シクラメン、悔しさを乗り越え作り上げた2015年一発目シングル『キミノナミダ』

シクラメン | 2015.02.04

 2014年頭の肉だんごの喉の手術とツアーの一部延期。そして、同ツアーではDEppaが体調不良の為、途中歌えなくなるアクシデントも発生…。そのつまずきと悔しさを取り戻すが如く、その後、初夏のニューアルバム『シクラメンの夏』の充実した内容。夏のツアーで果たしたリベンジ。そして、これからの彼らのパーソナルな部分がより窺えた年末年始の全国ホールツアーと、尻上がりの飛躍を見せた2014年のシクラメン。
 そんな彼らから届けられた、2015年一発目のニューシングル『キミノナミダ』は、彼らの真骨頂であるミディアムバラード「ここで泣こうよ」と、盛り上がり必至な「SAMURIDER」の2曲入り。共に聴いた後に湧き上がる活力や決意、一緒に歌える要素が魅力的な楽曲たちだ。

EMTG : この『キミノナミダ』は、対照的な2曲でありながら、それぞれから安堵感や鼓舞、そして、一緒に歌えたり、声を出せたりといった幾つかの共通項が窺えます。
DEppa : そうですね。それが2014年のシクラメンのライヴを経て感じたことでもありましたから。僕らがステージ上から映ったり、体感したり、感じたものを具現化したのが今回のシングルでもあって。去年は頭の方で、悔しかったり、挫折も味わったんですけど、そのぶんそこで気づいたこと、見えたこともたくさんあって。歌って、笑って、泣いて...そんな光景を目の当たりにしたんです。
EMTG : みなさんのライヴ中、そのような方を多く目にします。いわゆる泣き曲が歌われた時とか…。
DEppa : ところが去年のステージからの光景はそれともちょっと違っていて。これまでのライヴでも、バラードで泣く人がいるのは知っていましたが。2014年は明るい曲でも泣いている人が多く見られて。しかも、特に切ない歌でもないのに…。
EMTG : それは気になりますね。
DEppa :僕らも最初、それが凄く不思議で。色々と想いを巡らせたんです。でもそれが音楽の不思議な力なんでしょうね。その涙にしても色々な理由があったと思うんです。ほっとして出た涙、たまりにたまったものが発散できて、自然と出てきた涙。歌に想いを重ねて、自分のことのようにもらい泣きしちゃう涙等々。で、“その人々のために僕らが出来ることって何だろう?”というのをけっこう考えたんです。
EMTG : で、辿り着いたのは?
DEppa : みんなが安心して涙を流せる場所のような歌を提供するのが我々なんだろうなと。そこからですね、「ここで泣こうよ」が出来たのは。
EMTG : シクラメンの歌には、以前から、<泣いてもいいんだよ>とか<大丈夫だよ>といったタイプの曲も多かったですが、この「ここで泣こうよ」は、またそれらとも違う印象を受けました。
DEppa : そこなんですよ、ポイントは。僕ら昔から泣き歌にもけっこう人気がありましたけど、中でもよく言われたのが、泣いたあとの次に向かう前向きな気持ちだったり、泣き終えてすっきりした感じを与えてくれるような類の言葉で。それがいわゆる自分たちの特性だと改めて気づいたんです。
肉だんご : 特に「ここで泣こうよ」を作る際には、みんなで色々と涙について話をしましたね。言葉一つひとつの大事さや、どっちの言葉の方がウルッとくるか?とか。
DEppa : 「どんな時に泣く?」みたいな話もよくしました。「夕方土手を一人で歩いている時や、大きな空を見ていると自然と涙が落ちる時ってあるよね」とか。僕なんて昔の彼女に浮気された時の話まで引っ張り出しましたから(笑)。友達は僕とその子が付き合っているのを知らなかったんですよ。その友達が家の下まで来て、「今からその女の子と寝るから」って宣言されたことがあるんです。いやー、あれはホント泣けた。
EMTG : そりゃ泣けますね(苦笑)。で、この中で最も泣き王っぽい桃紅茶さんは?
桃紅茶 : 夜一人音楽を聴きながらポロリとか。基本、涙を堪える人って多いじゃないですか。大人は泣いちゃいけない、みたいに思い込んで。で、その人にどんな言葉をかけてあげたら涙を流しやすいのか?を色々と考えましたね。結果、出てきたのが「大丈夫」って言葉だったんです。これってホント魔法の言葉ですよ。根拠がなくても、「大丈夫だよ」と言われると、ホロっと泣けてきたりするじゃないですか。それを歌詞に入れ込んだりしました。
EMTG :この歌自体、泣き歌だけど、どこか安心感を宿してますよね。包み込むような温かさがキチンと楽曲に擁されています。
DEppa : シクラメンの音楽自体、そんな感じですから。そのような想いを込めて作っている曲が多いし。音楽を聴いた時の安心感や包み込まれるような優しさ…その辺りは凄く大事にしてます。
桃紅茶 : 涙を我慢している人ってホント多いと思うんです。そんな時、「いいんだよ」「大丈夫だよ」って言ってあげられる、そんな歌であって欲しいですね。
DEppa : ホント、この歌を通して、今日から明日へ向かうパワーや活力になってくれたらなと。
EMTG : では、「ここで泣こうよ」の「ここで」は、シクラメンのライヴ会場って意味が?
肉だんご : どこで聴いても、その場所が「ここ」になってくれたら嬉しいですね。自分たちのライヴ会場はもちろん、その人にとって、泣けるし、安心できるし、温かい気持ちになれる場所、それが「ここで」と呼ばれる場所であって欲しい。
EMTG : で、2曲目のEDMナンバーの「SAMURIDER」ですが、この曲も聴いていて勇気が湧いたり、“頑張るゾ!!”って気持ちにさせてくれます。
DEppa : 以前出したEDMナンバーの「ミュージックドリーマー」が予想以上にライヴで盛り上がる曲になってくれて。それを経て、この曲はMVも含めて、新しいシクラメンを見せることが出来るかなと。この曲も、ライヴでもみんなで歌って踊れて、バカになって、色々なものを吐き出せる、聴く人の力になれる楽曲であって欲しいんです。
桃紅茶 : ライヴでの披露も、とても楽しみです。「ミュージックドリーマー」同様、ライヴでも育っていって欲しい。
肉だんご : 僕と桃紅茶に関しては、EDMが凄く好きですからね。車でもガンガンにかけてるし(笑)。この曲もEDMでノリはいいんですけど、しっかりとメッセージも込められていますから。
EMTG : <そのままの自分で突き進んで、素晴らしい花を咲かせようぜ!!>的なメッセージが窺えました。
肉だんご : 「ミュージックドリーマー」までは、シクラメンにEDMのイメージって全く無かったと思うんです。だけどこの曲は、それともまた違ったEDMナンバーかなと。以前の楽しさ重視に対し、今回はかっこいいEDMとでも言うか。今までの自分たちでは表したことのない新しい一面がMVも含めて出せました。
桃紅茶 : とにかくサビのインパクトや解放感はヤバいですから。タイトルも凄いし。色々とフックやインパクトを用意しているんで、その分、みなさんの耳に残るんじゃないかな。
EMTG : MVがヤバいですよね。まさに世界照準といった趣で。
DEppa : クールジャパン全開ですから(笑)。あれを海外の方々が見て、“日本はどんな国なんだろう…?”と、日本への想いをさらに募らせそうです(笑)。文金高島田かぶって、厚い化粧をして、ジャージ着て、バイクで疾走して、ですからね。
EMTG : カオスです(笑)。
DEppa : 海外から見た日本人を表してみました。今回関わってくれたクリエーターさんたちって、みんなイイ意味でキ●ガイですよ。もとい、天才過ぎる(笑)。僕らには無い発想や感覚ですから。僕らなんて地元の東京・大田区からようやくつま先が出れたぐらいですけど、彼らの活躍はグローバルですからね。世界に視野を向けている人たちが、今回一生懸命知恵を結集して作ってくれました。最初にコンセプトを聞いた時には、正直まったく絵が浮かばなくて。で、出来たら、“スゲエ!ぶっとんでる!!” “この感覚は凄い!!”ってなりました。あれをかぶって、あのメイクで、バイクで疾走する...ホント世界照準です。いやー、ある意味、世界に問う自信作です。
EMTG : 放映開始以後の波紋やリアクション、楽しみにしています(笑)。

