ゆびィンタビュー vol.08 -KARMA-

ゆびィンタビュー | 2019.02.13

札幌を拠点に結成された現役高校生によるスリーピース・バンド、-KARMA-。昨年11月には初の全国流通盤ミニ・アルバム『イノセント・デイズ』をリリースし、蒼き初期衝動や胸が高鳴るような楽しさを詰め込んだバンド・サウンドと口ずさみやすいメロディを武器に、地元のみならず全国各地で話題を呼んでいる。そんな彼らも遂にこの春、高校卒業。その想いをめいっぱい鳴らした「クラスメート」が配信される。ちょっと切ないメロディだけれど、しっかりと新しい自分たちをイメージして作られたようだ。今回はゆびィンタビューで、3人に今の気持ちを語ってもらった。

PROFILE

-KARUMA- dummy

-KARMA-


左から:斎藤陸斗(Ba&cho)畑山悠月(gt&vo)金田竜也(Dr&cho)
全員2000年生まれの札幌在住、現役高生3ピースロックバンド。
2016年、高校一年生時に札幌を拠点に結成。
2018年7月、北海道の大型音楽フェス[JOIN ALIVE]への史上初の高校生での出演をはじめ、東京や大阪の大型サーキット・イベントにも多数出演するなど、地元北海道だけに留まらず、その勢いは全国的に広がり続けている。


  • 高校卒業目前だと思いますが、近況からお願いします!
  • 畑山

    ちょうど最後のテストも終わって、今はホッとしてます。
  • 卒業前はみんな学校に来なくなったりしてさびしいですよね。
  • 畑山

    前から卒業前になったら学校サボってやろうと思ってたんですけど、夏休み前とかに結構サボっちゃったので、みんなは休みなのに僕だけ学校に行かなきゃいけないこともあったりして悲しかったです(笑)。
  • そうなんだ(笑)。11月にミニ・アルバム『イノセント・デイズ』をリリースしましたが、その反響はいかがでした?
  • 畑山

    めっちゃ変わりましたね、ライブに来てくれる人が増えたし。お客さんが曲を口ずさんでくれてるのも嬉しくて。友達も買ってくれて、学校で唄ってくれたり(笑)。
  • 斉藤

    昼休みの学校放送で曲が流れたね!
  • 畑山

    そう(笑)。いきなり「今日のお昼の放送は-KARMA-で~」って、恥ずかしいわ!しかも2日間くらいで、ほぼ全曲流れました。
  • 学校ぐるみで応援されてるんですね。
  • 畑山

    それはわかんないですけど(笑)。嬉しいです。
  • 金田

    僕の周りの友達には「くだらん夢」が好きって人が多いです。
  • 配信スタートされたばかりの「クラスメート」ですが、ほんとに今しか作れない曲になりましたね。
  • 畑山

    ストレートな卒業ソングをこのタイミングで作ったらいいよねっていう話になって。何曲か作ったんだよね。
  • 金田

    そうだね。
  • 斉藤

    でもこの曲の原型は結構前に作ったものなんだよね。
  • 畑山

    うん、前に作ったものを聴き直してみたら、このメロディ良くない?って。明るいけど切ないコード進行が卒業ソングにぴったりだなと思って。
  • 歌詞にはどんな想いを込めましたか?
  • 畑山

    クラスメートって身近な存在だけど、自分のクラスメートだけじゃなくて、色んな人に『あの頃こんな感じだったなー』とか思い出しながら聴いてもらいたいです。でも何だかんだ、クラスメートに大好きだよって言いたいのかもしれない(笑)。
  • 愛を伝えたいってこと?
  • 畑山

    なんか(笑)、早く卒業したいってずっと思ってたんですよ。でもいざ、卒業式前にみんなが登校する日は最後だねっていう日の帰り道はすげーさびしくて。もしかしたら、卒業したらもう喋らなくなるクラスメートもいるかもしれないし。
  • うん。卒業をテーマに曲を作るとなった時に3人で話したこととかある?
  • 斉藤

    みんなで卒業とか学校に関するワードとかを挙げたりしたね。
  • 金田

    うんうん。
  • 畑山

    あと、僕たちらしいけど新しさを感じられる曲にしたいねって。「こいつら卒業するのに変わってないじゃん」って思われるのは嫌なので(笑)。新しいけど僕たちらしい、いいバランスでできたかな。
  • イントロでのハイトーンなコーラス・ワークから新鮮でした。
  • 斉藤

    これは今までやったことなかったね!
  • 畑山

    「こういうこともやるんだ?」って感じてもらえたら。3人で役割分担してコーラスして、3人の高校生活の集大成をイントロから出したいなと。
  • なるほど。歌詞も良いですね。〈気づいたよ 気づいた 毎日が初めてだ〉というサビ前の部分が特に。
  • 畑山

    あ、まじっすか!よかった。
  • すごくリアルな感情で。しかも毎日の中で初めて「気づいたこと」がその前の部分でいくつか具体的に書いてある。なかなかの技術ですよ。
  • 畑山

    そこが伝わってたら嬉しいです(笑)。色んな世代の人にここに込めた想いが伝わればいいなと思います。自分でもすごく満足してて、めっちゃ聴きますもん、この曲。
  • 斉藤

