絶えず新しいことに取り組むヒルクライム、5年目の挑戦。初の両A面をドロップ!

Hilcrhyme | 2014.01.31

 Hilcrhymeが、今年メジャー・デビュー5周年を迎える。そんなアニバーサリー・イヤーの第1弾として、彼らにとって初めての両A面シングル『エール / Lost Love Song』がリリースされる。リスナーを力強く勇気づける「エール」と、ものすごく切ない恋の終わりを描いた「Lost Love Song」という、まったくタイプの違う2曲がカップリングされているこのシングルは、5年目を迎えたHilcrhymeの新たなる一歩ともいうべき作品になっている。

EMTG:今年、Hilcrhymeはメジャー・デビュー5周年を迎えます。
TOC:とにかく苛烈な5年でした(笑)。今年いちばん大きいのは9月に日本武道館でのコンサートを控えているということですね。5年経ってここまで来れたというのは自信にも繋がります。
DJ KATSU:ここまでけっこう勢いで来たなという思いがあって、5年目は切りのいい年だし、一回振り返るというか、ちょっと落ち着いて、いろいろ見直した上で武道館に挑もうかなという気持ちはあります。武道館でこれまでと同じことをやってもダメだと思うし、広くて丸い会場なので、これまでとは違う出し方を考えないといけないし、いろいろな面での見直しをする年かなって思います。
EMTG:そしてそんな5周年のスタートとして、シングル『エール / Lost Love Song』がリリースされます。
TOC:実は両A面というのは、初めてなんです。
EMTG:まずは「エール」は、どういうコンセプトで制作されたのですか?
TOC:アップ・テンポで、ライブでみんなで盛り上がれる前向きな曲、というコンセプトを最初に決めました。前シングルの「NEW DAY, NEW WORLD」は自分の内声を表現して、しかもけっこうな速さのラップの曲だったんですけど、そういう曲を出してみてわかったことがあって。それを踏まえての今回のシングルという流れになっています。
EMTG:パッと聴いたイメージとしては、すごく明るい曲だなって感じました。
TOC:そう、Hilcrhymeって明るい曲が少なくて、切ない、悲しい、マイナー調の曲が多いので(笑)。今回は明るくて、みんなが前向きになれる曲にしようと。やっぱりみんな、笑顔がいいですよね。最近本当にそう思います。いろいろな人に届く曲をシングルとして出したいなって。
EMTG:歌詞の面で、心がけたことなどはありますか?
TOC:難しいことを言わないというのと、不屈すぎないというのは心がけました。「ありきたりなことを書いて、たくさんの人に届けたいな」と。単なる天邪鬼を生み出すだけじゃ、意味がないと思ったんです。「右向け右」で、左を向くヤツって、単なる天邪鬼だと思うし、「右向け右」で、右を向くか、左を向くか、それとも真っ直ぐ向いているかを自分で決めようぜ、と。天邪鬼な人って、それがいい時もあるんですけど、寂しい時もたくさんあると思うので、そうなりすぎないように。「くじけるなよ」というのではなくて、「くじけてもやり直そうぜ」というか、「何回でもやり直せるよ」という思いが根底にあります。
EMTG:いい意味で肩に不必要な力が入っていない印象がします。
TOC:そうですね。いいことを言いたかったし、野球のトピックとかを入れたのも、みんなにわかりやすく、イメージが思い浮かべられるようにしたかったので。日本シリーズのマー君(田中将大)の、ピンチでもあえて突っ込んでいく姿を見て、この歌詞になりました(笑)。
EMTG:曲とトラックは、どのように作っていったのですか?
TOC:いつもどおり、まずKATSUくんがラフのトラックを作って、それにメロディを乗せていったんですけど、今回はアレンジャーを起用しました。そこは今までとは違うところです。アレンジャーのMine-Changは、レコード会社のスタッフの紹介だったんですけど、新しいHilcrhymeの要素が出せたと思います。
DJ KATSU:アップ・テンポで、ノリのいい、ハッピーな曲というのがテーマだったので、まずピアノにちょっとドラムを足した、ざっくりとしたトラックを作って、そこから全体的な構成やアレンジを肉付けしていく時にMine-Changのアイディアを足していきました。BPM135という、これまでにない速さですね。
EMTG:一方の「Lost Love Song」はとても悲しい恋の歌ですね。
TOC:「エール」とは違った、ドロドロした曲を書きたかったんです(笑)。今回初めて、自分で曲も歌詞も書きました。最初はできるかなと思っていたし、かなり苦労もしましたけど、いい感じにできて、カップリングの予定だったのを、アレンジが終わってから、「両A面にしませんか」って提案しました。
EMTG:かなり切ない歌詞ですね。
TOC:女性視点で、女性の言葉で、女性の気持ちになって書いてみました。こっち側のフィールドでこういうアプローチをやっている人はいないので、一回やってみたかったんです。こういう女々しい部分は自分も持っているし、女性の人たちに、「あ、わかる」って言っていただけたら幸いです。
DJ KATSU:最初にTOCが作ったトラックから聴いていて、それをアレンジャーに渡したら、見事なアレンジになって帰ってきて、そこは自分でも参考になります(笑)。TOCが最初に作ったトラックを維持しつつのアレンジだったので、「あぁ、なるほどな」と。いい曲になったと思います。
TOC:歌詞は切ないんですけど、トラックはあえてかなりグルービーなものにしています。こういう曲を歌っている人をオレは自分の周りで知らないから、新しいことがひとつできたなという思いはあります。
EMTG:「エール」とはコインの表と裏といったような感じになりましたね。
TOC:そういう意味でも、両A面にしてよかったですね。
EMTG:では今回のシングルでファンの人に伝えたい思いのようなもはありますか?
TOC:どちらも今までにない新しい曲だと思うので、「今度はこんなのができたよ」という感じで、ぜひみんなに聴いてもらいたいです。
DJ KATSU:特に「エール」は部活をやってる少年少女たちに聴いてもらって、励みになれたらいいですね。ライブでは若いファンの人も増えてきたので、これまでのファンの人はもちろん、もっと若い子たちにも聴いてもらいたいです。
TOC:このシングルの初回限定盤(初回プレス)には、握手券が付いているんです。春のツアーの時にライブの後に握手会をします。Hilcrhymeのような音楽をやっているアーティストでそういうことをやった人はいないと思うし、たぶんそれに否定的な意見を持つ人もいるだろうけど、ファンの人が喜んでくれるのはいいことだし、オレらもファンの人と触れあうのは楽しいことだし、「マイナス要素は何もないんじゃないか」って2人で話しました。そういうことも含めて、常に新しいことに挑戦していきたいですね。
DJ KATSU:新しい曲も増えて、ライブも新しいものになると思うので、これまで僕らのライブに来たことのない方にもぜひ来てもらって体感してもらいたいです。

