ファンキー加藤、約1年ぶりの4thシングル「MUSIC MAGIC」をリリース

ファンキー加藤 | 2015.10.22

 2015年1月から約半年間に渡り、ソロデビュー後、最大規模の全国ツアーであり、ファンモン時代も含めて過去最長のツアーとなった初めてのソロワンマン全国ホールツアー「ONE FOR HALL TOUR」(全39ヶ所44公演)を行った、ファンキー加藤。このツアーで初披露された「MUSIC MAGIC」が、4thシングルとしてリリースされる。

EMTG:2014年2月にソロ・デビューしてから約7ヶ月間で、シングル3枚とアルバム1枚をコンスタントに発表していましたが、半年間にも渡った初めての全国ツアーを行っていたとはいえ、4thシングル「MUSIC MAGIC」は、前シングル「太陽」以来、約1年2ヶ月ぶりのリリースになります。
ファンキー加藤:もともと僕はネガティブな性格で、後ろ向きな感情で物事を捉えてしまう性分なんです。ソロになってから最大規模になる初ワンマンツアーに対しても、果たして44公演も廻れるんだろうか、集客は大丈夫だろうか、体力的にも精神的にも完走できるんだろうかと、最初は後ろ向きな感情が働いていた。でも、この後ろ向きな感情をそのままにしたくなくて、自分の胸の中に広がるモヤモヤを一回吐き出して、それを曲にすることができたら、その新曲をライブで歌いたいと思って生まれたのが、「MUSIC MAGIC」でした。
EMTG:「MUSIC MAGIC」は、ネガティブな感情から生まれたとは思えないほど、エネルギーにあふれた曲ですね。
ファンキー加藤:自分のネガティブな思いが曲が生まれる最初の第一歩になることが多いし、曲にすることで自分のマイナス思考がプラスに変わっていくというか。今までもそんな曲たちがたくさんの人たちとの繋がりを生んでくれたし、たくさんのプラスの力をもらえた大切な曲になっているということを、僕は幾度も経験してきたので、きっと「MUSIC MAGIC」という曲が、そして、この曲を聴いてくれる人たちが自分を救ってくれるんじゃないかという望みを持っていたし、その望みこそが初の全国ホールツアーに立ち向かう最初の原動力になりました。
EMTG:とはいえ、「MUSIC MAGIC」には早口のRAPが入っているし、EDMなサビには歌詞が乗っていない。ファンキー加藤の新境地を見せたチャレンジ曲を、果たしてライブで初めて聞くお客さんたちは受け入れてくれるのだろうかという不安はありませんでしたか?
ファンキー加藤:そこに関しては、確かに一抹の不安はありました。でも、ライブで歌うと、まるで魔法がかかったかのように、お客さんもこの曲も輝いてくれましたね。幅広い年齢層の方たちがライブで初めて聞く曲なのに盛り上がってくれて、小さな子供までもがケラケラ笑いながら飛び跳ねている姿を見た時は、もしかしたら、自分が想像もしていなかったような凄いパワーと可能性を持っている曲なんじゃないかと思えました。
EMTG:EDMをファンキー加藤がやると、こうなるのか!という新鮮な驚きがありました。
ファンキー加藤:最初はサビの部分のシンセサイザーの音に言葉を乗せようかと思っていたんですけど、そこまでのAメロとBメロで言いたいことが吐き出せちゃったので、言葉を無理矢理乗せるのは嘘になるなと思って、あえてサビに歌詞を付けなかったんです。サビをシンセサイザーの音で引っ張るEDMはもはやスタンダードになりつつあるので、ファンキー加藤らしいやり方というか、やんちゃ心を持ってキャッチーにチャレンジすれば、きっと違和感はないだろう、と。ライブで歌った時に新発見したのは、サビに歌がないというのは、自分の体が休まるな、と(笑)。ま、それは冗談半分ですけど、サビの部分でみんなが一緒に飛び跳ねて歌っている表情がしっかり見えるのは、自分にとってすごく新鮮だったので、とても楽しかったです。
EMTG:ライブで歌うことを目指して作ったこの曲を、シングルにしようと思った最大の理由は?
ファンキー加藤:最初はみなさんと俺を繋ぐものになったらという思いで歌っていたけれど、ライブで歌い続けるうちにこの曲に魔法がかかって、大きな広がりを持った曲になったからでしょうね。あと、7月にやった大阪城ホールではリリースされていないこの曲を思い切って1曲目に歌ったんですけど、いきなりお客さんに火がついた光景を見て、自分の中で次の新しいシングルの表題曲にしよう!って決めました。
EMTG:歌詞に書いた“魔法”という言葉が、まさに目の前で起こった。
ファンキー加藤:ツアーをやる前は44公演もできるんだろうかと心配してた俺が、ツアーが終わってもこれから100公演くらいできるんじゃないかって思えるくらいの魔法がかかっちゃいましたね(笑)。
EMTG:歌詞の中に、1969年にニューヨークで開催された歴史的な音楽フェスティバル「ウッドストック」のことを、ひとつのたとえとして書いていますね。
ファンキー加藤:いろんな本やDVDで「ウッドストック」を見て、その存在を知っている人は多いけれど、もはや伝説やおとぎ話みたいになっているじゃないですか。もちろん、この歌詞に書いたアーティストは名曲を世に送り出した素晴らしい人たちばかりだし、聞けば聞くほどすげぇ曲だなって思うんです。でも、その反面、いちミュージシャンとしては、ちゃんと悔しいっていう感情もあって。今という時代は音楽の影響力や存在感が少しずつ薄れてきているんじゃないかっていう状況があるけれど、たとえ背伸びをしてでも俺は音楽の魔法を信じてみようっていう決意表明を、この曲に書いておきたかった。歌詞に“永遠に続くような音楽を探したくて”と書いたのは希望です。希望ではあるけれど、俺は後世まで残る歌を歌っていきたいし、たくさんの人たちに聞いてもらえるような歌を作り続けたい。この決意を包み隠さず書きたかったし、これからもそこから目をそらさずに、いつまでもこの希望を掲げていきたいです。
