デビュー16年目に突入した馬場俊英が「EP1~平凡」をリリース!

馬場俊英 | 2012.04.25

“今思って・感じていることをすぐ歌にして、すぐ皆様に届ける”というコンセプトのもと誕生した馬場俊英のEXPRESS CD。その第一弾である「平凡」は、当たり前の日々を懸命に生きている平凡な人たちにフォーカスし、たたみかけるように歌う9分超の大作。本作で馬場は、尾崎豊をはじめ数々のアーティストを手がけてきたプロデューサー須藤晃氏とタッグを組み、自身の殻もバリバリと打ち破った。そんな新生・馬場俊英に、作品「平凡」、そして彼の“平凡感”についても訊いた。

EMTG:馬場さんの曲に登場する人たちは、これまでも決して特別ではない普通の人たちで、そこがリスナーの共感を呼んできたと思うんですけど、この「平凡」はその真骨頂とも言えるナンバーですね。
馬場俊英:そうですね。今までの延長線上にあって、なおかつ、須藤晃さんとの共同作業でよりわかりやすい形になった、そういう曲だと思っています。
EMTG:今回、プロデューサーの須藤晃さんと一緒にやろうと思ったのは?
馬場俊英:前に尾崎豊さんの「僕が僕であるために」をカバーさせていただいたんですけど、カバーだけじゃなく、一から何かを作りたいなと思って。プライベートでメールのやり取りをさせていただくうちに、じゃあ一緒にやってみようかと。で、実際スタジオに入って、2回目に入った時にはもう「平凡」ができあがったんですけど、その作業が僕にとっては衝撃的で、ハッとさせられるような時間だったんですよね。
EMTG:ハッとさせられるというのは?
馬場俊英:それまで僕の中には、知らず知らずのうちに自分で勝手に決めていた約束事が増えていたんです。例えば曲ができたらスタッフさんに聴いてもらって、全員のOKが出たら日を改めてレコーディングするとか。でも須藤さんの場合はもっとラフというか、曲と歌詞ができたらその場で「じゃあやってみて。はい、OK!」「え? これでいいんですか?」みたいな。でもよく考えたら僕も好きな人のCDを聴く時、細かいところを気にして聴いているわけじゃないし、第一、すごい新鮮だったんですよね。高校時代バンドを組んで、ただ好きなことをやってる感覚に近いものがあって。で、大切なのは段取りとか細かいことじゃなくて、今感じていることを素の自分で表現することなんだなって。
EMTG:すごく本質的なところに立ち返った作り方だったんですね。で今回、歌詞のテーマを“平凡”にしたのは?
馬場俊英:これも須藤さんからだったんですけど、最初の曲は漢字二文字にしてくれって言われたんです。須藤さんと初めてやるアーティストは必ずそうするらしいんですよ。尾崎豊さんだったら「卒業」とか、橘いずみさんだったら「失格」とか、玉置浩二さんだったら「田園」とか。で、僕だったら何かな?と考えて。須藤さんにも僕は平凡なキャラだって言われたし(笑)、今は普通の人の時代でもあるから、じゃあ“平凡”でいこうと。ただ、“平凡”とか“普通”とか言っても、1人1人の人生は波瀾万丈だったり、生きていくのは大変だったりするじゃないですか。つまり“平凡”はそもそも平凡じゃないんだっていう。とはいえ、ほとんどの“平凡”な人たちはテレビで取り上げられたりするわけでもないし。じゃあそういう人たちをどんどん歌にしていこうと思ったんです。
EMTG:ちなみに馬場さん自身はご自分のことを平凡な人間だと思われますか?
馬場俊英:そうですね。平凡だし、ヘンなところもあるし(笑)。でもデビューする前は、平凡はイヤだっていう気持ちもありましたね。青山の交差点に自分の看板がドーンと出て、みたいなことに憧れたり(笑)。自分がデビューしたらとんでもないことになるぞ!って思ってたり(笑)。でも実際は全然そんなことにはならなくて。何度か挫折するうちに、考え方も変わってきたんだと思います。
EMTG:でもそうやって挫折を味わってきたからこそ、馬場さんの“平凡”な人たちへ向ける目線はあったかいんでしょうね。今作はデビュー16年目の第1弾にもなりますけど、ここからまた新たな始まり、という気持ちはありますか?
馬場俊英:うん。僕は今まで4回ぐらい“心機一転、がんばります”みたいなことをやってて、今回は5回目ぐらいなんですけど(笑)。何度もチャレンジして、そのたびに応援してもらえるっていうのは本当にありがたいことで、そういう環境ってなかなか作れないと思うんですよ。
EMTG:それは馬場さんの人柄がそういう環境を作ってるんだと思いますよ。
馬場俊英:いや、巡り会いに恵まれているんだと思うんです。でも直木賞とか芥川賞って40代で取る人が多いじゃないですか。最近、芥川賞を取った田中慎弥さんも40代だし。だから40代は文学界だとまだ若手で、政界ならひよっこ(笑)。そう思うと、今からできることもいろいろあるなって思うし、ますます頑張りたいなと思いますね。
EMTG:5月12日からはアコースティック・ツアーもありますしね。
馬場俊英:そう。僕は2年に1回、アコースティック・ツアーをやってるんですけど、今年はちょうどその年にあたるんです。で、ライヴも今年のテーマである“今思ったことをすぐ歌にして伝える”っていうのを実践しようと思っているので、今作ってる曲も音源に先駆けて歌ったり、あと、カバーもちょっとやってみようかなって。
EMTG:じゃあ“新生・馬場俊英”が感じられるライヴになる?
馬場俊英:そうですね。まぁ観てる人は、言うほど変わってないよって感じかもしれないですけど(笑)。でも気持ちとしては、新しいチャレンジのあるステージにしたいなと思っています。

