今、乗り越えるパワーを持ちたい……AIがニューアルバム『INDEPENDENT』に込めた思いとは?

AI | 2012.02.28

EMIに移籍後、初となるアルバム『INDEPENDENT』をリリースしたAI。力強いタイトルが示すように、センスのよい渾身のトラックには力強いメッセージが圧倒的な歌唱力で表現されている。時に暖かく、時に鋭く刺さる歌にはより深みが増したようだ。アルバムを掲げたツアーも控えた彼女に、改めてアルバムの魅力を語ってもらった。

EMTG:今回の『INDEPENDENT』は、結構早い時期に仕上がっていたそうですね。
AI:去年にはほぼ出来上がってました。ライブが終わった直後からすぐ取りかかれたので。レコーディングはLA、ニューヨーク、日本をまわったけど、集中できる環境でした。プロデューサーの家に行って、いきなり“曲作ろうぜ!”みたいなノリになったり、すぐに“これだ!”って曲に出会えたり。ホントに自分の思うがままに曲を選べました。
EMTG:アルバム曲のセレクトって、どんな基準なんですか?
AI:このアルバムはもう直感系ですね。今まですっごく考えて選曲してきたので、今回はまっさらな気持ちで取りかかりたくて。
EMTG:歌詞も素直に出てくるものを表現したという感じ?
AI:歌詞にしたくないと思っても、絶対に出てきますよね。その時感じた感情って。やっぱり去年の震災の時期は、テレビをつければ常にそのニュースが流れているじゃないですか。どうしても日常で起きていることが自分に入ってくるのは避けられないし、そうやって、前々からニュースを見て歌詞ができた曲もたくさんあります。昔の曲だけど、「I Wanna Know」には強いメッセージがあったり、「No Way」はDVについてだったり、「イマ」っていうのは子供は虐待せずに抱きしめようって歌だったり。一方で「Story」とか「Believe」のように優しい歌もあれば、飲んで盛り上がって“イェ?!”みたいな曲もあるけど、どれもこれも自分のまわりで起こったことなんですよね。で、去年の震災以降、人が求めているものは何だろうって考えさせられて。そこで自分が素直に思うことを表現するしかないなって考えにいきつきました。今までだったら“こんなこと言ったらディスられるかな”とか“こんなことを言ったら、ある人にはいいけど、別の人には微妙かも”とか、聴く人のことばかり考えて、本心の表現ができなくて。でも、このアルバムでは、そういうのを一切排除したんですよ。
EMTG:その強い思いがタイトルにも表れているように感じます。『INDEPENDENT』って、独立するとか自立するとか、強いイメージがありますし。
AI:タイトルを決めたのは、2曲目に入っている「INDEPENDENT WOMAN」を作ったあとだったんですね。このタイトルをつけた時、強い感じがするし、いいなぁって思って。歌詞にも“痛みなんて飲み込んでやる”っていうフレーズがあるけど、そういう感じ(笑)。今の時代、大変なことを乗り越えるためには、自分でもパワーを持っていたいと思うんですよね。もちろんアルバムにはハッピーな曲や優しい曲もあるけど、全体を通したメッセージとしては“INDEPENDENTで生きていたい”っていう言葉が合うなって。
EMTG:かと思えば「FUTURISTIC LOVER」みたいな、クラブでイケメンと出会ってしまって、ドキドキするみたいな……共感できる日常が描かれていたりね(笑)。
AI:「FUTURISTIC LOVER」みたいな曲や恋愛の歌って、自分ではあまり書かないんですよ。だから、こういう曲を歌えたのは面白かったですね。「Story」や「Believe」を恋愛の曲だと思う人もいるだろうけど、私は全然そんなつもりはなくて。もちろん解釈は人それぞれだし、恋愛も大事だけど、大きい愛情を歌いたいというか。
EMTG:そんな大きい愛情を感じさせるのが「ハピネス」ですよね。アルバムの中で聴くとまた味わいがあります。
AI:「ハピネス」は自分らしい曲だと思います。これはコカ・コーラのクリスマスキャンペーンソングなんだけど、通常なら世界共通のCMだったらしいんです。でも、日本は震災があって、世界共通のCMだと日本の空気には合わなかったそうなんですね。それで、日本だけCMを変えようってことで、私に声をかけてもらって。それだけに、売れる売れないっていうのを超えて、人が笑ってくれたら一番嬉しいと思いました。もし自分に子供がいて、そこで赤ちゃんが笑ったら怒りなんて消えると思うんです。もちろんムリして笑うんじゃなく、少しでも元気になって欲しかった。シンプルに「ハピネス」ってつけたのも、タイトルにカッコつけてる場合じゃないと思って素直につけました。今回はアルバムの曲の全部が素直な曲だと思います。
EMTG:「ハピネス」は、たくさんの人が知っている曲ですよね。これでAIさんを初めて知った人もいるかもしれないけど、6曲目の「w/u」みたいな曲もぜひ聴いてほしいですね。低音の歌声が効いたシンプルで大きな愛情の歌はかなり聴き応えがありました。
AI:アルバムの中でもキーになっている曲ですね。歌も高すぎず低すぎず、自分がしゃべっている声のまんま歌えるから。このアルバムの中で一番好きな曲です!最初にトラックを聴いた時から、これはもう誰が何と言おうと歌いたいって思いました。
EMTG:そしてアルバムラストはThe Jacksonsとコラボした「Letter In The Sky feat.The Jacksons」でシメてますね。
AI:まさかお兄ちゃん達(=マイケル・ジャクソンの兄達)と曲を作ると思ってなかったから、もう奇跡!それだけに、どういう曲にするかすごく迷って。最終的には、普通に聴いて“いいな”って思えるいい曲にしたくて。レコーディングも楽しかったです。
EMTG:何かことごとくご自身の夢をなえているというか、まさに持ってますよね。
AI:実は私って現実的で、“これはいけそうだな”って思えるものだけ行動を起こす感じなんですね。ホントは言いたいですよ。“夢を信じ続ければかなう”って。でも、どれだけその人ががんばれるのかはその人次第。だから、あまり簡単に“がんばれば夢はかなうぞ”って言いにくいんです。自分のことならいくらでも言えるけど。
EMTG:「ユメノムコウ」はそんなAIさん自身の思いを歌ったものなんですね。
AI:自分が信じ続けてきましたからね。でも、歌詞を書いている時は、アスリートをイメージしてました。オリンピック選手とかね。だって大変じゃないですか!国を代表してすごいプレッシャーもあるし。なのにアスリートの皆さんはそれでも続けてる。私はそういう姿を応援してほしいって思います。
EMTG:ぜひロンドンオリンピックのテーマになってほしいです。
AI:ああ、いいですね、それ!もちろん選手の皆さんにも聴いてほしいです(笑)。
EMTG:さて、アルバムをかかげたツアーも発表されてますが、どんな内容になりそう?
AI:去年のZeppツアーはダンサーだけでやったんですよ。その前はバンドのみでシーケンスも使わず、生のバンドサウンドでライブして。でも、今回のツアーでは、久々にダンスもあり、バンドにも気合を入れて、ショーとして楽しめるものにしたい。もうね、バンドのメンバーも素晴らしいんです!LAだけじゃなく、メンフィスとか南アフリカとか、各地から来てもらうんですよ。
EMTG:すごい!
AI:最終は日本武道館だけど、今回は、どこの会場でもどれだけみんなを楽しませて帰せるかってとこですよね。いいメンバーが集まったので、楽しいライブになると思います。