【取材・文:熊谷美広】

tag一覧 シングル 男性ボーカル Hilcrhyme

リリース情報

エール / Lost love song【初回生産限定盤】

エール / Lost love song【初回生産限定盤】

2014年01月29日

ユニバーサル J

[CD]
1. エール
2. Lost love song
[DVD]
01. エール(Music Video)
02. Back Stage of 「Hilcrhyme TOUR NDNW -NEW DAY,NEW WORLD-」at愛知県芸術劇場

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●DJ KATSU
スタッドレス・タイヤ

ここ数年、降雪の波が激しくて、降らないときはとことん降らないし、10月の終わりくらいに降ったかと思ったら、結局ピークの時に降らなかったりと、あまり予測がつかないんですね。だから降雪情報は日常的に検索していますね。スタッドレス・タイヤは、去年買ったんですけど、最近タイヤの進化がすごくて毎年新しくなっているので、「新作出てるかな?」って(笑)。

●TOC
魔法少女まどか☆マギカ

ぼくの周りがみんなハマってて、みんなにいいって勧められるから、最近、手を出し始めてます。まだ2話ぐらいまでしか観ていないですけど、今のところは、あまりよくわかっていないです(笑)。


■ライブ情報

Hilcrhyme TOUR 2014
2014/4/06(日)埼玉・戸田市文化会館
2014/4/12(土)静岡・静岡市民文化会館 中ホール
2014/4/13(日)栃木・栃木県総合文化センター
2014/4/19(土)京都・KBSホール
2014/4/25(金)長野・ホクト文化ホール・中ホール(長野県県民文化会館)
2014/4/26(土)愛知・日本特殊陶業市民会館・フォレストホール(名古屋市民会館)
2014/4/29(火・祝)宮城・仙台電力ホール
2014/5/03(土・祝)福岡・Zepp Fukuoka
2014/5/05(月・祝)広島・CLUB QUATTRO
2014/5/06(火・祝)岡山・岡山市民会館
2014/5/09(金)東京・TOKYO DOME CITY HALL
2014/5/18(日)北海道・Zepp Sapporo
2014/5/24(土)大阪・オリックス劇場
2014/5/25(日)香川・高松オリーブホール
2014/5/27(火)新潟・新潟県民会館
2014/9/06(土)日本武道館公演

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

オフィシャルファンクラブ
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