「ずっとウソだった」で話題の斉藤和義が、最新作「45 STONES」をリリース!!

斉藤和義 | 2011.10.26

『ずっと好きだった』の替え歌『ずっとウソだった』で、これまであまり縁のなかった方面から注目を集め、共感や批判の渦に巻き込まれた時期もあった斉藤和義。あの時斉藤を突き動かしたのがどんな想いだったのか、最新作『45 STONES』を聴くと見えてくる。斉藤和義というアーティストは、嘘も作為もなく、思い、感じたことをそのまま歌にする人なのだ、ということも。10年後、20年後、日本はどうなっていて、その時このアルバムはどんなふうに聴かれるのだろうと、思ったりする。

EMTG:アルバムには、3月11日の大震災以降の斉藤さんの心の動きがくっきりと反映されているようですね。
斉藤:ほとんどの楽曲が震災以降にできたものだし、レコーディング中に感じたり思ってたことが歌になっている感じです。自分自身の身の回りのことや日常が歌になってくるっていうのが、俺の基本的な作り方なんですよね。地震があって、原発の事故もあって、という日常の雰囲気の中では、そういうことしか歌にしようがなかったと言うか。聴く人によっていろんな感想を持つだろうし、好き嫌いのあるアルバムだとは思います。こんな時期だからこそ、もっとホレタハレタの曲を聴きたかったっていう意見もあるだろうし、その気持ちもわかるけど、「いやあ、できなかったんだよね」っていう感じです。
EMTG:『猿の惑星』と『オオカミ中年』では斉藤さんの“脱原発”への強い想いが溢れています。
斉藤:その2曲は、今、MANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也)っていう二人組のユニットも一緒にやっている中村達也さんがドラムを叩いてくれてますね。俺がベーシックに作った曲をもとに“これはちょっとパンクっぽくしてみよう”とか“これはサイコビリーにしてみよう”とか言いながら、2人でジャムっていったなかの1シーンに、あとから自分でダビングをして、詞をつけたらあんな歌になった。さっきも言ったように、その時に感じたことが歌になっているだけで、メッセージソング、というわけではないんですよね。
EMTG:でも他の曲でも、暗に“自分で考えて、自分で判断して、ダメだと思ったらちゃんと動こうよ”とか、そういう呼びかけ、今回は多くないですか?
斉藤:どうなんでしょうね。まあ呼びかけっちゃ呼びかけなのかもしれないけど・・。“自分はこう思ったんですけど・・”っていう愚痴みたいなもので、「こっちだ、ついて来い!」っていうメッセージではないんですよ。音楽だから、受け取り方は自由ですけど。
EMTG:勢いのある曲が多い気がしますが、今回のレコーディング、曲作りで何か特徴的だったことはありますか?
斉藤:結果的に収録したのは詞曲同時に出て来たものがほとんどですね。1月から3回くらいに分けてレコーディングしていて、3月11日はちょうど2回目のレコーディング期間だったんですよね。『ウサギとカメ』はスタジオに入っていた震災翌日に出て来たし、『雨宿り』は5月のレコーディング中に、いきなり詞曲同時にバーって。『雨宿り』、『ボクと彼女とロックンロール』、『おとな』は、3日連続で出てきましたね。曲のタイプはバラバラですけど。
EMTG:その“バラバラな感じ”が、当時の揺れる心理状態を表してそうですね。
斉藤:なんか、グルグルでしたからね。今もそうだけど(ぽつり)。
EMTG:ズシリとした余韻の残る曲が多い中で、セルフカバーした『虹が消えるまで』はすごくいいアクセントになってます。和むと言うか、癒されると言うか。
斉藤:映画『ホノカアボーイ』の主題歌としてキョンキョン(小泉今日子)に書いた曲で、詞は自分ではないんだけど、すごく気に入ってたから、そのうちセルフカバーしようと思ってはいたんですよ。5月のイベントでたまたまあの曲を演った時に「こんな時期だから、ちょうどいいかもな」と思ったんですよね。希望を感じさせるような曲、今のタイミングじゃあ、自分じゃできなさそうだなと思ったから。
EMTG:アルバムを締めくくる『ギター』がその役割をになっている気がしましたけど。“涙の終わり”という最後のフレーズとどこかほのぼのした曲調が、背中を押してくれましたよ。
斉藤:本当はあの曲、ギターを弾いて歌ってるような女の子とデュエットしたかったんですよね。タイミングが合わなくてできなかったけど。
EMTG:今回、改めて音楽やギターの持つ力を再確認したりもしたんでしょうか。
斉藤:音楽はもともと心を癒したり気持ちを和らげたりするものなので・・。昔から、上手い下手は気にせず、みんな、何か楽器をやればいいのにって思ってるんですよ。精神衛生上絶対にいいし、楽器ができてそれを伴奏に歌が歌えたら、それだけでひとつ、何かが豊かになる気がする。
EMTG:人間にだけじゃなく、音楽への愛も歌われているのかも。
斉藤:ですかね。ホレタハレタのラブソングはないけど、平たく言えば今回のアルバムは全部がラブソングだ、と俺は思ってもいて。“好きだ!”とか“やりたい!”っていう歌だけがラブソングじゃないし。基本的に俺は広い意味でのラブソングが好きですからね。
EMTG:今回は一人多重録音も多いし、いろんな意味で斉藤和義度が高いですね。
斉藤:ここしばらくCMソングとか映画の主題歌とか、人からのお題で作る楽曲が多かったんですよね。そういう作り方も楽しいし、今後もやって行きますけど、今回は、全てが自分発の曲になったな、とは思います。
EMTG:タイトル『45 STONES』の45は今現在の斉藤さんの年齢でもあります。このタイトルにした理由を教えてもらえますか? 
斉藤:レコーディング中に、今回のアルバムは、タイトルになりそうなキーワードがあるようなないような感じだなあ、どうしようかなと考えていたんですよ。その時に、そう言えばアルバム『35 STONES』からほぼ10年だなとか、『35 STONES』は割と怒りモードで作ってたけど、あの感じと今回のモードはなんか似てるなあと思って。それで『45 STONES』にしたんです。とくに意味はないんですけどね。
EMTG:来月からはツアーも始まります。意気込みをちょっとだけ聞かせてください。
斉藤:前回に引き続き、ギタートリオで回ります。各地行けるし、武道館もやるし、久しぶりにバンドで大阪城ホールでやれる。すごく楽しみです。

