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BIGBANG、ワールドクラスのドームツアーで圧巻のパフォーマンス!

BIGBANG | 2013.01.15

 2012年はアジアや日本だけでなく、北米から南米、さらにはイギリスに至るまで、世界中でライブを行ってきたBIGBANG。日本でも、5~6月にかけてはアリーナツアーを制覇し、11月からはドームツアー“BIGBANG ALIVE TOUR 2012 IN JAPAN SPECIAL FINAL IN DOME”を行った。12月5日には、ついに東京ドームに進出し、満杯のファンを動員。人気と注目度の高さを証明した。

この日も開演間際、ステージ前のビジョンに流される「FANTASTIC BABY」のMVに触発されたファンの盛り上がりをキッカケに客電が落ちる。宇宙空間を思わせるオープニング映像が流れ、しばらくすると5人のメンバーがカプセルから降りてくるという演出でライブがスタート。1曲目は「TONIGHT」、続いて「HANDS UP」。いずれも体を揺さぶられるアッパーチューンで、すっかり会場はBIGBANGサウンドのグルーヴに飲み込まれる。

 最初のMCでは日本語がウマ過ぎるV.I.が「Tokyo! 元気ですか!」と高めのテンションで挨拶。3曲目にはライブでのヒートアップ曲「FANTASTIC BABY」を披露。中盤前のブロックでは、メンバーの別ユニットや、ソロコーナーも。2012年の9月に韓国で1stミニアルバム『ONE OF A KIND』をリリースしたG-DRAGONは、この中からアグレッシヴなHIPHOPチューン「CRAYON」で盛り上げた。そこからT.O.PとのユニットGD&TOPのナンバーで「ポギガヨ」「HIGH HIGH」につながるという流れ。彼らのカラフルでポップな世界観を堪能したあとは、V.I.によるソロコーナー。サングラス姿でハードにキメたV.I.が「Strong Baby」や「WHAT CAN I DO」で、クールな一面を見せる。このブロックのあとは、再びフルメンバーで登場。「ガラガラGO!!」「Number 1」で大観衆をノセる。12曲目の「CAFE」以降は、美しいメロディーをフィーチャーした曲が固められたブロック。「BAD BOY」「BLUE」などなど、しっとりした曲で酔わせ、特に「BLUE」では、観客が手にするライトが一斉にブルーに変わり、ミディアムバラードを引き立てた。「LOVE SONG」「MONSTER」も文句なく名曲。

 さて、聴かせるBIGBANGのあとは踊るBIGBANG。メンバーいわく“パーティーが似合う曲”という「FEELING」で、またまた熱いライブ空間へ。このあとは、後半のメンバーソロタイム。ここでSOLが登場。歌ったのは、「Just Look At Me」と「WEDDING DRESS」。パワフルなダンスを得意とするSOLだが、ここでは情感タップリのダンスで魅了。切ない内容の曲を彼らしく表現してくれた。さて、SOLに続いてD-LITEが登場。アップテンポの「WINGS」を伸びやかに歌い上げる。ちなみにD-LITEは、このあとのMCタイムで「発表があります! 僕のソロアルバムが2月27日にリリースされます!」と、大告白! 内容は「僕の好きな日本の曲を集めてカバーしたアルバムです」と、カバー曲集であることも明かした。他にもG-DRAGONが「いつも日本に来るたびに、いい思い出をホントにどうもありがとう!」と語ったり、SOLが「肌の色や生活習慣が違っても、僕らの音楽でひとつになれて幸せです」とコメント。世界中で公演を行ってきた彼らしい発言に熱くなったファンも多かったに違いない。本編ラストは「Haru Haru」から「LIE」と「LASTFAREWELL」。本編だけでも24曲という密度の濃いライブだったが、予測不能な彼らのこと、アンコールも期待できそう。

 アンコール前には、「MY HEAVEN」のサビを5万人を越える観客が大合唱。その大合唱を受け、アンコールに応えて登場したメンバーは2台の大型カートでステージの上手、下手から分かれて登場。D-LITEとV.I.、G-DRAGON、T.O.P、SOLという組み合わせで「声をきかせて」を歌いながらフィールドを1周。これにはスタンド席の観客も大熱狂。ステージに戻ると、先ほど観客が歌ってくれた「MY HEAVEN」を歌い、予定ではここでライブは終了――のはずが、12月12日に誕生日を迎えるV.I.のために、何とサプライズでバースデーケーキが用意されていたのだ。もちろんその後、T.O.PがケーキをV.Iの顔面に押しつけるというお約束の洗礼もあり、ドームはなごやかな空気に包まれた。

  V.I.の「もっと遊びたいから!」という発言とともに、「FANTASTIC BABY」が再度プレイされる。ここからダブルアンコールは「FEELING」「BAD BOY」などを含め、5曲も続いた。ダブルアンコールの時間帯でも自由に走り回るメンバー達のスタミナも相当なものだ。日頃、いかに体力調整をしているかがうかがわれる。ソロとしても貪欲に活動の場を広げるBIGBANG。2012年に世界中で感じたことを、2013年もパワーにかえて進化を続けて欲しい。

【取材・文:海江敦士】

tag一覧 韓国 ライブ 男性ボーカル BIGBANG

リリース情報

SPECIAL FINAL IN DOME MEMORIAL COLLECTION (初回盤 )

SPECIAL FINAL IN DOME MEMORIAL COLLECTION (初回盤 )

2012年12月05日

YGEX

ディスク:1
1. あんなヤツ
2. WEDDING DRESS (ENG.)
3. WINGS
4. WHAT CAN I DO
5. HIGH HIGH
6. FANTASTIC BABY (Bonus Track)
ディスク:2
1. MONSTER -Ver.Final- (Music Video)
2. INTRO(ALIVE) (a-nation stadium fes.(2012.8.26))
3. TONIGHT (a-nation stadium fes.(2012.8.26))
4. HANDS UP (a-nation stadium fes.(2012.8.26))
5. FANTASTIC BABY (a-nation stadium fes.(2012.8.26))
6. BAD BOY (a-nation stadium fes.(2012.8.26))
7. FEELING (a-nation stadium fes.(2012.8.26))
8. ガラガラ GO!! (a-nation stadium fes.(2012.8.26))
9. MY HEAVEN (a-nation stadium fes.(2012.8.26))
10. “BIGBANG ALIVE TOUR 2012 IN JAPAN” MC [DIGEST]

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お知らせ

■ライブ情報

D-LITE D’scover Tour 2013 in Japan
~DLive~

2013/03/23(土)神戸ワールド記念ホール
2013/03/24(日)神戸ワールド記念ホール
2013/03/30(土)日本武道館
2013/03/31(日)日本武道館

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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