EMTG:歌の最後の“信じてくれるかい?”の呼びかけが、ファンキー加藤さんらしいと思いました。
ファンキー加藤:ファンモン時代は首根っこを掴んじゃうような勢いで、聞け!って感じだったけど、この曲を聞いてくれる一人ひとりに、自分の思いを託しました。特に僕のフィールドに入ろうかな、どうしようかなっていう場所にいる人に対するそのへんの心境は、ソロになってから2年くらいが経って変わったところかな。以前は首根っこ掴んででも俺のフィールドに入れ!っていう感じでしたから(笑)。
EMTG:カップリング曲「つながるから」「少年の声」のお話も聞かせてください。
ファンキー加藤:CMや番組で流れていたときからCD化を望んでくれたファンの方たちが多かったので、お待たせしました!っていう気持ちでシングルのカップリングに収録しました。「つながる」からは、“マイナビ転職”のCMソングのお話を頂いて、CMの絵コンテを前もって提示されてから書き始めました。「つながるから」は、涙腺を刺激するようなイイ曲を書きたい!という思いだけで書きましたね。ライブでこの曲を聞いた人が涙を流している姿を何度も見たんですけど、あぁ聞いてくれる人の歌になっているんだなって思いました。
EMTG:ピアノとストリングスで始まる「少年の声」は、“どうか心配しないで“の言葉が胸の奥に沁みました。
ファンキー加藤:大人が嘘つきに見えたり、なにもかもが窮屈に感じたりする思春期や反抗期って、どんな世代の人も経験しているだろうし、まさにど真ん中にいる人もいる。俺の高校時代は無気力で、ずっとモヤモヤしているのに発散する場所もなくて、どうしようもない日々を過ごしていたんです。なので、もともと「少年の声」はそんな自分自身の20年前の自分を救うために書いた曲です。歌詞の中にカギカッコをつけて書いた部分があるんですけど、そこは過去の自分の声で、それ以外の部分は今の自分の声です。色のない無気力な高校3年間を過ごしていた過去の自分に、おまえは無駄に過ごしていると思っているかもしれないけど、その3年間があったからこそ、頑張ることの大切さを学んだだろ? チャレンジすることの大切さを知ることができたんだろ? って。もがいて、苦しんで、助けてって言っている“君の声”が、今も俺を動かしているし、戒めでもあるんですよ。だって、30半ばになっていい大人になったって、俺、悩みまくりですもん(笑)。
EMTG:11月28日には宮城セキスイハイムスーパーアリーナで「I LIVE YOU 2015」が開催されます。
ファンキー加藤:ずっと東北でライブをやりたいと思っていたんです。ライブ・タイトルの「I LIVE YOU」は完全に文法は間違っているんですけど、LIVEは“生きる”と“ライブ”のダブルミーニングで、ファンキー加藤らしくていいかなって。
EMTG:初主演映画「サブイボマスク」が来夏公開されることも発表されました。
ファンキー加藤:最初、主演は荷が重いって思ってたんですよ。でも、俺を選んで下さった方たちの思いを知れば知るほど、ミュージシャンのファンキー加藤でも、プライベートの加藤俊介でもない第三の自分に出会えるような気がして、チャレンジしよう、と。やると決めたからには精一杯やろうと思って、クランクイン前に炭水化物抜きダイエットをしました(笑)。俺が演じる“春雄”を自分の中に投影していくのは難しくもあるんですけど、自分じゃない誰かになるのはおもしろかったです。この前、その主人公を自分に憑依させて曲を作ってみようかなって思って作ってみた曲があるので、さっそく音楽へのフィードバックができてますね。

【取材・文:松浦靖恵】

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リリース情報

Satisfaction

Satisfaction

発売日: 2019年07月17日

価格: ¥ 1,200(本体)+税

レーベル: GIMMICK-MAGIC

収録曲

01.Satisfaction
02.Man on the Moon
03.Satisfaction(Original English Version)

ビデオコメント

リリース情報

MUSIC MAGIC(初回生産限定盤)[CD+DVD]

MUSIC MAGIC(初回生産限定盤)[CD+DVD]

2015年10月28日

ドリーミュージック

[CD]
1. MUSIC MAGIC
2. つながるから
3. 少年の声

[DVD]
「MUSIC MAGIC」ミュージックビデオ、
「ONE FOR HALL TOUR 2015」FCイベント@オリンパスホール八王子公演ライブダイジェスト映像他収録予定

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お知らせ

■ライブ情報

I LIVE YOU 2015 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
2015/11/28(土)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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