がんばれ!Vicoty、バンドの命運を賭けたニューシングル『ふらいはい!!!』

がんばれ!Victory | 2014.11.20

 キュートで元気なアイドル性と確かな演奏力で勝負するバンド性。そのふたつの魅力をあわせもった4人組ガールズバンド、がんばれ!Victory。スタッフが用意したダイエット企画に失敗して、バンド名に“がんばれ!”が付いてしまった彼女たちだが、先日O-nestで行われたライブでは、次のシングル『ふらいはい!!!』の売れ行き次第でメジャーデビューできることを発表!そんなライブの後日談と今回のシングルについて5人に訊いた。
 ちなみに名盤オマージュがシリーズ化しそうな今回のジャケット写真は、メンバー全員が大好きだというディープパープルの『イン・ロック』が元ネタ。この仕上がりに「実物より美人なんです」(RENA談)とご満悦でした。

EMTG:先日、O-Nestで今回のシングル「ふらいはい!!!」のリリース直前ライブがあって、振り返ってみてどうでしたか?
RENA:なんか……「そこ!?」っていう、予想してないようなところで、うまくいかなかったんですよね。今までこんなにライブをやってきたのにって。もっとライブ当日のことを想像して練習しないといけないって思いました。
SHINOBU:ワンマンだったので気合いもあったし、絶対に成功したいと思ってたんだけど、その気持ちが空回りしちゃって。結局はお客さんに助けてもらった場面が多かったと思います。次こそはこっちが巻き込んで楽しませていけるライブにしたいです。
EMTG:でも、そんな言うほど悪いライブじゃなかったし、お客さんに助けてもらうのはそんなにネガティブに捉えることでもないんじゃない?
SHINOBU:そうなんですけどね。こうやってバンド活動を続けていけるありがたさを改めて感じたと言うか、ファンのみなさんを大事にしていきたいなと思いました。
EMTG:なかでもAYAKIちゃんの声が出なかったのは辛かったね。
AYAKI:まったく出なかったんです……(泣きそう)。
EMTG:やめとく?この話。
AYAKI:大丈夫です。
EMTG:ああいうことって今までのライブではあった?
AYAKI:1から10まで出ないのはさすがになかったですね。
SHINOBU:中盤から掠れてきてるっていうのは何回かあったけど、序盤からっていうのは。だから高音とか出ないところは、「みんなで歌おう」って考えてやったんです。
MAYUKO:でも今回AYAKIのこういう件があって、ライブを楽しませようとか、そういうのもあるんですけど、メンバー同士も気を遣う、ひとりひとりの音を聴いたりとか、そういうことをもっとやっていかないとって思いました。
EMTG:あの日もみんなでどうにか乗り越えようとしてるのはすごく伝わってきたし。だから今回の経験を次に生かしていければ。
AYAKI:………うん。
MAYUKO:暗い!
SHINOBU:テンションあげていこう(笑)。
EMTG:じゃあ気を取り直して、このライブでは『ふらいはい!!!』が発売初週で2,000枚売れたらメジャーデビューできるかもしれないっていうことが発表されたわけですが。
SHINOBU:もうびくりしちゃって。本番中なのに泣いちゃって。
RENA:みんな泣いてたね。
SHINOBU:達成しなきゃいけない課題があるので、がんばっていきたいと思います。
EMTG:すでに「ふらいはい!!!」はライブでも披露してたけど、盛り上がっていましたね。
SHINOBU:最初に聴いた時からすごく元気が出る曲になりそうだなと思って、歌詞を読んだ時に後ろからただ押すだけじゃなくて、押しながら走るみたいなイメージを持ったので、それって今の私たちにすごく合ってるんじゃないかなって思いました。
EMTG:サウンドも元気がでるようなポップでキャッチーな曲だし。ギターソロもすごくかっこよくて。
MINAMI:でも難しくて「無理ー!」ってなりながら練習しました。意地で弾きましたね。
AYAKI:急にレベルアップしたんだよね。
SHNOBU:よくみぃ(MINAMI)はキレながら練習しよった(笑)。
EMTG:じゃあ、メンバーそれぞれ聴きどころは?
SHINOBU:ギターソロのところでは私も以外と面白いフレーズを弾いてるので、そこを聴いてほしいんです。「ここベース動いてるな」って、気づいてもらえたらうれしいですね。
MAYUKO:前回の『KGSD』(2014年1月発売ミニアルバム)の音源よりもどっしりと叩けたのかなと思います。女の子っぽくないドラムにちょっと近づけたのかなと思う。
EMTG:女の子だからどうしても男子より力が弱いっていうのが、ドラマーとしてコンプレックスだったりする?
