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ノらせ、躍らせ、一緒に歌わせた、東京カランコロン、ツアーファイナルワンマン!!

東京カランコロン | 2013.05.23

 開演を告げるSE、TRF「survival dAnce ?no no cry more?」が流れ、メンバー5人がステージに登場。月桂冠を被り、仙人風の杖をついている佐藤全部(B)のユニークな風貌が目を惹く……。そして、「みなさん今晩は。TRFの後輩(両者共にavex所属アーティスト)、東京カランコロンです。ツアーファイナルは最高の夜にしましょう!」といちろー(Vo・G)が挨拶し、1曲目「少女ジャンプ」がスタート。いちろーとせんせい(Vo・Key)のハーモニーが抜群に心地よい。続いて、躍動感溢れる「ハートフルホット」と「フォークダンスが踊れない」が演奏され、会場全体はエネルギッシュなダンスフロアと化した。

「実際に人が入るとすごいですね」と、いちろーが満員の会場内を感慨深そうに見回した後、「ワンモアタイムをもう一度」や「ポンコツ野郎の大逆襲」など、最新アルバム『We are 東京カランコロン』の収録曲が次々披露された。そして、「これはグラハム・ベルから借りた初代の電話」と、佐藤全部が頭に被った箱状の物体を指差し、「お客さんと実際に会話が出来るか試みたいと思います!」と、糸の付いた受話器のようなものを取り外し、フロア後方の観客との会話する……というシュール極まりない場面を挟みつつ、レア曲を演奏するコーナー、通称『どきどきゾーン』へと突入していった。マニア心をくすぐる選曲の「ヴァージニアだったっけ?」と「ウソツキはドロボーの始まり」が披露されて、観客たちは大いに沸いた。そして、極めつけのインパクトを放ったのが「渚のセレナーデ」。往年の歌謡ポップスを彷彿させるサウンドであり、CD音源では歌番組の司会者風のナレーションも盛り込まれているこの曲を一体どのようにライヴで再現するのか? 興味津々で待ち構えていたところ、カラオケ(司会者の曲紹介もバッチリ入っている)が流れ始め、真剣な面持ちで歌い出したいちろーとせんせい。その後方ではおいたん(G・Cho)、佐藤全部、かみむー氏(Dr)が仲良く並び、「シュビドゥバ? パパパヤ?」という古風なスタイルのコーラスを響かせる。5人でウェイヴのような動きをするダンスも交えつつ、ユニークなパフォーマンスを展開した。

「7月10日にメジャー1stシングルを出します。16歳の少年が東京カランコロンのギターをコピーするっていうテーマの曲です」という解説を添えて、早速披露された新曲「16のbeat」。もう1つの新曲「It’s more wonder」も飛び出し、ライヴはいよいよ後半戦へ。せんせいがピアノで伴奏し、いちろーがスタンドマイクに向って一心に歌い上げた「青き日々よ」。インディーズ時代の代表曲「ラブ・ミー・テンダー」や「×ゲーム」などの後、再びMCタイムとなった。「偉そうかもしれないけど、BLITZ狭いと思って(笑)。これからもっと大きいところでやるので、楽しみにしてて。まだまだいくぜ!」と、せんせいがいつになく強気な言葉を口にしたのが印象的だった。そして、「デビューした当初はお客さんの間に戸惑いもあったみたいだけど、2枚のミニアルバムと1枚のアルバムを経て、メジャーで僕らがやりたかったことが伝わったと思ってて。今年は味方がたくさん出来ました。今年はたくさん攻めていこうかと。ついてきてくれると嬉しいです」といちろーが語り、「いっせーの、せ!」がスタート。前進していくことを宣言する決意表明のように聞こえるエネルギッシュな演奏であった。

 観客が歌いながら軽快にステップを踏む様が壮観だった「true!true!true!」、力強い手拍子とタテノリのダンスでフロア全体が揺らいだ「泣き虫ファイター」で本編は終了。しかし、鳴り止まない拍手と歓声に応えて、アンコールが行われた。まずは「マドモアゼルと呼んでくれ」が演奏されて、清々しい一体感で包まれた場内。そして、「昨日は大きい会場でライヴを観たんですけど、“明日、自分もライヴをやるのか”と思って感極まったんです(笑)。今日はグッときちゃいました。これからもよろしく!」と、かみむー氏が語り、ラストを締めくくったのは「ばいばい、また明日」。観客たちの《ばいばい、さよなら ばいばい、また明日》という大合唱が、会場全体に温かく広がっていった。

 全曲が終わり、心地よい余韻が漂う中、明るい笑顔を輝かせながらステージを後にしたメンバーたち。5人の表情がとても満足そうなのが遠目でもよく分かった。観客たちもとびっきりの笑顔を浮かべて惜しみない拍手を送る。場内いっぱいに幸福感が溢れ返ったエンディングとなった。

【取材・文 田中 大】

tag一覧 ライブ 男性ボーカル 女性ボーカル 東京カランコロン

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リリース情報

We are 東京カランコロン(初回盤)

We are 東京カランコロン(初回盤)

2013年02月13日

avex trax

ディスク:1
1. いっせーの、せ!
2. 少女ジャンプ
3. ハートフルホット
4. Darling,Hello? (SZK着メロMIX)
5. ワンモアタイムをもう一度
6. ポンコツ野郎の大逆襲
7. サヨナラ バイバイ マルチーズ
8. 渚のセレナーデ
9. 泣き虫ファイター
10. 青き日々よ (recorded at 音楽室)
11. ×ゲーム
12. ばいばい、また明日 (ホーン演奏 by カンカンバルカン)
13. おいたんのギターネタ帳 (ボーナストラック)
ディスク:2
1. 渋谷CLUB QUATTROワンマンライブ 「ワンマ ん2012」 本編ノーカットライブ映像

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セットリスト

ワンマ ん2013
2013.5.12@赤坂BLITZ

  1. 少女ジャンプ
  2. ハートフルホット
  3. フォークダンスが踊れない
  4. ワンモアタイムをもう一度
  5. ポンコツ野郎の大逆襲
  6. サヨナラ バイバイ マルチーズ
  7. ヴァージニアだったっけ?
  8. ウソツキはドロボーのはじまり
  9. 渚のセレナーデ
  10. It’s more wonder
  11. 16のbeat
  12. ラブ・ミー・テンダー
  13. 青き日々よ
  14. ×ゲーム
  15. マリメッコとにらめっこ
  16. いっせーの、せ!
  17. true!true!true!
  18. 泣き虫ファイター
Encore
  1. マドモアゼルと呼んでくれ
  2. ばいばい、また明日

お知らせ

■ライブ情報

夏の終わりのワンマ んツアー
2013/09/12(木)渋谷WWW
2013/09/13(金)渋谷WWW
2013/10/06(日)名古屋 CLUB UPSET
2013/10/07(月)梅田クラブクアトロ

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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