。
EMTG:どんな風にアルバムを作っていったの?
津野:[黒盤]を作ってから、カナダツアーに行って、それから[白盤]っていう順番。どっちも「こういうアルバムです」っていう曲、[黒盤]だったら「塊」、[白盤]は「ナンバーシックス」をアルバムの最初に入れた。
EMTG:確かに、どっちも“赤い公園”っていうバンドの個性がはっきり出てる。[黒盤]はバンドのダークサイド、[白盤]はポップな曲が入ってる。特に[白盤]『ランドリーで漂白を』の「よなよな」は、すごくポップで驚いた。で、僕が個人的に好きなのは「ランドリー」だな。
津野:「よなよな」は前からあった曲なんですよ。でも「ランドリー」はギリギリでできた曲。アイルランドのメロディーが好きなので、そんな感じを活かして。
歌川:時間がなかったから、ドラムは大変でした。
津野:作った私も大変で(笑)。
佐藤:歌は最後だから、私はみんなよりは練習する時間があって。
EMTG:歌のリズムが素晴らしい!
津野:そうでしょ!千明はいくら私が言っても信じてくれなくて(笑)。
佐藤:そうなんですか?(笑)。嬉しいです。ベースを頼りに歌いました。
藤本:えーっ、そうなの?
EMTG:なんだか楽しそうなバンドだなあ。ちなみに「ランドリー」がさっさと完成したのは“カナダ効果”?
歌川:カナダは大きかったかもしれないですね。日本ではライブでお客さんが棒立ちのこともあるんですけど、カナダではダイブする人がいたりして、「えっ?」と思いました。言葉も通じないから、なんとかしなくちゃと思ってやりました。で、日本に帰ってきてライブやったら、今まで気にしていた小さいことは、気にしないで大丈夫と思えるようになって。前は「自分をかっこよく見せなきゃ」って思ってたけど、そんなこと気にしなくていいんだって、いい意味でどうでもよくなった。
佐藤:私はライブより、ナイアガラの滝かな。ビニールかぶって船に乗ってでっかい滝を間近で見て、その時、何かが浄化された。
EMTG:おっ、かっこいいね。スピリチュアルな世界だ!
佐藤:なので、『ランドリーで漂白を』は、ナイアガラの滝にココロを漂白されてからのアルバムです。
EMTG:なんだよ、ダジャレかよ(笑)。
佐藤:すいませーん(笑)。
EMTG:これから“赤い公園”はどうなっていくんだ?!
津野:けっこう冷静なバンドだったのが、『ランドリーで漂白を』を作ってから熱血になったと思います。何がしたいのか、どんどん混乱していくのが“赤い公園”っていうバンドです。今ある“ゴミ”を分別して、好き勝手やれる環境を作っていきたいと思ってます。
EMTG:頼もしいね。期待してます!ところで『ランドリーで漂白を』は一応[白盤]ってことになってるけど、ラストに入ってる「何を言う」は真っ暗な歌じゃん。
津野:あっ、バレたか(笑)。真っ黒です。白も黒も両方あるんですよ。「この2枚だけだと思うなよ!」って言っときます。
EMTG:じゃあ、タイトルも『ランドリーで漂白せよ』に変えちゃう?
全員:(爆笑)

【取材・文:平山雄一】

tag一覧 インタビュー 女性ボーカル 赤い公園

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ビデオコメント

リリース情報

ランドリーで漂白を

ランドリーで漂白を

2012年05月09日

EMIミュージック・ジャパン

2 ナンバーシックス
4 よなよな
6 血の巡り
8 ランドリー
10 何を言う

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■ライブ情報
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赤い公園リリース記念公演「ランドリーで漂白を」
2012/07/01(日)梅田Shangri-La
2012/07/21(土)代官山UNIT

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