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Mr.Childrenの6大ドーム・ツアーもファイナル目前。その東京ドーム3DAYS公演中、25日の模様をレポート!

Mr.Children | 2012.06.11

 4月半ばにスタートした6大ドーム・ツアー『MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012』がファイナルを迎える直前に、Mr.Childrenが東京ドーム3DAYS公演(5月23、25、26日)を行った。

 5月25日のライブは、ほぼ定刻通りにスタート。客電が落ちた後、LED画面には5月に発表した2枚のベスト・アルバムのジャケットとシンクロした映像が流れ、場内には心臓音のような鼓動が鳴り響いた。約4万人の観客から一斉に湧き起こった大歓声と1曲目「エソラ」のイントロが重なりあった瞬間、ボーカルの桜井和寿はメインステージから長く伸びた花道の先へと走り出していた。ライブが始まったばかりだというのに、桜井の♪もっとボリュームを上げるんだ?(「エソラ」のワン・フレーズ)の声に刺激されたのか、観客の歓声のボリュームは、曲が「箒星」「youthful days」へと続いても大きくなり続ける。桜井がMCで「凄いパワーだよ。飲まれちゃいそうです!」と、驚いてしまうくらいの大歓声には、黙々とプレイしているギターの田原健一とベースの中川敬輔も思わず笑顔になった。

 今回のドーム・ツアーのために選曲した曲たちは、彼らが今年5月にデビュー20周年を迎えるということもあってか、みんなが聴きたいと思っている多くのヒットソングやイントロが鳴った瞬間に心が高揚してしまう代表曲がずらりと並び、そこにはこれまでツアーで演奏したことのない「デルモ」、1994年に桜井が初めて沖縄を訪れた時の記憶をたどりながら1999年に書いたという「1999年、夏、沖縄」が組み込まれていた。この2曲はもう何年も前に発表した曲であるにもかかわらず、今の時代を生きている私たちの気持ちを大きく揺さぶった。今回のドーム・ツアーに名付けた「POPSAURUS」は、約11年前に彼らが初めてベスト・アルバムを発表した後に行ったツアー・タイトルと同じだが、今回「POPSAURUS」という名の元に彼らが届けた曲たちには、Mr.Childrenが過去から現在へ、現在から未来へと、音楽に刻んだ思いを継承しているのだということ、そして、時代を明確に浮かび上がらせることができる彼らの音楽の力をより感じることができた。

 メイン・ステージから長く伸びた花道の先に作られた小さなステージは、少しでもみんなの近くで音楽を鳴らしたいという思いを実現した場所だった。そこにメンバーと小林武史が移動し、演奏した「くるみ」「Sign」は、いつも以上にとても優しくて、じんわりと心に沁みた。また、桜井が鈴木英哉のことを「顔で歌いながらドラムを叩く男」と紹介すると、わざと変顔をした鈴木がLED画面に映し出され、場内に大きな笑いが起こるシーンもあった。メインステージ上に設置された巨大な恐竜・POPSAURUSの骨格。長く伸びた花道。カラフルな色を放つ照明群。また、本編最後の「innocent world」の時にアリーナ席を舞った玉子型の大きなバルーン(20周年ということもあって、20個あった)など、ドーム会場ならではの大規模なセットや演出は、「POPSAURUS」をより華やかに彩った。

アンコールで、桜井は弾き語りで「東京」を歌う前に、東京ドームがある場所に以前あった後楽園球場で、中学2年の時に父親と野球観戦した思い出を話した。今はもうこの場所に後楽園球場はないし、目まぐるしく街や時代はこれからも形を変えていく。けれど、東京ドームで歌った「東京」が、桜井が今は亡き父親との大切な思い出をより輝かせることができたように、これからも私たちは自分の思い出や日常と寄り添っているMr.Chidrenの歌を、新しい日々と重ね合わせていくのだろう。だからこそ、常に日本の音楽シーンのトップを走り続けているモンスター・バンドでありながら、私たちはいつもMr.Chidren歌を、Mr.Chidrenというバンドを、至近距離で感じられるんだと思った。

【取材・文:松浦靖恵】
【撮影:渡部伸】

tag一覧 Mr.Children 男性ボーカル ライブ

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セットリスト

  1. エソラ
  2. 箒星
  3. youthful days
  4. LOVE
  5. GIFT
  6. Everything(It’s you)
  7. デルモ
  8. End of the day
  9. 終わりなき旅
  10. Dance Dance Dance
  11. ニシエヒガシエ
  12. フェイク
  13. 365日
  14. くるみ
  15. Sign
  16. 1999年、夏、沖縄
  17. ロックンロールは生きている
  18. Worlds end
  19. fanfare
  20. innocent world
ENCORE
  1. 東京
  2. 彩り
  3. overture~蘇生
  4. 祈り ~涙の軌道

リリース情報

Mr.Children 2001-2005 〈micro〉(初回限定盤)

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2012年05月18日

TOY’S FACTORY Inc.

ディスク:1
1. 優しい歌
2. youthful days
3. 君が好き
4. 蘇生
5. Drawing
6. いつでも微笑みを
7. Any
8. HERO
9. タガタメ
10. 掌
11. くるみ
12. Sign
13. and I love you
14. 未来
15. ランニングハイ
ディスク:2
1. 優しい歌 (Music Videos)
2. youthful days (Music Videos)
3. 君が好き (Music Videos)
4. Any (Music Videos)
5. HERO (Music Videos)
6. 掌 (Music Videos)
7. くるみ (Music Videos)
8. Sign (Music Videos)
9. and I love you (Music Videos)
10. 未来 (Music Videos)

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Mr.Children 2005-2010 〈macro〉(初回限定盤)

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2012年05月10日

TOY’S FACTORY Inc.

ディスク:1
1. Worlds end
2. 僕らの音
3. 箒星
4. しるし
5. フェイク
6. 彩り
7. 旅立ちの唄
8. GIFT
9. HANABI
10. 花の匂い
11. エソラ
12. fanfare
13. 擬態
14. 365日
ディスク:2
1. Worlds end (Music Videos)
2. 箒星 (Music Videos)
3. しるし (Music Videos)
4. フェイク (Music Videos)
5. 彩り (Music Videos)
6. 旅立ちの唄 (Music Videos)
7. GIFT (Music Videos)
8. HANABI (Music Videos)
9. 花の匂い (Music Videos)
10. エソラ (Music Videos)

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