tag一覧 アルバム インタビュー 斉藤和義

リリース情報

45 STONES

45 STONES

2011年10月19日

ビクターエンタテインメント

ディスク:1
1. ウサギとカメ
2. 桜ラプソディ
3. Would you join me?
4. 猿の惑星
5. 負け犬の詩
6. 虹が消えるまで
7. オオカミ中年
8. ボクと彼女とロックンロール
9. 雨宿り
10. おとな
11. ギター
ディスク:2
1. 満男、飛ぶ
2. ドレミの歌
3. 春の夢 (USTREAM LIVE at Victor Studio 2011.4.8)
4. 手をつなげば (USTREAM LIVE at Victor Studio 2011.4.8)
5. 赤いヒマワリ (USTREAM LIVE at Victor Studio 2011.4.8)
6. 古いラジカセ (USTREAM LIVE at Victor Studio 2011.4.8)
7. I Love Me (USTREAM LIVE at Victor Studio 2011.4.8)
8. Are you ready? (USTREAM LIVE at Victor Studio 2011.4.8)
9. レノンの夢も (USTREAM LIVE at Victor Studio 2011.4.8)
10. ずっと好きだった (USTREAM LIVE at Victor Studio 2011.4.8)
11. Don’t cry baby (USTREAM LIVE at Crescente Studio 2011.4.22)
12. 空に星が綺麗 (USTREAM LIVE at Crescente Studio 2011.4.29)

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お知らせ

■ライブ情報

KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2011-2012“45 STONES”

2011年11月5日(土) さいたま市文化センター
2011年11月10日(木) ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)中ホール
2011年11月11日(金) 金沢本多の森ホール
2011年11月13日(日) 千葉県文化会館
2011年11月18日(金) 仙台サンプラザホール[東日本大震災 被災地復興支援ライブ]
2011年11月19日(土) 盛岡市民文化ホール[東日本大震災 被災地復興支援ライブ]
2011年11月25日(金) 二トリ文化ホール(さっぽろ芸術文化の館)
2011年11月27日(日) 幕別町百年記念ホール
2011年12月4日(日) 神奈川県民ホール 大ホール
2011年12月10日(土) 長崎市公会堂
2011年12月11日(日) 福岡サンパレス
2011年12月13日(火) 徳島市立文化センター
2011年12月22日(木) 島根県民会館 大ホール
2011年12月24日(土) 岡山市民会館
2011年12月25日(日) 広島市文化交流会館
2011年12月27日(火) 京都会館第一ホール
2012年1月8日(日) 崇城大学市民ホール(熊本市民会館)
2012年1月9日(月・祝) 宝山ホール(鹿児島県文化センター)
2012年1月11日(水) 周南市文化会館
2012年1月13日(金) 松山市民会館 大ホール
2012年1月19日(木) なら100年会館 大ホール
2012年1月21日(土) 三重県文化会館 大ホール
2012年1月22日(日) 中京大学文化市民会館 オーロラホール
2012年1月28日(土) ナムラホール
2012年2月3日(金) サンポートホール高松
2012年2月4日(土) 高知県立県民文化ホールオレンジホール
2012年2月11日(土) 日本武道館
2012年2月18日(土) 東京エレクトロン韮崎文化ホール
2012年2月19日(日) 渋川市民会館
2012年2月25日(土) 大阪城ホール
2012年3月3日(土) 新潟県民会館
2012年3月4日(日) 富山県民会館
2012年3月9日(金) メディキット県民文化センター 演劇ホール
2012年3月11日(日) 臼杵市民会館
2012年3月12日(月) 鳥栖市民文化会館
2012年3月17日(土) 静岡市民文化会館 大ホール
2012年3月18日(日) 長良川国際会議場 メインホール
2012年3月20日(火・祝) ひこね市文化プラザグランドホール
2012年3月21日(水) 神戸国際会館こくさいホール
2012年3月28日(水) 秋田市文化会館
2012年3月30日(金) いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
2012年3月31日(土) 宇都宮市文化会館

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください

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