【取材・文:池田スカオ和宏】




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リリース情報

明日に咲く花

明日に咲く花

発売日: 2016年10月12日

価格: ¥ 1,000(本体)+税

レーベル: GRACIAS RECORDS

収録曲

01. 明日に咲く花
02. BUDDY
03. DAY DREAM

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ビデオコメント

リリース情報

キミノナミダ(初回限定盤A)[CD+DVD]

キミノナミダ(初回限定盤A)[CD+DVD]

2015年02月04日

トイズファクトリー

1. ここで泣こうよ
2. SAMURIDER
3. ここで泣こうよ inst
4. SAMURIDER inst

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●DEppa
2015年 映画

DEppa「今年は人気作品の続編がいっぱいやるんですよ。僕はスターウォーズファンなので、「スターウォーズ フォースの覚醒」!そしてジュラシックパークの新作「ジュラシック・ワールド」!ターミネーターの新作もやりますし、ミッション:インポッシブルの新作もやりますよ。そして、なんといってもサマーウォーズ監督最新作「バケモノの子」!なんか映画の新作の宣伝みたくなっちゃった(笑)」
肉だんご「DEppaに話を聞いて見たくてしょうがない!」

●桃紅茶
モンスト 攻略

桃紅茶「最近ず~っとこれしか調べてません。ゲームです。スマートフォンアプリの。」
肉だんご「大事なんですよね、攻略サイトが!」

●肉だんご
歴史 織田信長

肉だんご「あるドラマを見てから歴史にハマっていまして。」
DEppa「イイクニ作ろう?」
肉だんご 「鎌倉幕府!」
DEppa「ハクシに戻そう?」
肉だんご 「いいとこtyうp@*;?」
DEppa「遣唐使!」
肉だんご 「そういうのは得意じゃない!」


■ライブ情報

SHIKLAMEN「Geisha Dragon Tour~序~」
2015/03/07(土) 福岡INSA
2015/03/15(日) 仙台 club yankee court
2015/03/21(土) 名古屋 X-HALL
2015/03/22(日) CLUB PICCADILLY UMEDA OSAKA
2015/03/28(土) 静岡 Live House Quars
2015/03/29(日) SHIBUYA VISION
2015/04/04(土) 広島 4.14
2015/04/05(日) 岡山 IMAGE
※全日1日2回公演

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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