MAYUKO:やっぱり男の人が叩いてるのを見ると、負けたくないなって思います。テクニックとかはやっぱり得意不得意があるので、音の大きさとか鳴りとかは、他の人たちには負けたくない。だから、どうやったらできるかなっていうのを考えてますね。
RENA:私はギターというよりは、Bメロで、音源には入ってないんですけど、みんなでッオイ!ッオイ!って盛り上がる感じいいです。サビに向けて「がんばろうよ」っていう感じ。お客さんと共有できてる歌詞だと思うので、聴いてもらいたいです。
EMTG:なるほど。では、2曲目の「青春ライフポップ」は、《人生なんて「あっ」という間/青春なんて空浮かぶ雲》っていう出だしすごく印象的でした。
SHINOBU:本当にそのとおりだなって思うです。学生の時とかすごいスピードで過ぎていったし。
MAYUKO:その時はわからないけどね。
RENA:曲を書こうと思ったときに、私だったら一番最初に、《人生なんて「あっ」と言う間》って出てこないと思うんですよ。だから書いてもらって、「あ、そうだな」って思いながら演奏できたところはありますね。
SHINOBU:私のなかでは、この「ふらいはい!!!」と「青春ライフポップ」って連動してるんですよ。《人生なんて「あっ」と言う間》っていう歌詞で、ぼーっとしてたら人生なんて終わっちゃうなっていってて、だから「ふらいはい!!!」では《限界を超えて 空高く飛べ》っていう。自分が思ってる限界なんて飛び越えないとって。2曲セットですよね。
EMTG:メンバー自身もこの2曲に勇気づけられてるんじゃないですか?
MAYUKO:そうなんです。私自身も演奏しながら口ずさんでるんですけど、歌いながら歌詞を実感してる、ライブ中もテンションが余計あがったりするんです。
EMTG:「ふらいはい!!!」の押せ押せな感じも、「青春?」のちょっと切ない感じも、Victoryっていうバンドそのものを表してるようなシングルになりましたよね。
RENA:うん。私たちをリアルに書いてある、いいところだけじゃないけど、みたいなところも表現されてますよね。
MAYUKO:「青春~」には、《弱虫な過去にバイバイ/手をふるから》ってあるんですけど、今までの自分たちを変えていくっていう部分は、少しさみしいけど、新しい自分たちになるには上にいかないといけないから、そういう弱い自分にバイバイしなきゃっていうところもすごいいいとなって思いました。
EMTG:この曲にメジャーデビューできるかの命運がかかってるわけですね。いまオフィシャルサイトを見たら、残り660枚ですって!(※11/7時点)
SHINOBU:また減ってる!昨日見た時は697枚だったんですよ。これからもたくだんライブがあるので、がんばってこの曲を気にってもらって買ってもらたいですね。
EMTG:ちなみに、Victoryは先日ダイエット企画に失敗して、“がんばれ!Vicoty”に改名したじゃないですか。それはメジャーデビューしても変わらないんですか?
MINAMI:そうらしいです。
SHINOBU:「変えるわけないだろ!」って言われました(笑)。
MAYUKO:でも、だからこそがんばっていけるのかなと思います。
SHNOBU:どうにかとりたいんですけどね。
RENA:でも検索しやすいよ(笑)?
EMTG:これからマジでがんばらないと、2個ぐらいついちゃうかも?
MAYUKO:“がんばれ!がんばれ!Vicoty”って。
全員:あははははは!

【取材・文:秦理絵】

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ビデオコメント

リリース情報

ふらいはい!!!

ふらいはい!!!

2014年11月26日

redrec / sputniklab inc.

1. ふらいはい!!!
2. 青春ライフポップ
3. ふらいはい!!!(カラオケ)
4,. 青春ライフポップ(カラオケ)

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お知らせ

■ライブ情報

Sparkling!!忘年会
2014/12/04(木)六本木morph-tokyo

Girl’s UP!!! vol.134
2014/12/10(水)Shibuya eggman

PopLooPop
2014/12/15(月)代官山LOOP

Japan Idol Festival 2015
2015/01/25(日)新宿BLAZE

がんばれ!Victory キャンプ 三回の表「ワンマンまで待ちきれない!!真冬の強化トレーニング」
2015/02/22(日)TSUTAYA O-Crest

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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