flumpoolのニューシングル「証」は、歌うことでも伝えられる、特別な合唱曲。

flumpool | 2011.09.06

1月に2ndフルアルバム『Fantasia of Life』をリリース、そして4月からはツアー、7月にはDouble A―Sideシングル「どんな未来にも愛はある/Touch」をリリース……と、今年もアグレッシヴな活動を展開するflumpool。9月7日には第 78回NHK全国学校音楽コンクール・中学校の部の課題曲になっている「証」をシングルとしてリリースする。
秋に向けて、心に染みそうな作品に仕上がったが、ボーカルの山村隆太自身、過去に学生達の合唱コンクールの指導に関わったことがあるとのことで、思い入れも十分。今回はそのシングルについてはもちろん、8月に大盛況でファイナルを迎えたツアーの感想も含め、彼らの今の心情を語ってもらった。

EMTG:ニューシングル「証」のお話をうかがう前に、まずは、8月に終了した全国ツアーの感想からおききしたいんですが。
小倉誠司:ツアー開催前に、ツアー自体をやっていいのかなっていうのは思いました。みんながすごく苦しんでいる中、音楽なんてやっていていいんだろうかって考えたり。でも、こういう時だからこそライブをやって、会場に来てくれた人達にも協力してもらって被災地に何か届けたいと思ったんですよ(実際、全会場では募金箱が設けられていた)。あと、来てくれた人達が笑顔になってくれたら、その笑顔がまた広がっていくんじゃないかと思えるようになったんですよね。
山村隆太:ツアーを開催するかは難しい問題でした。でも、今、自分達にできることは小さい力かもしれないけど、こういう不安ばかりな時に音楽で少しでもみんなを支えることができたらと。中には否定的な意見の方もいたかもしれないですけど、僕らはそういうことも乗り越えて、ただ音楽を届けようって話し合ってツアーをやろうって決めたんです。こういう時期だからこそ、自分達と来てくれた人達で積み重ねたものが増えた気はしますね。やっぱりやってよかったです。
阪井一生:ライブそのものは、いつも通りにやってきたつもりなんですけど、改めて自分達には音楽しかないなって感じました。
尼川元気:最初、お客さんの反応はどうなんだろうって気になりましたけど、ツアーがスタートしてみたらライブをやることに意味があったんだなって実感しました。今度出るシングルの「証」は震災の前にできた曲なんですけど、それがそのあと、すごく意味を持ったように、ライブでやってきた曲の向こうに実像を見せられるキッカケにもなったと思います。
EMTG:今、お話にもありましたが、引き続き今回リリースする「証」についてうかがいます。この曲は第78回NHK全国学校音楽コンクール・中学校の部の課題曲にもなっていますが、山村さんは確か教育実習をされていた当時、合唱コンクールの指導もされたとか。
山村隆太:指導というか、一緒にコンクールを目指す子達を受け持っていたんです。ホントに指導っていうほどでもないんですけど、パートごとの練習を担任の先生と協力しあってやっていたんです。
EMTG:そこでリアルに歌に向き合っていく学生達を見ていたわけじゃないですか。このお話って嬉しかったんじゃないですか?
山村隆太:嬉しかったですね! 教師を目指していたのも、若い子達に何かを届けたくて、そのためには先生っていい職業だなと思っていたので。合唱って僕の中ではすごく特別で、言葉で話すとか授業を受けるとか、遊びに行く中でわかり合うよりも、間に歌があることによってすごく深いことだと思うんです。そもそも、合唱って声を出さなきゃいけないところで、一歩前に踏み出すわけじゃないですか。人前で歌うなんて、経験したことのない子もいるだろうし。ひとつのものに向かう難しさもあると思うんです。そんな合唱の課題曲を自分達が書いて、しかも歌詞も書いて。それが全国で歌われるっていうのは、すごいことだなって。自分達の手を離れたところで伝わっていくのって、何か想像を絶するようなことだと思いますよ。だからすごく嬉しかったです。合唱曲って歌った人の思い出とも結びつくものですから。
EMTG:これぞまさに曲がひとり歩きするっていうことですかね(笑)。
山村隆太:そうですね。しかも、バンドにとっては新しいことだし、やりたかったことでもあるので。
EMTG:あと、「証」は8~9月のNHK「みんなのうた」にもなっていますが、これって、かなり全国津々浦々まで曲が届くってことだと思いますよ。
山村隆太:そうなんです! 嬉しいことですね。
EMTG:そういう流れからも、すごく正当派の「証」のあとにくるカップリングの「覚醒アイデンティティ」は、かなりベクトルの違うロックチューンですね。こちら、日本テレビ系&J SPORTS ラグビーワールドカップ番組イメージソングとなっていて、「証」とは対照的なアプローチなんですが。
小倉誠司:ライブでも俺達がテンション上がりそうだし、来てくれる人達もまず、最初のギターリフで盛り上がるんじゃないですかね。自分達も誰かのライブを見に行ったりした時に、知っている曲で印象的なギターリフから始まる曲を聴いたら興奮するので(笑)、そういう風に感じでくれるんじゃないかな。
EMTG:ちなみに、この曲ができた背景は、どういうものだったんですか?
阪井一生:僕の中では新しいタイプの曲だったんですよ。ちょうどラグビーワールドカップのテーマソングのお話をいただいたので、実際にラグビーの試合を生で見せてもらったんです。その時の選手達のぶつかり合う音だったり、走るスピード感から、すごくイメージがわいたんですよね。男のスポーツだなって感じで。そこから曲は作り始めました。
EMTG:では、この辺で今年後半の意気込みなどをおききしたいんですが。
山村隆太:実はまだまだライブをやり足りないんですよね(苦笑)。「証」が出れば、さらにライブをやりたい気持ちが出てくると思うんですよ。さっきの「みんなのうた」のお話じゃないですけど、それこそ「証」がいろんな人に聴いていただけているかもしれないので、音源だけじゃなく、実際に自分達から足を運んで届けていきたいです。仙台も、今回のツアーでは本来2公演だったもの が1公演になってしまったし。
EMTG:なるほど。しかも、今回のツアーはホールツアーでしたからね。可能かどうかは置いておくとして、個人的にはぜひ細かいライブハウスツアーで、汗まみれなライブを見てみたいなと。
山村隆太:あー、やりたいです!
EMTG:ここで発表……とはいかないですが(笑)、今後の動きを期待してます!

【 取材・文:海江敦士 】

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ビデオコメント

リリース情報

証

2011年09月07日

A-Sketch

1. 証
2. 覚醒アイデンティティ
3. for no one
4. 証~flumpool×Choir~ 合唱ver.
5. 証(Instrumental)
6. 覚醒アイデンティティ(Instrumental)

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