a crowd of rebellionメジャー1st EP『Daphne』をリリース

a crowd of rebellion | 2015.09.09

 印象的なCDジャケットのアートワークと共にa crowd of rebellionの最新音源が編集部に届いた。できればメンバーに会って直接話を聞きたいところだが、日本各地を飛び回り忙しいスケジュールの合間をぬって、フロントマン宮田大作(vo)がメールインタビューの形で取材に応じてくれた。彼らの日々多忙な状況を思えば本当にありがたい事である。

EMTG:今作は本当に素晴らしいアルバムですね。一聴した段階でも驚きましたけど、聴くたびに作品の凄さ、深みが伝わってくる大傑作だと思います。まずはアルバムを完成させた手応えから教えてもらえますか?
宮田:ありがとうございます、今作も我々らしい柔軟かつ突き抜けたアルバムが作れたと思ってます。一曲一曲でまったく表情の違うものが作れたのではないでしょうか。手応えはもちろん、自分達の新しい可能性も掴めた意欲作になっていると思います。
EMTG:前作メジャー第一弾シングル「The Crow」から今作までは約半年しか期間は空いてませんけど、制作はいつ頃から始まったんですか?
宮田:今回の制作は過去最高に怒涛すぎてほぼ覚えてないんですが…笑。 4ヶ月くらいで作ったんじゃないかな....。5月くらいからでしょうかね。
EMTG:今作のアルバム名『Daphne』はギリシャ神話の登場する女神の名前であり、月桂樹の意味合いもあるという。今回のサウンドや歌詞の内容を含めて、このストーリーとリンクする部分があるからこそ、このアルバム名を付けたのですか?
宮田:7曲目の「Daphne」をどういう曲にするか考えていて、まだタイトルも歌詞も決まっていない時の話です。初めに沈丁花を英語にすると?から「Daphne」という単語に行着き、月桂樹の意味もあるのか...月桂樹とは?と色々調べたところアポロン神とダフネ神の悲しいお話にたどり着き「いいね!」ということですぐ決まりました。曲としての「Daphne」の意は沈丁花で、EPタイトルの「Daphne」の意は月桂樹です、両方にリンクしいて「哀しいけど忘れないよ永遠に」というメッセージになっています。
EMTG:とにかく、今回は1曲1曲さらに緻密なアレンジや、各楽器も様々な音色を響かせていて、相当時間をかけたのではないかと思います。制作過程やレコーディングはこれまで違うところや、変えた部分はあるのでしょうか?
宮田:今回、楽器面のレコーディングは挑戦でした。今までのレコーディングは全て新潟で行い新潟で完結させていましたが今回は東京でレコーディング初挑戦しました。サウンドアドバイザーさんやレコーディングエンジニアさんも初めての方々で色々勉強できましたね。一番違ったところはサウンドアドバイザーさんに付いてもらった事です。その曲そのパートその場所によって音色をしっかり調整してレコーディングしました。歌に関しては「This is Liiiiiv[e]」「Iris no hana」「Never Say A Gain」のシャウトパートのみ東京で録りましたね。歌に関して録り方は何も変わっていません。
EMTG:まずオープニング曲「Apollon」の流れから、凄まじいインパクトを放つ「BLACK ANTHEM」は今作の凄味を象徴する1曲だと思います。ゴリゴリのヘヴィネス、キャッチーなメロディ、英語と日本語の両方を取り入れたバランス感、加えて、目くるめくドラマティックな曲展開、鍵盤やジャジーなフレーズを導入した静謐なパートもあり、普通なら散漫な印象を与えそうなほど、てんこ盛りな要素が一筋の流れとなって、怒濤の勢いで鼓膜に雪崩れ込んできます。この曲はどういう過程で出来上がったのでしょうか?
宮田:この曲のコンセプトはその名もボカロ・メタル!笑 早くてキャッチーで悪くてハチャメチャなもの!というコンセプトで制作しました。楽曲は結構早めの段階で出来ていたのですがサビの部分があまりしっくりこなくて、サビのコードやノリは何回か変えました。当初、この曲のサビはもっとダークでメランコリックな感じでしたね。歌詞に関してはその名の通り暗く、黒い歌詞になっています。亮輔のサビも変更してもらったりしました。元々英語でしたが日本語にレコーディング時に急遽変更したりして....。曲のハチャメチャ感とリンクして歌録りもハチャメチャでしたね。
EMTG:「Smells Like Unknown」ではイントロでセリフ調の語りから幕を開けるところも新鮮であり、曲調的にも重厚なコーラス(女性コーラスも)も素晴らしく、よりシンフォニックな側面も際立ってますね。この曲はどんなイメージで作り始めたのですか?
宮田:出来上がった楽曲が今までの我々には無かった曲調だったので、歌も違ったものにしよう!という感じで始まりました。俺の最初の語りは半分遊びで入れてみたところ、「いいじゃん面白いじゃん!」となったのでそのまま採用。これもまたサビが大変で、サビメロは俺、亮輔、漠で考えるんですが結構な時間が掛かかりました。最終的に、今までにない「ポップだけどどこか哀愁漂う素晴らしい曲」になったと思ってます。歌詞の内容は想像にお任せです…。
EMTG:全編日本語詞で挑んだ「Iris no hana」は、今作の中でも注目に値する楽曲で、ラウド/スクリーモなどを普段聴かない人にも突き刺さる壮大なバラード・チューンと言える仕上がりです。バンドとしてもこれまでになかった新しい挑戦と言える楽曲だと思うのですが、いかがですか?
宮田:はい、挑戦でした。三人がサビメロを悩みながら作ったのはもちろん、この曲は亮輔の歌詞も大変だったと思います。元々この楽曲が出来た時、俺は亮輔に任せようと思っていて、カラオケで二人で歌詞を練っている時に「亮輔...。YOU、恋やら愛の歌書いちゃいなよ!」って笑。亮輔は最初「えーっ!」って感じだったんですが、なんとか納得してくれたようで最終的に素晴らしい歌詞を書いて歌ってくれました。
EMTG:そして、作品トータルの流れ(曲順)も特筆すべきところで、一枚通してどんな風に聴いてもらいたいか、そこはかなり考えましたか?
宮田:これも、いつも悩む点ですね。俺らの楽曲は一枚通して聴いた時の曲順、曲間がかなり重要だと思ってまして。「あれ?もう終わり?もう一回聴いちゃお!」と如何に頭からもう一度聴いてもらえるかはいつも考えてます。当初、曲順をメンバー全員で決めた時は全然違う曲順でしたが、家で一人の時にその曲順で聴いてたら....「あれ?つまらないな...」と笑。再度考えてメンバーに伝えたところ皆、それがいい!と言ってくれたのでこの曲順になりました。
EMTG:今回の歌詞の面でこれまでと変えたところや、アプローチ的に意図としところがあれば教えてください?
宮田:今回の歌詞は憎しみなら憎しみ、哀しみなら哀しみ、復讐なら復讐、恋なら恋の歌とはっきり1曲ずつ分別しました。これは意図した感じではなく自然とそうなったかな。歌詞を書いてる時期の俺と亮輔は怒りやら悲しみの塊で時間もギリギリだから「ぎゃーーー!」って言いながら書いていました。ですのであまり冷静な歌、歌詞ではない曲が多いですね。
EMTG:今作の楽曲をライヴで聴くのが今から非常に楽しみです。このアルバムのレコ発ツアーはどんなものになりそうですか? また、今作の楽曲がセットリストに入ると、ライヴの見せ方や雰囲気も変わりそうな気がしますが、いかがですか?
宮田:ぜひLIVEに来てください!今回は地元・新潟以外でも初東名阪ワンマンを実施するので、我々にもかなり未知数な旅になりそうです。対バンツアーの方も面白い組み合わせになっています!LIVEの雰囲気がガラッと変わるかと言うと、俺は変わらないと思っています。元々色んなタイプの曲があったのでまたセトリ考えるの大変だなあ、くらいですね。どんな曲やってもどの順番でやっても、良くも悪くも俺らなんで。「おっす!a crowd of rebellionです!新曲沢山です!」という気持ちでLIVEします。
EMTG:バンドとして遠い将来と近い将来、この2つの点で今後やってみたいことや、目指してる場所(バンド像)などあれば教えてください。
宮田:いつかは野外フェス!あとはその時々!笑
EMTG:ありがとうございました!