    満足してたねー。
  • 金田

    僕たちも、もちろん満足してるんですけど(笑)。
  • 畑山

    僕、ミスチルが好きだって話、したじゃないですか。
  • 言ってましたね。
  • 畑山

    ミスチルにも「クラスメイト」って曲があって、それは旧友との再会って感じで。この先いつでも唄えそうな曲なんです。90年代に出された曲ですけど今もライブで唄われているから、すごく勉強になりますね。同じタイトルだけどこんなに違うものになるんだなって。
  • 畑山

    youtube

  • -KARMA-の場合は本当に目の前の旬な出来事として卒業ソングを作ってるから、あと半年後に唄っても全然違う感情になりそうですね。
  • 畑山

    今、ライブで唄ったら「卒業さびしいな」っていう気持ちになると思うんですけど、卒業後に唄ったら……
  • 斉藤

    思い出す?
  • 畑山

    思い出すだろうね。どんどん記憶は薄れていくけど、会いたいし寂しいよなっていう気持ちになりそう。
  • さびしいって思うくらい、高校生活が好きだったんでしょうね。
  • 畑山

    悔しいですけど、そうです。学校好きじゃないとか言ってサボったりしてたのに、いざとなったら俺が一番さびしがってる(笑)。
  • 斉藤

    クラスメートって毎日会ってて、話すんだけど一回も遊びに行ったりしたことない人とかもいるから、そういう距離感の友達と会えなくなるのが寂しいな。
  • 畑山

    ああ、遊ぶ人ってこれからも遊ぶもんね。
  • 斉藤

    そう、でもクラスメートって関係じゃなくなったら会わない人もいるんだなと思ったらね。
  • 畑山

    わかるよ。そういうのはあるかもね。竜也は?
  • 金田

    僕もさびしいな。特にうちの学校の人はめっちゃセンター試験受けて、みんな大学進学のためにがんばってたから話しかけにくかったし。
  • 畑山

    竜也は頭いい学校なんですよ!
  • 進学校なんだね。
  • 金田

    そんな言うほどでもないですけどね。でもみんなからすると自分ががんばってる時に、僕だけバンド活動で道外とか行ってたらウザッて思うだろうなって。だからあんまり友達と話せなかったな。
  • 疎外感を感じてたんだね。
  • 金田

    めっちゃありましたね。
  • 畑山

    陸斗もさびしいんじゃない?クラスの男子と仲良くて、昼休みなんて7人でトイレに行ったりしてたじゃん。
  • へえ(笑)。
  • 畑山

    その人数でトイレ行ってさ、みんなで並んで?
  • 斉藤

    いやいや(笑)。トイレのついでに購買に行ったり他のクラスの友達に話に行ったりするだけだから!
  • 畑山

    陸斗は友達がいっぱいだからな。
  • 金田

    インスタのストーリー見るたびに違う友達といる(笑)。
  • 斉藤

    クラスの友達以外とも遊んでるから。
  • 畑山

    それが卒業に向かって多くなっていったでしょ?
  • 斉藤

    そうだね。これまで遊んでなかった友達とも遊んでみたりしたら楽しくて。
  • 何それ、卒業間近の思い出キャンペーン?
  • 畑山

    あはははは!
  • 斉藤

    そういうわけじゃないけど(笑)。相手から誘われることもあるし。
  • 畑山

    いいなー。陸斗は男子からも女子からも人気なんです。
  • 社交的なタイプなんでしょうね。でも畑山くんと斉藤くんは小・中・高と一緒でクラスメートだったことも多いから、卒業するとだいぶ環境が変わりますね。
  • 畑山

    そうですね。ずっと「次はこういう曲をやりたいね」みたいな話も学校でしてきたし、陸斗とは家も近いんですけど春から僕は一人暮らしをするのでちょっと遠くなるっていうのもあるからそれもさびしいですけど。でもバンドメンバーだから会えるね(笑)。
  • 「クラスメート」には、そんな今の3人の気持ちが詰まっていますね。
  • 斉藤

    特に最後の歌詞が好きだな。背中を押される感じがする。
  • 畑山

    最後、新しい未来がじゃなくて、〈新しい自分が僕達を待っている〉って歌詞にしたんです。
  • それはどういう意味だったんだろう?
  • 畑山

    新しい未来がって言ったら、ちょっと理想とか希望みたいなところがあるのかなと思った。でも〈新しい自分〉だったら、現実からかけ離れた感じがしないので。今までだったら出てこなかった言葉ですね。
  • どんな未来を選んでも自分次第だ、ってことかな。
  • 畑山

    そうですね。
  • では高校卒業後の-KARMA-には、皆さんどんなイメージを持っていますか?
  • 畑山

    自分たちらしさは高校生だろうと卒業しようと変わらないと思うので。
  • 斉藤

    いい意味で変わっていきたいね。
  • 畑山

    高校時代の-KARMA-が良かったねって言われたら悔しいもんね。
  • 金田

    嫌だね!
  • 畑山

    でも正直、そこは、自分たちの曲には3人共、自信があるので。ただ、高校生らしいと言われるグダグダなMCは……。
  • 斉藤

    もうちょっと改善した方がいいね。
  • 畑山

    そうだね(笑)。高校を卒業したからと言って4月から何か変わるわけじゃないけど、ちょっとずつ大人になって行けたらいいなと思います。今はみんなに「クラスメート」をひたすらリピートして聴いてもらいたいです!
  • わかりました。今後も楽しみにしてます。
  • 畑山

    あと、ワンマンライブも3月にやりますのでぜひ観に来てください。僕たちの集大成を見せます!
  • 斉藤

    がんばります!
  • 金田

    イエーイ!

【取材・文:上野三樹】

tag一覧 J-POP インタビュー 配信限定 男性ボーカル ゆびィンタビュー -KARUMA-

リリース情報

[配信]クラスメート

[配信]クラスメート

2019年02月13日

KARMA RECORDS

1. クラスメート

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