11.27.武道館に向けて放たれる会心の新作!

THE BAWDIES | 2011.10.21

EMTG:武道館ライヴを翌月に控えてリリースされる新作シングル「Red Rocket Ship」は、現状に満足することなく、新たな挑戦に挑むTHE BAWDIESらしい1曲ですね。
ROY:そう言っていただいて、うれしいかぎりですね。というのも、今回、取材でインタビュアーの皆さんにびっくりされるんです。そして、「このタイミングでどうしてこういう曲を作ったんですか。意図をまず聞かせてください」っていうところから始まって、深読みされるんですよ。
JIM:悩んでるとか迷ってるとかね(笑)。ROYくんがバンドに持ってきた段階の曲は、ベースの弾き語りっていう点でいつも一緒ですから(笑)。その後の過程がどうなっていくか。それを楽しんでいるだけであって、僕らは何も変わってないのに(笑)。
ROY:そのうえで今までの曲では、現代の解釈でソウル・ミュージックを表現した「JUST BE COOL」が僕らにとってチャレンジにあたる1曲だったんですけど、今回のシングルでは「JUST BE COOL」を先に進めたものを作りたいなと思ったんです。
EMTG:「JUST BE COOL」ではリズムを打ち込んだかのようなドラムのループ感が斬新な1曲でしたが、あのループ感を表現するにあたっては試行錯誤があったんですよね?
MARCY:そう、大変だったんですよね。今回も同じくらい時間はかかったんですけど、「JUST BE COOL」の経験を踏まえて、楽しんで作業出来ましたね。まずは、打ち込みやサンプリングの音楽も色々聴いてみて、「でも、これはバンドでやるには合わないな」っていうところから始めて、ストロークスとかエイミー・ワインハウスだったり、バンドだったり、生楽器主体の音楽としてグルーヴがあって、なおかつ打ち込みっぽい音を使っている音楽を参考にしました。そして、エンジニアさんと話し合いながら、こだわって作っていったんです。
EMTG:そして、ギターに関しては?
JIM:リズム隊にチャレンジが多かったぶん、こっちはどっしり構えていましたね。そして、『LIVE THE LIFE I LOVE』で2本のギターのからみが上手くいったので、今回もTAXMANと出し合ったフレーズを並べて、2人で話し合いつつ、この曲ではシンプルなロックンロールを弾けばいいなって。ただ、あまり歌に寄りすぎてしまうと、ポップになりすぎてしまうし、青臭くなりすぎてしまうので、その点は気を付けて、若さを出し過ぎない絶妙なバランスを意識しましたね。
EMTG:TAXMANは?
TAXMAN:今回は沢山のギターを重ねず、基本的には俺とJIMのギターを一本ずつ弾くのを基本としているんです。でも、途中で「アコギを入れたいな」と思ったので、「もし合わなかったら、入れなきゃいいや」って思いながら、試しに弾いてみたんです。そうしたら、いい雰囲気が作り出せたので、そのパートは例外として、アコギを入れることにしたんです。
EMTG:つまり、それぞれが自覚をもってレコーディングに臨んだ、と。では、ROYくんがこの曲に込めたものとは?
ROY:今回は自分のことを書きたいと思ったんです。まず、渡辺亮がいて、そのなかでROYが生まれて、そのROYは渡辺亮が感じていることではあるんですけど、渡辺亮のすごく前向きな部分がROYだったんですね。だけど、最近はROYでいることが多くなったことで、自分のなかをROYが支配するようになってきて、「実際の自分はどうなんだろう?」って考えようになったんです。そこで自分を客観視して歌詞を書いてみたら、「こっちにおいで。僕を信じて乗ってきてくれれば、君が見たことのない素晴らしい世界に連れていってあげる」っていう思いが「無理矢理にでも連れていきたい」っていう強い気持ちになっていって。後半には「君を連れていきたい」ではなく、「僕を連れていってくれよ」って歌っているんですけど、それはつまり「君が最高の気持ちを味わえるのはもちろんのことなんだけど、君が来てくれることで、僕がより最高な気分が味わえるんだ」ということなんです。
EMTG:そして、カップリング曲には、5月15日に下北沢Shleterで行った男性限定のワンマン・ライヴの音源が収録されていますが、この曲ではThe Bawdiesの最高なライヴが疑似体験出来ますよね。
ROY:カップリングのライヴ・メドレーは現在進行中のツアーに直結しているものなんです。このメドレーは今年5月の下北沢Shelterから始まって、11月27日のツアー・ファイナルで武道館ライヴにチャレンジする僕らが感じているライヴに対する気持ちがこういうものなんだっていうことを見せたかったんですよね。そして、Shelterのライヴも2日あったうちの男性限定ライヴの音源を選んだんですけど、この時のライヴはもともと持っている自分たちの熱い部分をお客さんに引き出してもらったものなんですよ。だから、この音源を聴いてもらえば、THE BAWDIESの芯の部分、そして僕らがロックンロール・バンドであるってことがより伝わるんじゃないかなって思いますね。そして、その音源を聴いて、武道館に来てもらえればうれしいです。
EMTG:では、その武道館ライヴに向かう意気込みをお聞かせください。
MARCY:下北沢Shelterから始まって、ラストの武道館まで一本一本をしっかりやらない限りは、武道館でやる意味もなくなってしまうので、武道館だけを見据えるというよりは、フェスを含めた一本一本としっかり向き合っていかないないとなって。
JIM:そう。ただ、「武道館をやりました!」っていう言われ方には興味がなくて、武道館に限らずとも、その日、集まった人とその場所でしか味わえないライヴのマジックを起こせたらな、と。
TAXMAN:そして、最後の武道館では全ての成果を出すために、まずは小規模なライヴハウスでのライヴが続くツアー後半戦を一つ一つ、どの会場も最高のロックンロール・パーティにしなきゃなって。

tag一覧 シングル 男性ボーカル THE BAWDIES

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リリース情報

RED ROCKET SHIP

RED ROCKET SHIP

2011年10月19日

ビクターエンタテインメント

1. RED ROCKET SHIP
2. LIVE AT SHELTER 110515

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お知らせ

■ライブ情報

「LIVE THE LIFE I LOVE」TOUR 2011
2011.10.22(土) 広島 CLUB QUATTRO
2011.10.23(日) 広島 CLUB QUATTRO
2011.10.25(火) 長崎 DRUM Be-7
2011.10.27(木) 鹿児島 CAPARVO HALL
2011.10.29(土) 熊本 DRUM Be-9 V1
2011.10.31(月) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
2011.11.02(水) 神戸 WYNTERLAND
2011.11.03(祝・木) 京都 磔磔
2011.11.05(土) 大阪 堂島リバーフォーラム
2011.11.10(木) 沖縄 桜坂セントラル
2011.11.27(日) 日本武道館

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください

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