【質問・文:荒金良介】





<a crowd of rebellion プロフィール>
Bass: 高井佑典
Drums: 近藤岳
Vocal & Guitar: 小林亮輔
Vocal: 宮田大作
Guitar: 丸山漠

2007年春、新潟県新潟市にて a crowd of rebellion を結成。新潟出身のスクリーモ・バンドとして、彼らのジャンルは 親しみを込め“コシヒカリーモ”と称される。対照的なツインボーカルから繰り出されるリリックと、変幻自在に展開をみせていく楽曲アレンジで唯一無二の世界を描き出す。
煽動的かつエモーショナルなパフォーマンスで、オーディエンスと対峙する圧巻のライヴを繰り広げている。

tag一覧 シングル インタビュー 男性ボーカル

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リリース情報

Daphne

Daphne

2015年09月02日

ワーナーミュージック・ジャパン

1. -Apollon-
2. BLACK ANTHEM
3. This is Liiiiiv[e]
4. Smells Like Unknown
5. Iris no hana
6. Never Say A Gain
7. Daphne

お知らせ

■ライブ情報

a crowd of rebellion ”Daphne tour” ~アポロンの孤独に勝てるかな???~
2015/11/23(月・祝)愛知 池下 CLUB UPSET
2015/11/28(土)大阪 梅田Zeela
2015/12/04(金)東京 新代田FEVER
2015/12/13(日)新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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