【取材・文:海江敦士】

tag一覧 アルバム インタビュー 女性ボーカル AI

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リリース情報

INDEPENDENT

INDEPENDENT

2012年02月22日

EMIミュージックジャパン

1. DANCE TOGETHER
2. INDEPENDENT WOMAN
3. ハピネス
4. アンバランス
5. FUTURISTIC LOVER
6. w / u
7. ユメノムコウ
8. One Love
9. ウツクシキモノ
10. Letter In The Sky feat. The Jacksons

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これがね、一番笑えるんですよ。相当面白い!面白い赤ちゃんのトップ10ってやつを見てます。いつも妹とそういう動画ばっかり見てるんですけど、癒されるんですよ!もう赤ちゃんが笑ってるだけで笑えるの。だから、癒されたい人は見てください!

■ライブ情報
AI「INDEPENDENT」CLUB TOUR
2012/02/25(土/深夜)CLUB CITTA’川崎
2012/03/09(金)大分・音楽館
2012/03/10(土)熊本・Django

AI「INDEPENDENT」TOUR 2012
2012/04/13(金)三郷市文化会館
2012/04/15(日)なら100年会館
2012/04/20(金)コラニー文化ホール
2012/04/22(日)ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ
2012/04/29(日)薩摩川内市川内文化ホール
2012/05/01(火)神戸国際会館
2012/05/03(木祝)神奈川県民ホール
2012/05/05(土)須坂市文化会館
2012/05/06(日)本多の森ホール
2012/05/08(火)鯖江市文化センター
2012/05/10(木)焼津文化会館
2012/05/12(土)那須町文化センター
2012/05/13(日)神栖市文化センター
2012/05/19(土)青森市文化会館
2012/05/20(日)仙台サンプラザホール
2012/05/25(金)札幌市民ホール
2012/05/27(日)新川文化ホール
2012/05/30(水)君津市民文化ホール
2012/06/01(金)大阪オリックス劇場
2012/06/03(日)高松アルファあなぶきホール
2012/06/07(木)藤岡市みかぼみらい館
2012/06/09(土)尾鷲市民文化会館
2012/06/10(日)愛知県芸術劇場 大ホール
2012/06/14(木)アルカスSASEBO
2012/06/16(土)鹿児島市民文化ホール
2012/06/22(金)日本武道館
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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