【取材・文:赤木まみ】

tag一覧 シングル インタビュー 男性ボーカル 馬場俊英

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リリース情報

馬場俊英EP1~平凡~

馬場俊英EP1~平凡~

2012年04月25日

ワーナーミュージック・ジャパン

1. 平凡
2. 幸せのウェイティングリスト
3. 吊り橋
4. オオカミの歌

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実録平凡
「馬場俊英ドキュメントDVD・実録平凡」というのを作って、ファンクラブのかたに先行発売したんですけど、それが昨日ぐらいから到着してるらしいんですよ。その反応が気になって(笑)。これは褒めていそうだな~と思うファンの人のブログを読んだりしてました(笑)。


■ライブ情報

馬場俊英 LIVE TOUR ACOUSTIC CIRCUIT 2012
2012/05/12(土)ソフィア堺
2012/05/13(日)神戸文化ホール中ホール
2012/05/19(土)金沢パドル
2012/05/20(日)新潟ジョイアミーア
2012/05/24(木)京都KBSホール【追加公演】
2012/05/25(金)京都KBSホール
2012/06/01(金)松山MONK
2012/06/02(土)徳島オデオン座
2012/06/06(水)宮崎WEATHERKING
2012/06/08(金)旧香港上海銀行長崎支店記念館多目的ホール
2012/06/09(土)福岡イムズホール
2012/06/10(日)広島NTTクレドホール
2012/06/12(火)岡山CRAZYMAMA KINGDAM
2012/06/15(金)Live House浜松窓枠
2012/06/16(土)名鉄ホール
2012/06/17(日)名鉄ホール【追加公演】
2012/06/23(土)盛岡 CLUB CHANGE WAVE
2012/06/24(日)仙台RENSA
2012/06/26(火)札幌PENNY LANE 24
2012/06/30(土)NHK大阪ホール
2012/07/01(日)NHK大阪ホール
2012/07/08(日)横浜BLITZ
2012/07/14(土)赤坂BLITZ 【追加公演】
2012/07/15(日)赤坂BLITZ

※その他ライブ情報・詳細はオフィシャルHPをご覧ください。

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